雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

追い詰められて行政に支援を受けたいときのハック

この記事が人気だったので、続きのようなものを。

 

hedgehogx.hatenablog.com

 

困ったら気軽に行政に相談するとなんとかなるのだけど、行政にもたまに使えない奴がいて、弱っているときにはそういうわけのわかんないやつにひっかかりがちなので気を付けてという話。

 

クソバイスを見分ける

いろいろ言いたいことはあるけど、とりあえずこれが最重要。

アドバイスは余裕のあるときには有効ですが、追い詰められた時にはただのクソです。でも本気で追い詰められたことの無い人にはアドバイスがクソバイスに堕ちる環境を想像できないから「なんでこの程度のことできないの??」と善意でアントワネットをかましてきます。そういうのに惑わされず、できないものはできないんだときちんと主張し続けるのが最重要です。

なので親学は最悪です。親学にだけは近づいてはいけません。子供を賢く育てる魔法の言葉とか汚部屋脱出法とかも、場合によっては有効かもしれないけど冷凍食品を買いだめできないような精神状態の時には役に立たない。そういうハウツー系はもうちょっと元気になって自発的に行動しようという気分になったときにちらっと覗くのが正しい使い方です。

 

 

目的を見失うな

「お母さんのちょっとした声掛けで子供は変わるんですよ」「お母さんががんばって生活環境を整えればいいのよ」「食事はオイシックスを使えば簡単よ」みたいなのはダメな支援です。支援の皮を被ったクソバイスでしかない。

何がダメかと言うと、当事者(この場合は母親)に行動を要請してるところです。ちょっとした声掛けだとか、マインドを変えるだとか、毎日食事を用意するだとか、そういうのができないから相談しているのであってできてたらそもそも相談なんかしないのです。

こちとらできないから!相談!してるの!!

衰弱死しそうですと言う人に「フルマラソン走りきれば元気になれるわよ走り方を教えてあげる」とか回答したら頭がおかしいのと同様に、生活できないんですと言う人に「生活すればいいのよ」とかも頭がおかしいです。または地獄を知らない坊やの戯言です。おかしい人はほっといて次行きましょう次。

 

支援者を吟味する

何か言われるたびに、それが「支援」なのか「支援に見せかけたクソバイス」なのか吟味してください。クソバイスについては基本的に完全無視で問題ありません。生活が落ち着いたら自分の価値基準に従って自然に取捨選択できるようになるので、それまでは完全無視。

やつらは「子供がかわいそう」だとか「幼少期の教育の失敗は取り返しがつかない」とか脅してきますが「そんなに心配ならお前が代わりにやれ」と言うと黙ります。所詮苦労を肩代わりする気概も無いくせに口だけ出して気持ちよくなりたいだけなので気にしなくていいです。

 

 

 

穏便に担当を変えてもらう方法

大変なんです、という当事者に対して「もっと努力しろ」と返事する人はもうそういう人なのでしょうがないです。ヘンな人とバトルするほど暇ではないので、担当を変えてもらうといい。

やり方は「担当を変えてほしい」と言い続ける。理由とか言わない。たいていはあっさり変わってもらえるけどもしゴネられたら「上司に言う、この会話は録音している」でオッケー。それでももし万一ゴネられたらそれはもうかなりヤバいレアケースなので、ツイッターで公開して炎上させる。

 

 

 

よい支援とは

 

一人ではどうしようもないしどうにかする気力すら枯渇しているようなときに必要なのは労働力です。ヘルパーであったり一時保育であったり、なにかしら他人の労働を借りるのが立ち直るための第一歩になります。それと金。支援金だったり税金免除だったりそういうの。

労働力と金の力で気持ちに余裕ができたら、次は自分のために動くことを支援してもらいます。ふらっと本屋に行くとか、通院して病気を治すとか、ぐっすり眠れるようになるとか、友達を作るとか、相談できる人を見つけるとか。追い詰められた人は自分の娯楽をうまくコントロールできなくなって依存症になってしまったりするので、自分の安全基地みたいなものを作る支援をしてもらうといいです。

アドバイスの活用法

さんざんクソだの使えないだの万死だのと書きましたがアドバイスは場合によっては有効です。

体と心に余裕がでてきてはじめて、何かを変えようかなという気力が出てくるのでそしたら自分にとって有効なアドバイスだけをチョイスしてちょこっと実行してみる。そこで重要なポイントは行動原理です。

「これをやらないと子供がグレる」「やらないと絶対後悔する」みたいな脅しに騙されてアドバイスを実践しなければいけないと追い詰められているならそれはクソバイスです。脅されてやるようなことはたいてい長続きしないしロクな結果にならない。あまりに心配になってしまうようなら市役所に相談。

 

よいアドバイスの活用方法は「やってみたいな」という気持ちから実践することです。

逆に言えば、やってみたいなと思わないものはどんなに脅されてもやらないほうがいい。別に正しく美しい生活なんてしなくても最低限生きていればそれでいいしやりたくもない正しさを実践して消耗したって誰もほめてくれないんで好きなことをやって楽しくやっていったほうがよほど世のため人のためになります。