雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

クレームに対処するとき、クレーマーが馬鹿であることを考慮する作戦

私の個人事業の場合にはクレーマーはスルースキル全開で即時強制解決するんだけど共同事業の場合はわけわかんない対策会議とか超めんどい。昼寝したい。

 

頭悪い人たちは「九九くらい覚えろよバーカ」と「九九なんて覚えても意味無い」の区別がついていない。

「九九くらい覚えろよバーカ」というクレームは分かりやすいし対処もできる。だってそれは私に対してのクレームで、私が九九を覚えるか、「じゃあ私じゃなくて九九を覚えてる人のところに行ってください」って言えばいい。

だけど「九九なんて覚えても意味無い」タイプのクレームはこれ私にはどうしようもない。「はいそうですか、あなたは九九を無意味だと考えるのですね。だけど私は数学において九九は絶対必須の超重要な概念だと考えています」って言う以外何もできない。

これがさ、カレーにおけるニンジンの存在意義についてとかなら「カレーにはニンジンが必須だと思う」vs「カレーにニンジンなんていらない」で議論もできるけど、数学における九九はどう考えても絶対必須じゃん。議論の余地無いじゃん。どーーしてそんなところでクレームつけるかな頭おかしいのかな。

 

て、若い頃は不思議でしょうがなかったんだけど、今なら分かる。

「九九なんか覚えても意味無い」ってクレームつけてる人は九九の意味についてなんてどうでもよくてただ自尊心を守るためにめちゃくちゃな難癖をつけているだけだ。

今の私は、劣った人は優れた人を見るだけで勝手に傷ついて勝手に怒り出す性質を持つことを知っている。劣等感を持つ人にとっては、優れた人はただ存在しているだけで問答無用でギルティらしい。

だから彼らに対する正しい対処法は、足し算引き算レベルのアホみたいに簡単なことをさも難しいことのようにラッピングして提供し「わーよくできまちたねー。しゅごいでつねーー」とおだてることだ。

 

ま、私だったらそんな接待嫌だからスルーするんだけどさ、今回のスポンサーは馬鹿を相手に商売したいらしくて意味わかんない会議とか延々やってるんだけどいかんせん「九九なんて意味無い」という自尊心を守るための馬鹿げたクレームを「九九くらい覚えろよバーカ」と混同していて、私に対して顧客の要望に応えて九九を覚えろとか明後日なことを言ってくる。九九くらい完全暗記してるっつーの。

 

馬鹿なクレーマーの言いなりになると馬鹿は怨霊に進化する。

私が九九を披露しようと円周率を何万桁も暗唱しようとクレーマーは満足せずさらなるモンスターと化す。だって、彼らのクレームにキメ細やかに対処するというのは彼らの自尊心を丁寧に一つ一つ踏みにじっていくことだから。「九九なんて意味無い」と言う彼らは私が「九九なんて難ちくてできないでちゅー」と泣きべそをかくことを望んでいる。

そのあたりの構造が分からないとクレームは増え続けて凶悪化してくだけなんだけどなぁ、とかつて会社をクレーマーに食いつぶされた私なんかは思うんだけど、こういうのってやっぱ自分で体験してみないと理解できないのかもしれない。

 

おもてなしの心だとか真心だとかいうきれいごとはよく聞くけど、こういう下衆い裏事情ってなかなか情報共有されなくて、おそらく全員が同じ問題に直面しているんだろうに個々に孤立奮闘してて無駄が多すぎると思う。

 

 

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