雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

統合失調症の本当の原因とか考えてみた

統合失調症というのはなんかもう社会の都合の悪い部分のゴミ箱みたいな使い方をされている便利な病名になっているけど実際のところどうなの、というのを素人がふんわりと考察してみようと思う。解説じゃなくて考察。

あと、ちゃんと薬は飲みましょう。この文章は投薬や医療を否定するものではありません。 薬まじ大事。

 

追記 妄想ってなんなのかがんばって解説してみたりしたやつ

 

hedgehogx.hatenablog.com

 

 

 なんか電波な考察になったのがこちら。

hedgehogx.hatenablog.com

 

 

まず、ざっくりと思考の補助線を引いてみる。

 

第一に、残念ながら医学はまだ脳みそや精神についてほとんど何も分かっていない。よって、現在あたかも事実のように語られている病名や発生機序はぶっちゃけ全てあてずっぽうにすぎない。あてずっぽうと言ってもそれなりの経験則に裏づけされているので現場ではそれなりに役に立つが、根本的な原因を考えるときにはてんで役に立たない。

 

第二に、統合失調症って本来は、なんも外的要因が無いのに突然わけのわかんないことを言い出す脳みそのバグみたいな定義だと思う。分類としては脳卒中とかてんかん発作みたいなもん。そりゃてんかん発作だってストレスが影響する部分もあるけど、基本的にはてんかん発作が起こったから失神するのであって朝ごはんに食べたものが悪かったとか親の育て方が悪かったとかそういうのは関係ないと定義されている。

これまでマトモに生活してきた普通の人が、なんの原因もきっかけもなく突然、謎の集団ストーカーに狙われたり脳内の会話を盗聴されたりしているような気分になってしまう。というのが多分現代医学が想定している統合失調症だ。

現代医学が精神について未だ何も分かっていないということをあわせて考えると、統合失調症が脳みそのバグという現段階での仮説が正しいか間違っているのかは誰にも分からない。

 

第三に、医学的に想定されている統合失調症は脳みそのバグなのに、現実に診断を受けている患者の多くはおそらく外的要因によって発症している。

もしかしたら患者の中の何割かは純粋な脳みそのバグが原因で発症しているのかもしれないが、多大なストレスを処理する一つの手段として統合失調症様症状を選択している患者は多い。正確な統計はとりようが無いし私が接してきた母集団が少なすぎるから確定はできないが、統合失調症の発症要因として職場や家庭の過大なストレスを上げる医師は多い。

つまり、同じ統合失調症という病名をつけられていたとしても、私とあなたの病気は全く、それこそ胃ガンと胃潰瘍くらい違う可能性が高い。

 

 

第四に、精神薬は副作用が強すぎる。

病気だから薬を飲んだのか、薬を飲んだから病気になったのか分からない。

たしかに薬が必要な状況もあるだろうけど、不要な薬を飲んだばっかりに人生が狂ってしまった人もいる。ま、たいしたことない症状で病院に行って医師に言われるままに処方される薬を飲んで安心している医療妄信者だったら同情するだけ無駄だけど。

 

 

てことで、統合失調症というゴミ溜めみたいな病名をとりあえずざっくりと「脳みそのバグによって起こる本態性統合失調症」と「抗ストレス反応のひとつとしての統合失調様症状」に分けてみてそれぞれ考えてみるといいんじゃないかな、てところでした。

ジェンダー論における男と女の区別みたいに、多分これ最終的に両者の境界線が曖昧になるんだろうけどとりあえず議論の出発点としてはこれくらい乱暴な区分けを想定してみるのもいいんじゃないかと思う。

 

 

てことで、脳みそのバグによって起こる本態性統合失調症、に関しては正直私はよくわかんない。ていうかそんな人ほんとにいるの?MRIやCTの発達したこのご時勢、画像所見に現れない脳みその大規模なバグなんてありえるの?しかもてんかん認知症と違って統合失調症の妄想ってわりと画一的じゃん。全員同一の症状が出ているのに画像に表れないってどういうこと。脳の器質的な変性じゃなくてもっと画像に表れにくい伝達物質とかそういう類の疾患なのかな。でもそれにしては症状が複雑じゃね、伝達物質の異常によって起こる疾患ってもっとなんていうか、がーっと興奮するとか逆にぐったり動けなくなるとかそういう単純なものが多くね?

とかなんとか、やたらに懐疑的になってしまうのは私が本態性統合失調症の人に会ったことがないからだと思う。宇宙人ってほんとにいるの?くらい稚拙なレベルで信じられない。そして本態性統合失調症というものが存在することで得をする、あるいは精神の安定を得る人たちが結構な割合でいることを考えると、はたして本態性統合失調症というのが実際に存在するのかどうかというのは病理学ではなく社会学分野の問題になってくる。そもそも前提1「現代医学は精神疾患についてほとんど何も分かっていない」のだから、仮定にすぎない病名をあたかも確立されたもののように扱うことは何らかの意図がある。

でもまぁ私の勝手な感想はどうでもよくて、本態性統合失調症の人は自分に合った薬を見つけて症状を抑えつつ楽しく生きていってほしい。

 

 

そんでもって、抗ストレス反応としての統合失調様症状のほう。

なんかこれ、どうすればいいのかなっていうのをずっと考えている。

統合失調症様症状を呈するというのは、ストレスへの対処法としてはハイリスクでたいていの場合はローリターンだがそれでも選択せざるをえない状況というのは確かにある。そんな時「あなたは病気ではない、ただ目の前の問題から逃げているだけ」と言うのはとっても残酷だ。ていうかそもそも、関係から生じる病は病気になった本人の問題というよりは他者の問題を肩代わりしているだけだし。でもそのあたりの問題はどうやら頭の悪い人達には理解しがたいみたいだし。

だったら『本態性統合失調症』という現時点では幻想でしかない病気があたかも確実に存在しているかのように振る舞い「あなたは病気だ、だからあなたは何も悪くない」と言ってあげるのも有効な妥協案であり親切心なのかもしれない。

でもそこで前提4「精神病薬は副作用が強すぎる」がひっかかってきて、「病気だからとりあえず薬飲め」がさらに状況を悪化させたりするからねぇ。でもだからって薬を否定するわけじゃないけど、ああもうどうすればいいのかな。