雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

強者が下駄に気づかないのは幼稚だから仮説

性懲りも無く、女性が男性を警戒するのはさべつぅぅぅが湧いているようなので。

togetter.com

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男性にとってのセックスは楽しいスポーツかもしれないけど、女性にとってのセックスは常に暴力となりうる可能性を秘めているのです現状では。それは筋力差とか体格差とかではなく、男性がセックス時に女性を対等なチームメンバーとしてではなくサッカーにおけるボールみたいに扱うものだという社会通念を多くの人が共有しているからです。ハプバーに行く男性は「カワイイ女性いるかな」とかお花畑なことを思っているくせに、いざ誘って断られると「ハプバーに来る女のくせに」と怒り出す。女性も男性と同様に「カワイイ男性いるかな」とえり好みするためにハプバーに来ていることが分からない。

 

私は私単体としてはポリガミーポリセクシャルで実際そうやってきたのですが男性とセックスするときは幼児を育てるがごとく根気よく情操教育をしなければならずあまりにめんどくさいためレズビアンをやっています。

男性は、というと主語が大きいので、私の寝てきた幾人かの男性は、まず双方向のコミュニケーションの存在を知りませんでした。セックスがコミュニケーションとかそんなレベルではなくて、『コミュニケーションは双方向である』ということを知らない。サリーとアン課題をクリアしていない。相手のおっぱいを揉むときに考えることは「おっぱいでけー」とか「揉んだらどんな反応するかみてみたい」「感じる様子を見てみたい」という100%自分本位であって乳揉みが相手の女性にとってどのような体験なのかという発想は無い。

「俺がセックスしたい」がそのまま「相手がセックスしたい」になるし、「俺がセックスしたいのに相手がセックスしたくない」は相手の反逆ととらえる。でもこれは悪意ではなくて「俺は歩きたいのに突然足が動かなくなった」みたいなのと同じようなパニックに陥っている。そんなんで加害された側としてはたまったもんじゃありませんが。

これはつまりアスペルガーと同様の問題です。世の中に自分以外の視点があるということが分からない。世の中に自分以外の視点があるということを踏まえたうえであえて相手の意志を無視する、であればそこに悪意が存在しますが、そうではなくてただ単に相手を踏みつけていることが分からないまま踏み続ける。トンボの翅をむしるガキと同じです。

明確に悪意を発している人であればだれだって警戒しますし、ある程度親しくなれば悪意があるかどうかは分かります。でも本人は完璧に善人のまま悪を行う人は警戒できないし、どれだけ親しくなっても豹変の可能性を見つけることはできない。

女性は全ての男性を警戒せざるを得ない。一部の犯罪者が問題であり男性全体を責めるなという主張は的外れです。これはall menの問題でありall societyの問題です。

 

ちょっと前にセックス依存症は病気だというエントリが上がってきていましたが、病気であるということは少なくとも加害しているという自覚はあります。でもそうではなくて加害していること自体が分からないという知性の欠如、情操教育の失敗からくる性犯罪も結構あって、その場合刑罰が無意味なことはもちろん、治療すら無意味で、必要なのはSSTです。相手が眉をしかめたり距離をおいたり拒絶の言葉を発したらそれは拒絶のサインであるという学習、他者には他者の都合があるという思考訓練から始めなければいけないのだと思う。