あまりきちんと学校に通えていなかったので、学校で何を教えているのか実はよく知らない。それで今回いろいろあって改めて学校教育について調べる必要がでてきて、すごいめちゃくちゃだということを知った。タイムリーに首相のトンチキ英作文がtwitterで流されていてのけぞった。やべぇな日本の英語教育。そしてこの英語教育がこんなにやべぇというのがなかなかに、普通の人の知性の特徴を表しているというか、なるほどだいたいの人というのはこのように世の中を捉えているのだなぁというのがよく分かるので、高IQのみなさんは英語教育を知るとよいと思う。
ちなみに私の英語レベルはわりと底辺です。なにせまともにならっていないので。どれくらい無知かというとrentとborrowの違いも最近知ったレベル。英検なら3級くらいじゃないだろうか。といえっくってなにそれおいしいの。でも読む必要のある論文は読めるし必要なら電話もできる。
まず、やつらいまだにフォニックスをやらない。
これはどういうことかというと、Aはエー、Bはビー、appleはアップルまはたアポー、みたいに全ての単語を丸暗記するということらしい。すべてとな。登場する全ての単語の発音を丸暗記。日本語みたいに単語が独立する言語ならまだしも、やつら平然と前後の単語をくっつけるぞ。a appleはアナッポーまたはアナポーでthe appleはジアッポーまたはジアポーまたはジナポーでto the appleはトダアポーでin a appleはイナポーって無限のバリエーションをどう処理するんだ。無限に覚えんのか記憶力やべぇ
て思ったら、覚えてないらしい。つまり一般的な日本人は聞き取りが全然できない。ディス イズ ザ アップル って赤ちゃんみたいに単語を区切ってあげないと聞き取れない。
おいもう20世紀だぞ。船便で手紙をやりとりしてた時代と違うぞ。zoomの時代だぞ。取り残されすぎじゃないか。
しかも腹立つのは、もうフォニックスなんてその辺の本屋で普通に参考書売っててググれば動画がわんさか出てきて日本語の解説も充実してんのに、まだ教育に反映してないところですよ。存在しないとか理解できないとかならしょうがないけど、公教育が遣唐使の時代に留まっている。1000年遅れてるとかいくらなんでも学問を軽視しすぎじゃないですか。
そしてあれですよ。be動詞。
なんか普通、英語をはじめたらまずbe動詞をやるらしいです。
ちょっとなにが起ってるかにわかに信じられないですけどなにがどうしてそうなった。
まずbe動詞というのが何を示しているのかを理解するのに時間がかかってしまったのですが、どうやらbe動詞構文というのは「this is a pen」みたいなやつのことらしいですね。
このS be Cというのは日常で頻出する用法で、毎日いつでも使うがゆえにいろいろな省略が入りまくっていて結果として原型から遠く離れた形になってしまってしょうがないから説明をショートカットするために唐突にCという特殊概念を持ち出してきたというラスボスみたいなやつじゃないですか。なんで一番最初によりによって一番ややこしいやつをぶつけてくんの。やっとひらがなを覚えた日本語初学者に短歌を教えるのかよ。
そして次にやるのが現在形。
は?現在?現在っつったいま???
もしかして、Verb stemとか base verbとかoriginal verbみたいなやつのことを現在形って言ってるのこれ??
