雑記帳

チラ裏なつぶやき。鬱々しい。

山口敬之氏を準強姦罪疑惑で伊織氏が告発した件、分かっていること分かっていないことをまとめてみた

ジャーナリストの山口敬之氏が女性を泥酔あるいはドラックで昏睡させ強姦に及んだにも関わらず、不起訴となったのは不当としてジャーナリストの伊織氏が検察審査会に審査を申し立て記者会見を行った、という今回の件について様々な憶測が飛び交っているので問題点を整理してみた。

 

大まかなまとめ

長くなったので、まとめます。

  • 逮捕状が出たのに逮捕されなかったという今回の件は異例。

つまり、なぜそのようなイレギュラーが起こったのかが疑問点です。

 

前提知識

普通の刑事事件のおおまかな流れを調べました(間違ってたら教えてください)

 捜査→逮捕状逮捕→起訴→裁判→有罪or無罪

  • 逮捕状交付されるとほぼ逮捕確定(普通なら)
  • 逮捕の時点では有罪or無罪は決まってない

裁判で無罪になったのだから山口氏は無罪、と誤解している人もいるかもしれません。

『逮捕』『起訴』『有罪』の3つは別物です。

  • 逮捕状が交付されない→逮捕されない:問題なし
  • 逮捕状交付→逮捕→不起訴:問題なし
  • 逮捕状交付→逮捕→起訴→裁判→無罪:問題なし

しかし、今回は

  • 逮捕状交付→逮捕されていない→なぜ??

というイレギュラーが問題点です。

参照:http://akafuchi-law.com/tx/312.html

 

この記事の前提

  • 書いた人は法律素人。
  • ソースはネット。
  • よって間違っている点は指摘してください。
  • 書いたのは2017年5月31日。6月2日更新。随時更新予定。
  • 総理の関与など様々な憶測があるが、憶測はあくまで憶測として可能な限り客観的視点を維持するよう努力した。

 

更新履歴

6月1日 逮捕状撤回は異例 を追加。

 

 

山口敬之氏準強姦罪疑惑についてまとめ

 

1 現時点で確定していると思われること

  • 伊織氏が山口敬之氏を告訴
  • 山口敬之氏に対して逮捕状が発行される
  • 山口敬之氏不起訴処分

ソース:逮捕状発行も直前に逮捕取りやめ/女性が経緯説明 - 社会 : 日刊スポーツ

これらはしっかり書類の残る事柄なので間違いないところなのだろうと思われる。「実は告訴してません」「実は逮捕状出てませんでした」レベルで裏づけが無いのであればそれはもはや報道ではなく妄想だ。

 

2 事実である可能性の高いこと

 

これは本来裁判で決めることだろうから現時点ではあくまで憶測にすぎないが「普通に考えて事実だろ」という事柄

15年4月3日に山口敬之氏が伊織氏と性行為に及んだこと

警察の捜査によって、タクシー運転手や、ホテルのベルボーイ、ホテルセキュリティーカメラ映像、下着から採取したDNA片の鑑定結果などの証拠が揃い

「私はレイプされた」。著名ジャーナリストからの被害を、女性が実名で告白 (BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース

ここまで状況証拠がそろっているなら性行為には及んでいるのだろうと思う。(だれか似たような事件の判例を調べてくれ)

その時、伊織氏の意識が混濁していたこと

当日の伊織氏は意識混濁状態だった。

タクシーで吐く、引きずられないと動けないなど相当具合が悪い状態だったようだ。

(ホテルに着いても)なかなか降りず、結局は抱きかかえて降ろされていた。(後部座席が)汚れているんじゃないかと見たら、後ろのマットに吐瀉物が。消化されない状態でドバッと、お鮨の臭いがして。そんなに未消化で残るのって珍しいなと思ったものです」

〈あなたのような素敵な女性が半裸で…〉山口敬之が被害女性に宛てた弁明メール 安倍総理ベッタリ記者の準強姦逮捕状 | デイリー新潮

「山口がタクシーから降りて、ちょっと時間が経ち、中から彼女を引きずり出すシーンと2人がロビーを通過していく場面です。山口が抱きかかえる感じで、彼女の身体が曲がっているというか、力が全く入っていないのを引きずって行くように。私はそんな彼女を一度も見たことがありません」

〈あなたのような素敵な女性が半裸で…〉山口敬之が被害女性に宛てた弁明メール 安倍総理ベッタリ記者の準強姦逮捕状 | デイリー新潮

 伊織氏は混濁した意識でもホテルに行きたくない意思を示していたこと

(女性から)“近くの駅で降ろしてくれ”って言われたんです。で、降りるのはどの辺にしますかと聞いたら、男の人が“とりあえず駅はあれだからホテル行って。都ホテル”と。

〈あなたのような素敵な女性が半裸で…〉山口敬之が被害女性に宛てた弁明メール 安倍総理ベッタリ記者の準強姦逮捕状 | デイリー新潮

山口敬之氏の証言とホテル従業員の証言が食い違うこと

山口氏

私は(中略)別のベッドで寝ました

従業員

客室に2つあったベッドのうち1つしか使われた形跡がなかった。しかも、そのベッドには血痕がついていた

〈あなたのような素敵な女性が半裸で…〉山口敬之が被害女性に宛てた弁明メール 安倍総理ベッタリ記者の準強姦逮捕状 | デイリー新潮

 

つまり、山口氏は泥酔状態の女性をホテルにつれこんで性行為に及んだわけで、たとえ女性のほうから誘ってきたと仮定しても、道義的に許されることではない。

 そしてホテル従業員の話が正しければ、山口氏はなぜ嘘をついたのか理由を説明していない。ホテル従業員には嘘をつくメリットが無い。

 

