解離性同一性障害だの統合失調症だの摂食障害だの発達障害だのこれまでいろいろ言われてきたけどしっくりきたものがない。私がその病名を名乗るのはほんとにその病名に当てはまる人に対する偏見を強めてしまうのではないかという危惧もあったりする。
そんな中、これだけは自信を持って言えるぞというのが身体表現性障害です。
医学と人体をガン無視した理不尽すぎる症状の数々は、ほんともうちょっとまじわけわかんない。
とりあえず私の場合、足首が動かなくなる。よくわかんないけどとにかく動かない。
足首というのは単体で動かす筋肉や神経はついていなくて、足首を動かすと必ず膝とか足の指とかも動くようにできている。つまり足首が動かない場合は膝や足の指にも何らかの障害が出ていないといけないんだけどそういうのは一切無いという、人類の構造をナメくさったなんちゃって麻痺になる。なんなのその麻痺(笑)みたいなノリのやつは。当然神経系や靭帯などの損傷も一切ない。なのに足首だけが動かない。
なんなの!ほんと意味わかんなすぎて超腹立つんだけど!
そして、この麻痺(仮)は関節位置覚の消失なのではないかという仮説を得ました。
毎回狙ったように超忙しいときになる(というか、忙しいからこそ症状が出るというのが正しい)ので適当にテーピングで固定して放置してたんだけど、この間ちょっとしっかり麻痺()に向き合ってみたところ、筋肉や関節や神経系には憎たらしいほど問題なかった。あと触覚にも問題なかった。
でも関節の位置感覚がなくなっていて、今自分の足首がどれくらい曲がっているかが感覚的に分からない状態になってた。目で足の位置を確認すれば分かるんだけど目をつぶって足首を曲げられてもどれくらい曲がったか分からない。あとたぶん痛覚もわりといかれてるっぽくて靭帯や関節が無理な方向に動かされて怪我しても自分では気づかない。
だから筋肉が麻痺したのではなくて、自分の足が今どうなってるかのフィードバックが無いからどれくらい力を入れればいいのかが分からないという状態っぽい。
まぁそれでもなんで足首の関節位置覚のみが消失するのかは分からないんでむかつき度は変わらないわけだけども!
でも少なくとも対処法として関節位置覚を補正するために足首を弾性包帯かなんかでぐるぐる巻きにすればいいんじゃないかなとかいろいろ対策を立てれるような気がするので今度やってみよう。
あと、身体表現性障害は関節位置感覚の消失から生じる動的フィードバック不足による麻痺様症状である、という仮説を立ててみると、突然視力が低下する身体表現性障害も生理的目震やサッガード現象が減少して視線が固定されてしまうから、という仮説が成り立つなと思いました。眼球も視覚野も正常でちゃんと見えてるんだけど一点のみからの視覚情報だから情報が少なすぎて見えない現象。
たぶん自覚してる人はあんまりいないだろうけど、リアルタイムのフィードバックが無いというのは感覚にとって致命的だ。GPS機能が使えないナビみたいなことになる。
たとえば眼筋が麻痺して眼球が動かなくなると眼球や視神経に一切問題が無くても視力がゼロになってしまう。
そう思ってみるとけっこう思い当たる節がある…
なので現段階での私の身体表現性障害の原因仮説としては
- 生来の運動機能障害
- 無自覚な長期圧迫による末梢神経麻痺
- 関節位置覚の消失
の3つっぽい。
んーと、そう考えてみると、末梢神経を圧迫して一番最初に障害されるのが関節位置覚だと整合性とれるなぁ。たしか麻痺の程度は神経の太さに影響されたはず…深部感覚って何神経だっけ……
あのあたりの分野は魑魅魍魎と利権が跋扈しててめんどくさいんで気力があるときに調べてみようと思いました。