雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

己が無能だと認めることができない人の存在を考える

京アニの事件ではどうやら犯人は新人賞的なやつの橋にも棒にも引っかからなくて逆恨みしてアイデアを盗まれたとか言って凶行に及んだらしいと聞いて。それとか煽り運転とか息子を殺した事件とか、ひとつひとつの真実がどうなのか私は知らないけど、嫉妬というやつがこの世にはあって、わりと深刻に精神を蝕んで、それはたいてい他人への憎しみとなって、たぶん私はとてつもなく恵まれているから未だ嫉妬を知らない。ということを考えたい。

才能に満ちあふれて才能だけでのしあがった私としては、凡人の人生なんて想像かつかない。

私はどうしようもなく私でしかなくて、どれだけ叩かれても否定されても私は私であるしかない。薔薇は向日葵にはなれない。反骨心とか承認欲求とかそんなのではなくできれば私だってあたりさわりなく平均の答えを出したい。普通になりたいのに普通が分からない。

というところまでは、自分を特別だと思い込みたい人も同じだと思う。

でも私の場合は称賛されてしまう。なんか一定の割合で信者が発生して頼んでもいないのに拝みだして勝手に貢ぎだす。たぶんそこが明暗の分かれ道なのだろう。きっと私と彼らの差異は己の妄想で他者を喰うことができるかどうかでしかない。まぁそこが狂人と天才の絶望的な差異なんだろうけども。

私としては別に狂人として野垂れ死ぬのでも別に構わなくて実際わりと死にかけたりもしたのだけど、そんな余裕なことを言えるのは生まれてすぐに承認を喉に突っ込まれて心理的フォアグラにされたかなり特殊な生育環境のせいだと思う。もう承認とかくい飽きた。なのに私にはやっぱり才能があって、結局なんだかんだパトロンが現れて金と設備とコネを用意してさあ自由に遊べとせっつかれる。なんかもう石油王が毎年宝くじ当ててるみたいな。そら憎まれるわ。だけど生まれてからずっと承認漬けの私には承認なんてウザいものでしかない。

たぶん私はそろそろ本格的に宗教を作らなくてはいけないのだと思う。

この間もなんかよくわからない人によくわからない怒られ方をして、周りの人に「相手はあなたの才能に嫉妬してるだけだよ」みたいなことを言われて、いやそんなわけないやろ私がなんか悪いことしたから怒ってるんだろ下手な慰めなんていらないよという、これまで何百回も繰り返した流れをまたやってるんたけと、そろそろ認めよう。たぶん私の謙虚な態度が相手をよけい追い詰めるんだと思う。石油王で毎年宝くじ当て続けてしかも謙虚で優しいとかもう憎むしかない。せめて性格が悪くないと。才能を鼻にかけて高飛車で不幸にならないとバランスとれない。そういや私は傍から見れば家庭的にも恵まれてるんだった。
溢れかえる才能で好き勝手やって才能に惚れ込んだパトロンが何人もいてわがままほうだい気まぐれに仕事して幸せな家庭があって教養があって家柄もよく育ちがよくて学歴もあって、うわわりと最低じゃね傍から見た私。いや中身ボロボロだけど。家族は偽装だし家柄ヤバいし現人神(セックス込み)だし。いい大学だってあれヒモするための交換条件だっただけだし。わがまま放題も時間感覚がおかしいメンヘラなだけだからな。社会人として余裕でアウトなのに才能に惚れこまれてるだけだから。


たぶん私は多くの人が欲しくて狂うくらいのものを腐るほどもってて、自分が持ってることに気づかないくらいもってて、だから私はそろそろ本腰入れて人間やめて象徴になるんだろう。まあそれはそれでありかな。