雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

女だけの街に住みたい、の本心は構造から逃げることができること

女だけの街があったら夜中でも安心して外出できるのにな、というツイートがめちゃくちゃ炎上してて、男様はいったいどんだけ繊細なのww

conia617.hatenablog.jp

女は女だというだけで性的に搾取して構わないとされる構造自体がウザいのであって、個別の男が犯罪者かどうかなんていう話は多分だれもしてないのに、自分が攻撃されたと思って反論しちゃう男は一体自分がどれだけ甘やかされているか考えられないくらい甘やかされて生きているのだろうなと。

自分の苦しさを分析するだけの知能が無く、他人に投影するしかできない、というのもそれはそれで大変そうだね、と他人事のように同情してみたりしてみる。

 

追記。この件に関して男様たちがあまりに頓珍漢なことばかり言ってるらしいので、続き書きました

 

hedgehogx.hatenablog.com

 

 

女性だけの街があったらいいのになと思う女性も、それを叩いている男性も多分混同している人が多いと思うけど、これ男は潜在的に犯罪者であるという提言ではなくて、男から女に向けた暴力を肯定する文化があるということが問題だからね。犯罪そのものよりも、セカンドレイプの存在が問題になってる。

 

でもほんと実際問題、女は暗闇で後ろからついてこられるだけで警戒しなければいけない社会構造の中で生きているのだということを認めたくない男というのによく遭遇する。考えすぎでしょ、とか、自意識過剰だとか、男が全員犯罪者だと思われているみたいで気分が悪いとか、男だって不審者は怖いから女だけ特別だと思うなとか。

そうじゃないんだよ、と言うのが全然伝わらない。

 

男が不良にカツアゲされても、誰にも責められないでしょ。カツアゲされて快感を感じただろとか、不良を誘ったお前が悪いとか、言われないよね。だけど女が性犯罪者に襲われると快感を感じてたとか誘ったとか言われるの。襲われた時点で完全に女の負けなの。その構造が存続する以上、女がどれだけ腕力が強くなっても襲われる恐怖は変わらない。

ぶっちゃけね、民間人同士であれば、犯罪というのは加害者が圧倒的に有利なのですよ。腕力や体力なんて関係なく相手の隙を突いて本気で攻撃できれば勝てる。ポイントは「同属を傷つけてはいけない」というためらいを捨てられるかどうかの一点にかかっている。男は女を襲うものであるという合意がある社会では男は女を傷つけることにためらいがないから、平気で殴れるし平気で犯せる。女は殴っていい、女は犯していい、女は全て男を誘っている、そんな合意がある以上、女は男を警戒せざるを得ない。だって襲われたら社会的に勝ち目がないんだもの。

 

ていうのが、男がウザがられる理由で、そこで男がやるべきことは自らの立場の加害性を構成しているシステムを自覚することであり、そのシステムに加担している自分の思考を自覚することだよと。まぁぬくぬくと甘やかされている男様にそんなことができるわけはないと思うからこそ女だけの街に引きこもってしまいたいと思うわけだけれども。