今日は日本人以外は知っているシステマチック英語学習法を書こうと思います。
1 「フォニックス」でアルファベットをひらがな化
アルファベットって、意味不明じゃありません?
日本語なら「あ」は「あ」しか発音しないからひらがなであれば必ず発音できるのに、英語だと「ant」という単語をみても「アント」なのか「エント」なのか「エアントウ」なのかわからない、だから「ant=アント」というように、スペルと発音を一緒に覚えなければいけない、と思っていませんか?
実は、ひらがなと同じように英語も一つの文字は一つの音を表しています!
しかもそれぞれの音の口の形や舌の使い方まで懇切丁寧に定義づけられていますので、覚えてしまえばとっても簡単。あえて言うなら、日本語と違って母音と子音を分けて考えるのがちょっと難関でしょうか。ここはまた別の機会に解説できればと思います。フォニックスという名前でいろんな参考書が出ていますしネットでも勉強できます。
これで英語がひらがな化してちゃんと読めるようになりました!
アルファベットはたった26文字です。なのでひらがな50文字+漢字2000文字を使いこなす日本人にとって英語の発音は、慣れてしまえばとーーっても簡単です。
2「シュワ=あいまい母音」で省エネ
「あいまい母音(schwa シュワ)」ってご存知ですか?
その場のノリでテキトーに発音する音という意味です。ノリや気分で発音が変わる・・・これが英語を聞き取りにくくしている最大の原因です。日本語は母音を重視しますが、英語は子音を重視するため、母音は臨機応変に変わってしまいます。
たとえば「ant」はカタカナだと「ア(a)・ン(n)・ト(t)」を例にしますね。
この中の子音部分「ア(a)・ン(n)・ト(t)」はしっかり発音します。
ですが母音部分「ア(a)・ン(n)・ト(t)」はテキトーにそれっぽい母音、つまり「ア」とか「ェア」とか「エ」とか「イ」とかなんかそんなノリのことを発音しておけばオッケーです。
「ant」は
「えあnt(えあんと)」とか
「あぇnt(あえんと)」とか
「ぃぁnt(いあんと)」みたいになります。
「pen」なら
「pえn(ぺん)」
「pあn(ぱん)」
「pえぁn(ぺぇぁん)」
「computer」なら
「こmpうtあ(こんぴゅぅたぁ)」
「かmpぁtぇ(かんぴゅぁたぇ)」
「けmpぃぅtぁぅ(けいむぴぃぅたぁぅ)」とか。
これらを丸暗記する必要はありません。そもそもノリで変わるものですから丸暗記できません。とにかく子音をしっかり聞き取って母音部分はノリで補完する、と覚えればネイティブの会話も聞き取れるようになります。
3「リエゾン」で早口を聞き取る
フォニックスで基本的な発音を、シュワで実際の会話を聞き取れるようになりました。最後に、さらに早口なネイティブ英語についていくためには「リエゾン」という考え方を知る必要があります。
リエゾンはシュワと似た考え方ですが、一つの単語の中での曖昧発音がシュワ、複数の単語の中での曖昧発音がリエゾンです。
たとえば「this is a pen」は「this / is / a / pen」という4つのかたまりからできています。でも早口でしゃべる場合「this+is / a+pen」のように2つのかたまりにします。
そしてくっついた単語の最初と最後がつながります。これがリエゾンです。
「this+is / a+pen」つまり、「s+i=し」「a+p=あぷ」になります。
合わせると「でぃす いず あ ぺん」が「でぃしず あぷぇん」になります。
この3つを覚えることで、これまでひたすら丸暗記してきた英語が、話せて聞き取れる使えるものに変身します。試してみてください。
ということで、最近じめじめ愚痴ばっかだったのでたまにはライフハック系の記事でした。