雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

自民党を支持している人の危機管理と、支持していない人の危機管理の姿勢について

どうも、今回人生初☆はてな村参加を果たしたhedgehogxです。

 

あらすじ

自民党を支持する奴はばーかばーか、みたいな記事を書いたらid:pompompontaさんが構ってくれたのでお返事です。これが噂に聞く手斧の投げあいってやつですか?とっても楽しいですありがとう。

 

論点の整理

一連の私の記事は、とても乱暴で分かりにくく書いているので改めましてもう一度論点の整理をば。

  1. 自民党の経済政策の是非
  2. 自民党改憲草案の是非
  3. そもそも自民党が勝ったら改憲するんか?

のだいたい三つですね。

1.自民党の経済政策の是非

について。

けっこういい感じなんじゃないでしょうか。よく知らないけど。という軽いノリです。

野党に比べればよっぽどまともだな、って思う。だから改憲のことがなければ私も自民を支持していたと思います。改憲草案が発表される前は、最近自民寡占状態なのでここらでちょっとここらで野党に入れるという人もいるのかもな、という予測をする程度でした。

2.自民党改憲草案の是非

おそらく、論点はこれかと思われます。

この項では改憲草案がまるっと通ったらという前提で書きます。まるっと通るわけないよねhedgehogxは何妄想してんの、というのは次項で扱います。

 

そして

  • 私は自民党草案がまるっと通ったら民主国家は終わると思った。
  • pompompontaさんを含む民主党を支持する多数派は民主党草案が通っても民主国家は終わらないと思った。

これに関しては、まずお互い民主党草案をじっくり読むというのが大前提。pompompomtaさんが読んでないとかではないですよ!でもよく読みもせずに批判する人も多いですから。

そして、97条削除や国民の義務の追加、公の秩序という文言に対してどう解釈したか、が一番の食い違いかと。

hedgehogxの改憲に関する見解

私はこれに関して、ああ日本終わったナチ再来だなと思いました。

なぜなら私は憲法を後ろ盾にしてとある圧力ともめたりしているからです(そんなヤクザなものではありませんが)そして弁護士とも今後の身の振り方について相談しました。そしてもし自民党草案がまるっと通ったら人権は旧帝国やナチスドイツレベルまで後退する、ちんたら裁判とかしている場合ではなく憲兵に捕まることだってありえるという回答でした。

これはネットで意見を書いている文筆業弁護士ではなく、顧問弁護士としてクライアントを勝たせて食っている弁護士がクライアントに対して回答した内容です。

  • 支持政党とか関係なく私が勝たなければ彼らも食いっぱぐれます。
  • 隙あらば自由を奪いたがる勢力の恐ろしさも多少ですが肌で知っています。
  • そして法律や憲法は日常会話と全然違って単語一つ一つが恐ろしいほど正確な意味を持ち、たとえば『公共の福祉』と『公の秩序』は全く違うものとして扱われるということを知っています。法律の文言が「だ」なのか「である」なのか、それだけで勝ち負けが決まってしまうくらいに、この業界の言葉は重い、らしいです。
  • そして私は共に戦ってきた仲間として彼らを信頼します。

その前提において、私は日本は終わると判断しました。

だから今の自民党には切実に勝たないでほしい。できれば亡命なんて面倒なことしたくないし拷問とかもっと嫌。

 

pompompomtaさんの見解の想像

そしてこちらは想像ですが、pompompomtaさんは自民党草案を私とは違う読み方をしたのではないでしょうか?ちょっと文章が変わるだけで中身はかわんないし憲兵復活とかありえないじゃん妄想じゃん、というような。

自民党の公約に基本的人権の削除は謳われていない。

とおっしゃられていますが、それは私も知っています。ただ、自民党基本的人権の本質である天賦人権説を削除する草案を書いています。自民党草案における『基本的人権』とは、『基本的人権(ただし国家が許可したものだけ)』という意味に変質します。国にとって都合の悪いものは合法的に取り締まることができてしまって、憲法と言う最後の後ろ盾を失った一個人はとうてい国家と渡り合えません。*1公約には書いていないかもしれませんが、天賦人権説の削除が改憲草案には明示されています。自民党員も自民党は天賦人権説を否定すると明言しています。

 

それでも、憲法が変わるということの重みを実感できないのであれば、それは私とあなたの積み上げてきた経験の違いです。

ドリアンらしきものは果たしてドリアンそのものか

私はドリアンの写真を見ても派手な果物だなとしか思わないけど、東南アジア帰りの友人はドリアンの写真をみるだけで全身が臭くなる、と言います。(レモンを見ると唾液が出るみたいなものらしいです)

今回で例えると、私はドリアンを知っていて、あなたはドリアンを知らない。そして、自民党草案という「ドリアンの写真らしきもの」をみて私は臭くなるし、あなたは臭くならない。

そしてここで大事なことはドリアンが臭いか臭くないかではなくて、「自民党草案=ドリアンの写真らしきもの」が果たして本当にドリアンなのかは現時点では誰にも分からないということです。自民党草案がまるっと通ってもしれっと日本は民主国家かもしれないし、そもそも民主党草案自体まるっと通るということが考えにくいですし。それは後世の歴史家が決めることでしょう。

 

これまでだって色々あったけどなんだかんだで平和だったのだからこれからだってなんだかんだで平和である可能性に賭けるほうが分がいい、というのは分かります。私もそうなることを祈っています。私は賭け師ですが千里眼ではないので、勝つことも負けることもあります。今回の件に関しては、全部私の妄想で、私の買った馬券が全て外れればそれに越したことはありません。

ですが私は賭け師なので、よりリスクが低いほうに賭けます。今回なら反自民です。もちろん、全員が賭け師である必要はありません。先祖代々同じことをしてきたから自分も同じことを繰り返すという農耕民族の在り方も一つ手堅い選択であろうと想像します。

 

追記。もしかしたらこういうことかもしれないという仮説を立てたので一応。

 

hedgehogx.hatenablog.com

 

 

 

そして残り

3.そもそも自民党が勝ったら改憲するんか?

