最近ひきこもりが殺したり殺されたりという事件が起きていて、私としては手に負えないキチガイが加害したりそうなる前に予防拘禁や予防殺人をしたりなんてタバコのポイ捨てレベルにありふれてるし実際目の当たりにしてきたし私も加担したりされたりしてきてて、いまさら何を騒いでいるのかという気持ちと案外崩壊が早かったなという気持ちしかない。
でも多分世の中の多くの人はのほほんと少女マンガのようなぬるま湯の世界に生きていて人間が追い詰められるとどんな行動をするのか本当に本気で知らないのだろう。これまで隠され抑圧されてきた不都合な真実が晒されるのであれば一歩前進ではある。
ていうかまじでみんな知らなかったわけ…？ひくわー……
金や地位や福祉があっても、人生は簡単に詰んでしまって殺害を決行するまで追い詰められる構造が、この社会にはごく当たり前に転がっている。ガチャではずれを引いてしまったら誰にも助けてもらえない。あなたも私も例外なく。これは現代21世紀日本のあたりまえの常識だ。
まぁ、攻略法は実は結構簡単で、なんだかんだインフラも金も福祉もフィジカルには最低限整っていてあとは気持ちの問題だったりする。実はこの地獄は家族のことも自分のことも全て見捨てる覚悟を繰り返し強い意志を持って表明すれば案外回避できる。親のことも子のことも一切援助しないし介入しなければ行政や福祉がだいたいなんとかするしなんとかならないなら野垂れ死ぬ。見捨てる方も見捨てられる方もそれで納得していれば誰も困らない。
なのになんでみんな見捨てないのか私にはちょっとよく分からないです。
いや別に関係者全員が共倒れエンドを望んでいるというなら止めないけど、今回の事件でいろいろな人が右往左往しているのを見ると、どうやら共倒れの可能性に気づいていなくて家族の愛があればなんとかなると本気で信じていた人が結構多いっぽい。なんだよまたバカ案件かよ。もうちょっと先を見通して行動しようよよく何万年も生きてこれたな人類。
ひきこもりというのは飢えや暴力とは少し違って、最低限の余裕が無ければ発生しえない事象です。今日食べるものすらなくて何時間もかけて井戸まで行って水を持ってこないとガチで死ぬみたいな状況ではひきこもりは発生しえない。仮に発生したらその日のうちに死ぬ。逆に、ネイティブアメリカンのように居住区を限定されて金だけ支給されるようなときにはひきこもったりアルコールやドラッグやネット依存などが発生する。ひきこもりは新しい問題でありまだ人類が対処法を確立していないのだと思う。物理的には恵まれているが心理的な自由と安全が無いときに人がどれだけ狂うかについての知見をまだ人類が共有していないっぽい。
なんかもう実家が裕福だからってすぐに実家に戻そうとするトラップやめようよ。。
まじあれ防御すんのきつい。実家って言葉を聞くだけで具合悪くなるのに各方面から連続的に不意打ちで実家ちらつかされんのほんときつい。子育て大変っていうとすぐ実家の支援検討するのなんなの。実家頼れませんって言っても隙あらばねじ込んでくるから仕方なく物理的に来れない場所に引っ越した。でも最近は飛行機があるから危ない。なんで毒親と縁を切るためにここまで戦い続けないといけないの。もはや毒とか親とかどうでもよくて行政との戦いになってる。
あと入院や退院の時に保護者の同意が必要とかそういうのほんと何なの。その保護者が毒な場合には即詰みなんだけど。私の場合、夫（偽装）と正式に婚姻契約を結ぶことでやっと気楽に精神科に入院することができるようになったのだけど、そのためだけに偽装結婚してくれる誠実な相手を見つけることができるのは相当なレアケースだよね。私のケースだってお互いの打算がうまく釣り合っているだけなのでどちらかの状況が変わったら危ういことには変わりない。
いいじゃんもう家族の絆とかあきらめてさ、個人単位の支援にしようぜ。。。。ていうかなんで個人単位にしないの。無理に家族に抱え込ませたって解決しないし悪化しかしなくて結局損じゃん。馬鹿なの？馬鹿なのか。あと何人が犠牲になったら気づくの？殺し合って最後の一人になるまで気づかないのかもしれない。今後家族で抱え込めなくなった厄介者を殺したり殺されたりという事件が増えるだろうけど、逆に厄介者は家族で始末をつけろという方向に行きそうなくらい馬鹿だもんな。
あとは誰がケアを担うか問題もあります。
ひきこもって家族に暴力をふるうような人の面倒を誰が見るのか。施設に預けろとか行政に相談しろとかいうけど、じゃあ施設の人は殴られていいのか。行政に相談したって無責任なアドバイスで余計に暴れる当事者の暴力を受けるのは家族で、事件を起こされたら責められるのも家族という状況で誰に助けを求めろと。
そりゃたしかにそんなゆがんだ性格に育ててしまったのは親の責任もあるかもしれないし、親の子育て方法だって間違っていたでしょうけど、じゃあそこで行政や福祉は何をしてくれたのかと。お前が悪い育て方が悪いそれみたことかと責める以外の手立てはあったのかと。
実際救済方法なんてないじゃん。現状で子育てにギブアップしたくなったら本気で暴力振るって児童相談所に強制送還させるくらいしか方法が無いし、それをやったとしても施設がいっぱいだからって家庭に送り返されるじゃん。子が成人なんてしてしまったら本当に本気で支援が途絶えるじゃん。家族の扶養義務よろしくねｖ殴られる？わかったカウンセリング連れてきて。連れてくる過程で暴力悪化するかもだけど警察は民事不介入だから。病識無い？そっかじゃあ放置だねでも扶養はよろしくね家族だから。
そんなんで自分の子育てを見直して立て直す余裕とかあるわけない。冷静になろうと思っても目の前に脅威がいる状態で激高した相手をなだめすかしながら状況を改善するとか無理。それが無理だから医療福祉はチームを組むわけで。プロでもできないことを素人ができるとかありえない。毒になる親には毒になるだけの追い詰められた状況が存在するし、毒を回避するためには余裕が必要なのにむしろ余裕を奪われている。
いやでも逆に、これまでないことにされていたことがどんどん表面化してきて爽快感はあるな。のほほんとニュースだけ見てる人にとっては突然問題が現れたように感じるかもしれないけど、私にとってはもともと「なかったこと」にされてきたことがやっと認められたんだから。いいぞもっとやれ。どんどん注目しろ。深遠は覗きこまなくたって我々を覗いているのだから、逆にちゃんと見据えないと。
