雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

今日、絶縁状をたたきつけてきた

これまでの人生の中で、面倒な人に巻き込まれた経験は無駄に多いから、犯罪者でも精神病でもない小粒のクレーマーとの関係を穏便に切ることはできる。相手は関係を切られたことにすら気づかず気分よく私の人生からフェードアウトしてくれるだろう。

でも、いつ来るか分からないメールや電話に身構える時間なんて一秒たりとも過ごしたくは無い。いつ終わるか分からない無間地獄期間を過ごしている間(その期間は結果として長い人生の中のたった数パーセントかもしれないがゴールが見えない時点では無限と変わりない)は頭の中がたった一人の、それも月々数千円のくだらない顧客のためだけに支配されてしまう。その期間のサンクコストを考えれば少々のリスクは安いものだ。

 

というわけで、レッツゴー。

 

どういう返事が来るかはまだ未定。でもどんないかれた返答が来ても今後は一切無視するだけで済む。一応法律関連のチェックは抜かりないから訴えられる心配も無い。

 

それにしても、月数千円で随分ねばったなと思う。

札束ばらまいて言うこと聞かせてる気分だったっぽいんだけど、だったらせめてもう4桁は盛ってくれないと検討事項にすら入らないだろうに。そしてこんなに関係をこじらせた私自身にも少々引いている。なんでもっと早く切らなかったんだろ。でもまさかそんな変な人だと思わなかった。はじめに素直に従っちゃったのは私の落ち度かもしれないけどさ、大多数の人は同じ対応してもエスカレートしないし。

 

いわゆる妄想の激しい系の精神の病気の人との付き合いは少しあるから多少は対処法も分かるんだけど、今回はマトモな人だったので油断した。自分はマトモだ、だから自分の主張は正しい、と思い込んでいる人が否定されたときの取り乱しようを過小評価してた。いつもあんな偉そうにふんぞり返ってるくせにちょっと思い通りにならないからっていい年した大人がかんしゃく起こすなんて、マトモな人ってどうしてそんな恥ずかしいことできるのかなと毎回不思議に思う。

 

いつの時代でも精神病とレッテルを貼られた人は、病識が無いなどと言われつつもどこかで自分の異常さを自覚していて、だからこそ極端な行動に走りがちだ。でも極端な行動に走ったことがあるということは、警察や家族に力ずくで止められた経験があるということで、彼らは自分の主張が世間的には通用しないということを檻に閉じ込められることで本能に刷り込まれる。精神科病棟の鉄格子の中で彼らは絶対的な敗北と絶望という学びを得ることがことができる。

でも、現代日本において『マトモ』な人生を歩む人は「自分の信じていること=世界の真実」という幼児期の全能感を否定されることなく生きて死んでいく。それはつまり完全に病識の欠けた幸せな狂人だ。

 

まぁ世の中にはいろんな人がいるなと改めて思いました。