このタイミングでくるオファーなんかどうせ詐欺まがいだろなと思いつつ一度会ってみたら案の定詐欺だった。
具体的な会社名称は避けますが、『恒星やコンパクト星、ガス状の星間物質や宇宙塵、そして重要な働きをするが正体が詳しく分かっていない暗黒物質(ダークマター)などが重力によって拘束された巨大な天体(wikiより)』というコスモを感じるブックスな出版社から来た話です。まぁ聞くところによると他の出版社も同じようなものらしいですね。文庫本図書館に入れるな騒動など見るにつけても、もはや出版社は読者に情報を提供するという存在意義を自ら手放したのでしょうね。
出版社側の事前説明
「hedgehogx様の発信している情報は価値が高いのでぜひ出版させてください。流通と製造コストは弊社で負担しますのでhedgehogx様は構成デザイン費のみご負担ください」
だそうで、ここまででだいたいオチは見えてたんだけどためしに一度会ってみた。
まず、これまでの出版実績なるものを見せられる。軒並みアマゾンランキング一位を取っててドラマ化されたものもあるとか説明されるけどもそれみんな読者登録数万人単位のパワーブロガーだよね。私が本出してそこまで売れるとかないわー。
そんで『流通と出版コストは弊社負担です』とか言うからせめて初版千部くらい刷って書店流通くらいさせんの?と思ったらアマゾンに出品するだけだってさ(@°▽°@)しかもオンデマンドだから在庫コストゼロだそうでww
流通と出版コストゼロやん。
でもまぁプロの編集者入ってデザインもしてくれるならお値段次第ではワンチャンあるかもと思ったけど「誤字脱字以外修正しません。先生の思ったように書いてください、資料集めもレイアウトも全部先生がやってください」だそうで。まぁ校正や表紙デザインにもコストかかるもんね、5万くらいかな?と思ったらまさかの60万だってさ。
ない。ないわーーー。
だって校正2万デザイン3万アマゾン出店代100円やろ?
在庫リスクなしで売れたら売れただけ儲かるんやろ?
そんで著者から60万ふんだくるとか、それもう本売る気ないよねww
出版社サイドとしては私から60万せしめた時点でもう利益確定してるんで、雀の涙程度の売り上げのために編集やら宣伝やらやったらやっただけ損だよね。お互いの時間の節約のために、弊社は著者から金を巻き上げるビジネスモデルですって正直に言えばいいのに。
だったら自分で本出してアマゾンとキンドルに出品して60万でがっつり宣伝するわ。
明確に詐欺、ではないけどまぁ限りなく詐欺に近いな。
たぶん本に過剰な憧れを抱いている老害を慰撫するビジネスなのだろう。
世の中にはいろんな悪徳ビジネスがあることがわかってよい勉強になりました。私も一応悪徳業者を自称してるんで非常に参考になった。