雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

自分のコントロールを手放す、はた迷惑なシンドロームに名前をつけたい。

いろいろな迷惑行為は「自分自身の気持ちや言葉や行動を自分の責任外だと思ってしまうシンドローム」として考えるといろいろ捗るのではないだろうかと最近ちょっと思っている。

 

被害者が加害者を庇うストックホルムシンドローム、絶望的な状況でフリーズする解離など、人は想定外の状況に陥ると想定外の挙動をします。そういう人類の特性みたいなのをもっと解明していけたら原因や対処法が分かりそう。

で、加害者というのは極悪人で悪いことをしている自覚を持ちながらあえて規範を破るのだ、というのが普通の状態での考えなのだけど、たぶんそういう根っからの悪人はわりと少なくて、たいていの加害者は、オレは悪くない、たいしたことはしてない、大げさに騒ぎすぎ、オレは正しい、とか思ってる。特に家庭内暴力と性犯罪ではその傾向が大きい。その状態の加害者をいくらぶっ叩いても被害妄想をこじらせるばかりでさらに加害を繰り返します。

被害者の立場からするとそういう奴は死ねばいいのに。というのが正直な気持ちですし、それはたぶん間違ってないし、被害者は自分自身の保護と救済以外のことを考える必要は一切ない。じゃあこれからどうやって社会を回していくかを考えるのは直接の被害者以外の仕事なのだと思います。

 

それで「自分の欲望や行動を自分の責任外だと思ってしまうなにかしらの病」という概念を導入してみます。

突然キレちらかすようなやっかいな人は悪意があってキレちらかしているのではなくて、自分の心理が把握できなくてそのまま垂れ流してしまっているだけ、みたいなことらしいです。

 

そしてたぶん、パニックになって怒り狂うというエマージェンシーな状態以外でもこの病が恒常的に発生しているタイプの人というのがわりといるのではないか、と思います。

 

たとえば、痴漢は「自我の膜」みたいなものが異常になっているという説

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出典 LOVE PIECE CLUB - 田房永子 - どぶろっくと痴漢の関係

まさに自他の境界が曖昧になっている状態です。たぶんこの状態になってしまうと被害者の女性なんか自分の足の爪くらいの位置づけになるのではないでしょうか。足の爪は俺様に都合よく動いて当然だし、突然反乱を起こしたらわりとホラーです。

 

最近流行のキモチップの人もそういう類だと思う。

 

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こんなことされたら普通に身の危険を感じる。こんなに距離の分からない奴は泥酔してても目を開けたから合意とか普通に思ってそう。

こういう奴って女を見ると突然思考が切り替わるよね…なんなのあれは。厄災としか思えないしそんな厄災がゴロゴロしてるの恐怖しかない。

 

こういうのも。

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普通に考えて、エロいことしたくてギラギラしてる人の中に行くとか自殺行為でしかないのに、なんで自分に都合のよい展開だけが待ってると夢想できてしまうのか。

よくお気持ちフェミが毛嫌いするジャンプのセクハラ展開もそう。軽いセクハラ描写くらい文句いうな女性が嫌がっている描写もきっちり入っているし主人公の男性は罰を受けている、むしろ正当な性教育、とか真顔で主張する奴もいるけど、女性が初めて出会う性的なものが痴漢であるのと同様、男性が初めて出会う性的なものが加害者目線のセクハラというのも相当歪むと思う。ネコを愛でるように触れあいたい素朴な愛情の発露がセクハラしか提示されていないってわりと地獄味ある。

 

他にも、家族が大切にしているものを勝手に捨てる案件は定期的に上がってきます。あれも、自分はいらないが他人もいらないとイコールになってしまっている。

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 あとはやたら頼みごとしてくる奴とかもあった。

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棘は相変わらず棘だな。

 

こういう状態の人はとても狡猾に相手を見極めて巧妙に反撃できないように外堀を埋めてきます。あれは一体どういうことなんだろうというのがまだよく分からない。

思考能力が鈍っているわけではなくて、むしろ冴えわたっている。認知症統合失調症とは似てるけど根本的に違う。

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なんかもう、こういうの読んでるだけで気持ち悪くなるし加害者の手記とか気持ち悪すぎて読めないし加害者は全員死ねとしか思えないのですが。

ただまぁ、元ご神体としては彼らは暴力をふるいながらも救いを求めているというのはよく知っていますし、彼らの心理を解きほぐしてゆくことで安寧を与えられるのも知っています。それはもううんざりするほどよく知っています。たぶんそれをやるのが被害者救済に繋がることも分かりますし、それを実体験としてやっていたことがあるというのはわりと貴重な体験で、このノウハウを広めていくと人類の幸福に貢献できるだろうなとも思う。

でもまぁ、私があんなことをしたのは閉鎖空間に閉じ込められて生きる手段がそれしかなかったからであって今だったら普通にガン無視する。なんでタダで甘ったれの相手をしてやらねばならんのだ。時給10万くらいくれるなら考えてやらんでもない。でも彼らは自分を甘やかしてくれるところには無限に金をつぎ込むけど本当の救済にはビタ一文払おうとしない。死ねばいいしなぜ死んでないか分からない。

 

まぁそういう意味でこれは可哀想ランキングの問題でもあります。

彼らはあまりにキモすぎて対話して貰えない。容姿や年齢や学歴や性経験や年収の問題ではなく、その心根がキモすぎる。まともな交流を学べなかったからキモくなって、キモいから学習の機会を奪われる。

 

なんかたぶん、なぜ彼らはキモいのかとか人類にとってコミュニケーションとは何かとか私はどのようにあの蠱毒から抜け出したのかとかそういうことを書くのが政治的に正しいんだろうけど、そういうの書く気力が出ない。

これ知ってる学習性無力感だ。

 

なのでとりあえず、彼らは全力でぶっ叩かれて私は全力で喚き散らして一度ぺんぺん草しか生えない荒野になってから再出発するしかないのでしょう。

とりあえず彼らは死ね。