雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

文意は読めるけど文章が読めていない難読傾向の存在を仮定してみる

私は趣味で楽器を弾いていて、趣味程度なので弾きたい曲の楽譜を買ってきて弾きたいとこだけ弾いて自己満足してとくに不便は無かった。でも最近偶然ぜんぜん知らない曲の楽譜を見たら全く解読できなくて、ああやっぱりこれかー、と。

ドは特殊な形なので見分けがつく。でもレとミになるともう分からないしファとかラとかランダムなドットにしか見えない。だから唯一見分けのつくドから数えて振り仮名を振らないと楽譜が読めない。すべての音符にそれをやるから簡単な童謡程度ですら膨大な時間がかかるし和音とかもう壊滅的。

なのに知ってる曲なら、するするっと楽譜が読める。意味が分からない。

 

その他にも、日本語の漢字テストと、英語の穴埋め問題ができない。常に0点。だからセンター試験は最高でも8割しか取れない。なのに小論文とか読解とかは天元突破してて、トリッキーで有名な京大の国語とか上智の英語とか正直あんなのの何が難しいのか分からない。

 

あと、この記事書こうとして調べてたら見つけたんだけど、このユニバーサルフォントがめちゃくちゃ読みにくい。「こころ」だなと気づくのに20分くらいかかったし、文章内に友人が登場してるのに気付いたのは2日くらいしてからだった。

f:id:hedgehogx:20190405155809j:plain

https://togetter.com/li/1334670

活字なら明治時代のガタガタで旧字の活版印刷くらいが読みやすいし、なんなら手書きの草書が一番ストレスなく読める。

 

あとは子供の小学校のおたよりが理解不能すぎる。いきなり「図工で使うのでびんかかんを持ってきてください」とか書かれて「瓶か缶」と理解できない。ビンカカン?新種の薬品??聴覚理解も弱くて、ずっと「オサフネハノッソ」はオシャレなフランス語かと思ってた。「長船派の祖」だったのね。てっきりオリーブオイルの銘柄かと……

 

とにかく短文が苦手で、ラノベもあんまり分からないし、2ちゃんや5ちゃんも文意が理解できなくてワードサラダに見える。なんでみんなあんな短文スレで会話が成立してんの。増田やブコメはかろうじて分かることが多いので最近は練習がてら参加してみてる。私の中では短文イコールワードサラダとなっているので、私の書く文章はやたらに長い。このブログとか普段の10分の1の文章量だから。いつもは京極より分厚くなるから。

でも短文ならなんでもダメというわけではなく、きちんと形式に則った論文や説明書やマニュアルなら読めるし書ける。むしろすごくうまく書ける。

 

私はどうやら、単純な文章は読めないけど、長い文章になるほど理解力が向上するというわけのわからない性質らしい。多分個々の単語ではなくて全体の文意を読んでる。だから知らない言語でも気合だけでだいたい読める。

そりゃIQテストでも発見できないわけだ。こんなの現代哲学は想定してないもの。

 

 

 

つまり私の難読はこんなかんじ。

 

「りんご」「たべる」のそれぞれの意味←わかる

「りんご を たべる」←わからん

まだあげ初めし前髪の/林檎のもとに見えしとき/前にさしたる花櫛の/花ある君と思ひけり/やさしく白き手をのべて/林檎をわれにあたへしは/薄紅の秋の実に/人こひ初めしはじめなり(後略)島崎藤村・『文学界』に参加し、ロマン主義詩人として『若菜集』などを出版。さらに小説に転じ、『破戒』『春』などで代表的な自然主義作家となった。作品は他に、日本自然主義文学の到達点とされる[誰によって?]『家』、姪との近親姦を告白した『新生』、父をモデルとした歴史小説の大作『夜明け前』などがある。」←とてもよくわかる

 

情報が少ないと各単語が何を示しているか確信できないっぽい。

「りんごをたべる」だと「たべる」というのが「食べる」なのかそれとも私の知らない漢字をあてるのか、仮に「食べる」だとしてそれは口から食物を摂取して咀嚼して嚥下するという意味であってるのかそれとも「食べる(意味深)」とかなのか、仮に咀嚼して嚥下するという意味だったとして今ここで問題になっているのはリンゴの味なのか咀嚼という行為なのか消化機能なのか食事に見出す文化的意味なのか、全てに確信が持てない。

 

なのでこういう問題が苦手。

問・空欄に文字を入れなさい

雨が降っている(  )傘を持っていこう

 だって!すでに傘を持ってるとか地下鉄だから濡れないとか話者は河童だから積極的に濡れたいとか酸の雨だから傘が意味ないとかヘリウムだから下から上に振るとか!そういうことを想定してたら無限の可能性があるじゃん!お前の知ってる雨と私の知ってる雨が同じものだとなぜ確信できる!?

とか言うと空気が読めないみたいなこと言われるんだけど、たぶん普通に言う空気が読めないというのは十分に情報が提供されたにも関わらず読み取れないという意味だともう。でも私の場合は少なすぎる情報を額面通りに受け取ってしまって学習量の少ないAIみたいにポンコツになる。

ちなみに国語の短文答えられない問題に関しては出題者を調べ彼らの職業や業務を知り、また受験業界のカラクリを考えてこの出題によって何を答えさせたいかをメタ思考するようにしたら解決した。でも日常生活にあふれる短文は入試より前提条件がずっと曖昧なので未だに苦労してる。

 

たぶん普通の人は常識みたいなデフォルトの前提条件があらかじめ入力されていて、「りんごをたべる」と言われたらリンゴを齧っているイメージが浮かぶのだと思う。でも私の場合はサルトル実存主義みたいになっていてすべての事柄の前提条件を逐次構築している。だから私には単語の羅列でしかない文章は読めていない。だけど膨大な前提条件を即座に検索することで文章に意味を当てはめている。ネットにときどきいる、全ての文章を自分にとって都合の良いように超解釈する人と同じ。多分私には文章が全く読めていない。

 

よかったIQ高くて…

これIQ低かったらほんとにネト○○みたいなことになってるじゃん。こわ…

 

いやでもなんかひとつ分かったような気がするのでまた考えたいです。