雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

一般人は医療に過剰な期待をしすぎている問題

以前とあるブログのエントリについてつっこみたくてしょうがなくて、でも内容が内容なので気軽につっこんじゃいけない感が漂っていたのでしばらく我慢していた話。そろそろみんな元記事を忘れただろうから書きます。

 

たとえば事故かなんかで足を怪我して手術が必要となったとして、手術しさえすれば普通に歩けるようになる的な思い込みってあれ何なの。どんなに懇切丁寧に説明しても騙された!って怒り出す人は一定数いるし、表面上は怒らなくても納得はしてない人が大半。頭が悪いのか。頭が悪いとそうなっちゃうのか。気の毒に。

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それで「緩和ケア病棟では9割以上の苦痛を緩和できます」というのは

「緩和ケア病棟では助からない人には大量のクスリをぶちこんでさくっとお亡くなりいただきます」という意味なんだけど、それが分からない人っていったい何なの。

鎮静かけるのは嫌だ、だけど苦痛が取れないのも嫌だ、意識を清明に保って苦痛も無く生かしてほしい、って、医者は神様じゃないので寿命はのばせねーよとしか。そんなのキリストでも無理。いったい彼らは何を望んでいるんだ。もうまともな判断力もなく意思表示もできない当事者をいたずらに苦しませスタッフを疲弊させ税金を浪費するあの現象はいったいなんなんだ。

 

あと、患者が暴れてなければ苦痛が無いと捉える鈍感さがすごく苦痛。

いやもう意識が朦朧とした患者本人がどれだけ苦痛かあるいは苦痛じゃないのかを確かめる手段はないわけで、もしかしたら暴れてさえいなければ苦痛を感じていないのかもしれないけど。でも私はクスリと外科処置で無理に動かなくさせられている人の、もはは苦悶の表情さえ作れない顔を見るのが苦痛で仕方ない。あれはどう見ても苦しんでいる顔だ。少なくとも私にはそう感じられる。ほんとつらい。愛したはずの人の苦痛すら汲み取ろうとしない患者家族を見るのもつらい。

 

なんでみんな死ぬのとか殺すのがそんなに怖いんだろう。

いや別に死ぬのが怖いのは好きにすればいいんだけど、殺すのはやろうよ……せめて見殺しはしようよ余計なことしないでよほんと頼むよ。