やべぇどこから何を突っ込めばいいのか分からないくらいに狂ってる。逆にこんな全てのレイヤーにおいていかれたことをキメれるの本物の狂人感ある。狂人の真似とて大路を走ればっていうけどあれ嘘だね。いくら大騒ぎしてもそれは結局常人の想像の範囲内に収まる狂人像でしかないのでホンモノにはとうてい太刀打ちできない。
えっと、まず、時制ですね。日本や東南アジアにおける時間感覚と、英語圏における時間感覚はだいぶ違っていて、何をもって「過去」「現在」「未来」とするかが全然違う。そのため動詞の形をどのように変化させるのかも全然変わってくる。
その中で、 i eat this みたいな、verb stemをそのままごろっと使う文章はoriginalあるいはbaseつまり無理やり日本語にするなら根幹、源泉、普遍、みたいな感じ。より厳密に言えば宇宙が始まってから終わるまでずっと変わらない普遍のもの、みたいなニュアンス。なんていうかモロにstem。根幹。時制とかいう概念を外れた普遍。人間の時空を超えたところに存在する絶対の神の意志みたいな。この普遍というのを日本人が理解するのなかなか難しいと思う。たぶん聖書とか読み込んで一神教の宗教について本場の人と討論でもやらないと理解できない。
一つ言えるのは、これどうみても「現在形」ではないよね。あえて言うなら「普遍形」とか。どっから現在でてきた。これを現在と名付けてしまうということはもしかして英語を教えている人は英語の時制を全く理解できていないのではと不安になるんだが。大丈夫か。全然大丈夫じゃなさそう。
そしてこんなカオスをものともせず、次にやるのが疑問形。
疑問形の時には文頭にdoをつけます。過去形のときにはdidをつけて動詞は現在形になります。
そして時制。
進行形はbe Vingで完了形はhave Vedです。
なんかもう涙でてくるんだけど。
これ考えた人なんなの統合失調症なの?ワードサラダひどすぎない?????
でもこの程度の狂人はそこらじゅうにウヨウヨしていて、私らは毎日彼らの介護をしなくてはいけなくて、なんで私こんなことして生きてるんだろう。。
いやでも私は生きるって決めたんだ。
えーと、まずverbがsvoのvになるための条件ですね。
bace verbをごろっと単独で文章に入れて使うのも、これ時制を示すdoを省略してるよね。svoのvとして作用するためには必ず「時制句+verb」の形になる。しかし普遍形(現在形)の場合は時制句のdoを省略することができる。
いやそもそも時制句っていう概念が無いっぽいな。
じゃあbeとかhaveをなんだと思ってるんだろう。ここが分からないと、普遍形を疑問文や否定文にしたときにdoが突然出てくるみたいなことにならないか。あとyes i doのdoの部分の意味も分からなくないか。どうなってるんだ頭の中。
あとそもそも、subject verb objectにおけるverbと、動詞全般を表すverbが同じverbよ呼ばれるのどうしてなの頭おかしくなりそう。全然違うじゃん。そこ同じにしちゃうってことはもしかしてsvoのvと動詞全般を示すvを同じものと思っちゃってる感じ?
想像するだに恐ろしいんだけど、現在形はSVOだと思っちゃってる?そこを出発点にしてしまうと、現在形の疑問と否定には唐突にdoが出てきて、過去形の疑問と否定ではdoがdidになって動詞が現在形に戻って、あと進行形はbeが出てきて、完了形はhaveが出てきて、でも進行形と完了形の疑問と否定では動詞が現在形に戻ることはないみたいな感じに説明することになるんだけど、だいじょうぶこれ?意味が全くわからなくない?
doどっから出てきた?過去形の否定形でなんで動詞が現在形に戻るの?しかも過去形の否定形は動詞が現在形に戻るのに進行形と完了形の否定では動詞が現在形に戻らないのなんで?過去形と過去分詞って何が違うの?
みたいなの全然分からないということは、これ全部丸暗記すんの?正気?
などと思っていたらとんでもねぇものを見つけてしまった。
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えいごこうぶんせん。
これ立ち読みしてじんましん出た。
なんか構文というやつがあってそれを暗記しなければいけないらしい。
なんだこれ脳がっていうか体全体が拒絶してくるんだけど。かゆい。なんで私地球なんかに生まれちゃったんだろうか。ひどくない?サピエンスもうちょっとがんばろ?
とりあえず今回は思ったことをひたすら書きました。
たぶんこれ、一番最初に一番難解なところを無理やり説明してそのあとその無理やりな説明を撤回せず無理やり押し通そうとする、という構造になっていて、そうすると世の中の大概のことの因果関係が分からなくて、なので普通IQの人にとって世の中というのは特に理由もなく無作為に予測不可能なことが起るのがあたりまえになっていて、その世界観や人生観の違いみたいなところが分かりあえない理由だと思う。
次回はもうちょっと冷静にこの構造を考えてみれればいいなと思うのですがとりあえず皮膚科いってきます。