警視庁刑事部長が逮捕を取りやめたこと

警視庁刑事部長(当時)だった中村格氏の判断で逮捕をとりやめとなった。

〈あなたのような素敵な女性が半裸で…〉山口敬之が被害女性に宛てた弁明メール 安倍総理ベッタリ記者の準強姦逮捕状 | デイリー新潮

中村氏にはどういう判断でとりやめとしたたか、きちんと説明する必要があるだろう。

 

逮捕状が出たのに逮捕とりやめは異例 NEW

元警視庁警察官の吉川祐二氏によると

所轄(高輪署)が逮捕状を出したのに警視庁が捜査を止めた事は異例

だそうです。

詩織さん事件 山口敬之の不起訴処分は異例? - ホリコミ

異例にもかかわらず、警視庁刑事部長の中村氏はなぜ取りやめた根拠をきっちり説明する必要があります。

 

山口敬之氏は不倫していること

伊織氏との性行為が完全に合意のものであったと仮定しても、不倫ではある。そしてこの国では不倫は社会的制裁を受けるのに、なぜ言及されないのか不思議。

 

もしかしたら事実かもしれないこと

警察が伊織氏に示談を迫り弁護士事務所まで連れて行ったこと

これが本当であれば、民事不介入に反する大問題なのだそうです。弁護士の三浦氏は自身のブログにて『少なくとも私の業務上見聞きした範囲では存在しなかったし、存在すべきだとも思わない。』と書いている。

そして警察の身内に不利になる事件で、警察がそのような揉み消しを行ったレアケースを知っている弁護士のツイートが上げられていました。

 

 警察が被害者に示談を勧めて弁護士の事務所に連れて行くことは普通はない - 弁護士三浦義隆のブログ

警察が身内の不祥事をもみ消すというのも衝撃ですが、今回身内の不祥事でもないのになぜ揉み消そうとしたのか分からない。 

 

 

捜査員が「上からの指示があり、逮捕できなかった」と発言したこと

伊織氏の発言のみがソースであり録音データなどがあるわけではないので、これが事実かどうかちょっと分かりません。

もし本当だとすれば、逮捕できなかった理由が証拠不十分などではなく、『上からの指示』であればもうこの国は法治国家ではありません。

「私はレイプされた」。著名ジャーナリストからの被害を、女性が実名で告白 (BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース

 

ここまでのまとめ

各メディアが真実を報道している、かつ、目撃者が真実を言っているのであれば

  • 山口敬之氏は嘔吐し歩けないほどの意識混濁状態である伊織氏をホテルにつれこみ性行為を行った

件についてはおそらく事実。

 

 

 

現時点で最大の論点と私の考察

 

山口氏が有罪かどうかは社会的意義はいろいろあれど、関係者でない我々にとっては関係のないところ。出歯亀根性はよくない。

なので今回の件について我々が問題にすべきは、公正な手続きが行われていたかどうかという一点に尽きます。

この件に関し、安部首相やTBSといった権力の関与が噂されていますが、それ以前に「こういったケースは普通に起こりえるのか」という大前提がよく分からなければ何も議論できません。

 

 

 

逮捕状が出てからの撤回はありえるのか

これも過去に似たような事例があるかどうかを調べればいいだけなので、簡単に統計とか出てきそう。だれかやってください。

警視庁警察官によるとこういうことは異例で、普通はありえないそうです。

詩織さん事件 山口敬之の不起訴処分は異例? - ホリコミ

 

普通はありえないことがなぜ起こったのか理由がきっちり説明されなければ、ありえない揉み消しを行った黒幕がいるのでは?というのも考えていかなければいけません。

 

 

不起訴処分は妥当か

このような(泥酔orレイプドラック使用?での性行為)という状況が揃っている中で普通は不起訴処分になるものなのだろうか。というのが現時点で最も重要な点だ。

だがこれに関しては似たような事例の判例を調べれば結構簡単に明らかになるのではないかと思う。やり方知らないので誰かやってください。

 

これは私の感覚だが、直前まで自分で歩けないほど意識が混濁している人が急に元気になって誘ってくるというのはありえないと思う。

これが成立するなら泥酔状態の人を密室で強姦し、相手から誘ってきたと 主張すれば無罪となる。つまり、衆人環視のもと強姦を行わないかぎり無罪だ。警視庁刑事部長(当時)だった中村格氏は、いったいどういう判断基準でこれを検挙しないことにしたのかきっちり説明してほしい。

 

 

 

 

以上、できるだけ憶測や感情を交えずにまとめてみた。

 

以下、感想。

 

もしこれが不起訴(=検討する意味が無いくらい明確にホワイト)とされるなら、『酔いつぶれたら強姦されて当然』となるわけで、そんな理屈が通用するのはおかしくないですか。

裁判で無罪(=怪しいからみんなでよーく考えたけど、どうも犯罪ってほどじゃないみたい)であればともかく、有罪かどうかを警察だけで判断していいほどホワイトな案件ではない。

 

女性が泥酔する権利と、男性が強姦する権利、どちらを尊重するべきかは明らかです。

 

密室で性行為を行う以上「相手が誘ってきた」とか水掛け論にしかならないので、これを機に、酔った女性と(たとえ女性が誘ってきたとしても)性行為に及ぶと有罪になる可能性が高いという判例を作り、酔った女性とセックスしないというのが痴漢に間違われないために電車ではつり革を持つ、くらいのライフハックとして広まってほしい。

 

 

 

 あと、はてなさんサイドでまとめてくれるページがあるらしいので貼ってみた。

はてなブックマークの仕組みをよく知らないので、どういうロジックでまとめてくれてるのかは知りません。

b.hatena.ne.jp