これは多分するかもしれませんね。ただし、ご指摘の通り自民党草案がまるっと通ることはないでしょう。そこまで国民は馬鹿ではないと思いたい。

 

 

おへんじ。

あとはお返事をちょっとだけ。と最後にいただいた3つの質問へのお返事を。

いま日本で1番大事なことは経済と認識しております。次に安全保障でしょう。

 というあなたの考え方、個人的には平和で好きです。きっと撲殺されかけたりしたことないんだろうなぁと勝手ながら想像しています。

ぼく子どもいるんですよね。将来子どもたちが困窮しないようにしてほしいわけですよ。

 私もです。奇遇ですね。困窮ももちろんですが、将来子供達が殺されないようにしてほしいです。

ぼくは来年就職するために勉強しておりまして、そのときに景気が悪化しているのは困るんです。

 ああぁ、これだぁ!

ごめん私景気が悪化とか全然気にしてない。なんていうと勝ち組自慢みたいに思われるかもしれないけど、そういうんじゃなくて景気云々より実力重視な現場だから。ほんと厳しいから。まじで干からびそう(泣)さらに言えばサラリーマンじゃないから。安定サラリー超うらやましい。雇用問題とか全然実感ない。

この点に関しては、おそらくあなたはドリアンを知っていて、私はドリアンを知らなくて、アベノミクスというドリアン的な写真を見てあなたは臭いと思って私はわけがわからないと思ってるんでしょうねきっと。

 

 国会でできるのは憲法改正の発議ですよ?フザけた改正案を通すほど日本国民はアホだと?どうしてそこまで上から目線で日本国民を断ずることができるのですか?

 断罪ではなくてですね、私は賭け師なので可能性がある事柄は全て考慮するのです。賭け師は性悪説でなければ生き残れません。決め付けているのではなくてそういう可能性がある以上リスクは回避したいのです。

ヤクザな場所で法律と憲法を武器に戦っておられるそうですから、大層な知識と教養をお持ちなのだと思いますが、煽るにしても安直すぎます。

 大層な知識に関してはプロにお任せしています。私にあるのは肌感覚だけです。ですがお褒めいただきありがとうございます。そして文中に記載したとおり、前回の記事は非常に安直に煽りました。正直に打ち明けますと、煽りは商売の基礎ですので、ちょっとこういう場で練習してみたくて。

人権の制限で医療費問題も一挙解決、公の秩序に反する言説は封殺できるというのも現代を生きる日本人の発言と信じたくないですね。20世紀初頭ならいざしらず、あなたのおっしゃることを日本が今後実施したとして国際社会からの批判は免れられないでしょう。日本国として何ら利益がありません。

 だから、そういう信じたくない草案を自民党が書いちゃってるんだってば。なんでそんなことをしたのかは私は政治家ではないので知りません。政治家の金銭ルートも知りません。そして私は賭け師なので(略)逆に、pompompontaさんはよくご存知なのですね。政治家の情報を握ってるなんていいなあ。そのコネちょっとわけてください。

 

 

というわけで、pompompomtaさんが私に言いたいことへのコメントでしめくくりたいと思います。

自民党の公約に基本的人権の削除は謳われていない。

→公約にはね。でも改憲草案に書いてある。

そもそもぼくにとって憲法改正は今回の最重要争点ではない。

→あなたのその感性が維持できる平和な日本であり続けることを祈ります。

あなたのおっしゃっていることは妄想の域を出ていない。

→賭け師は全てのリスクを考慮しますので少しでも現実可能性があるのなら妄想レベルでも考慮します。

 

 

 

多分、確率1%くらいの妄想レベルの、でももし起きちゃったらすごく大変な出来事に対する構え方の違いが両者の違いではないでしょうか。私は可能性があるならゾンビ襲撃だろうと宇宙人到来だろうと備えます。ただし、それらが起こらなかった場合も並立してそなえつつ。コウモリ人生なんで。

確率99%に全力で乗っかるpompompomtaさんみたいな人が日本の礎を作っているのだろうと思うと尊敬の念に耐えません。勝ち続けている内は、有利でしょう。そしてここ3世代くらい日本人はその戦法で勝ち続けています。だからあと数世代はイケるかもしれません。

 

 

 

あ、そうだ!

お馬鹿さん表記について。

非常にハイコンテクストで恐縮なのですが、馬鹿とか脳みそメロンパンとかゴミとか低脳とか単細胞という表現は当ブログでは「多数派に器用に乗っかることのできる人」という意味で使用しています。そして天才とかキチガイというのは「多数派に乗っかれない人」という意味です。

今回、おそらく多くの人に読まれるであろう記事の中で自分ルールを適用してしまったことは私のミスです。pompompomtaさんがお馬鹿さん(※ただし当ブログ内での)でよかったです。広い心でスルーしていただきありがとうございました。

 

めちゃくちゃ長くなってしまいましたが、pompompomtaさんとご家族の平和をお祈りしています!

 

*1:まさかとは思いますが、 97条と11条なんてほとんど変わらないじゃん、というのであれば法律をもう一度勉強されたほうがよろしいかと。