雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

子供がうるさいのに親に文句を言う現代日本のねじれについて

子供が野球をしていて他人の家のガラスを割ったときに怒鳴ってげんこつを振るうジジイはもういない。子供の親に文句を言うか警察に通報する。警察は民事不介入を口実に家庭に丸投げするから結局家庭、大多数は母親が子供の行動全てに監督責任を負うことになる。子に障害なんかあろうものなら成人してもずっと負わされ、さらにボケた老人の責任までのしかかってくる。


これは親や管理者の多大な負担なだけでなく、子や高齢者や障害者などの管理される弱者側の知能と精神にも大きな悪影響を与える。
犬のしつけのキモはその場で的確に叱ることで、後になってからぐちぐち言われるのは、犬からしてみれば脈絡なくいつ怒られるかわからないため、神経質でヒステリックな性格になる。もちろん問題行動も改善せずむしろ悪化する。
さらにいえば犬にとってストレスの無い環境を整備すれば叱らなくて済む。庭に入るなと怒鳴るのではなく柵を立てればいい。

でも現代のジジイはその場で直接叱ることもせず柵を立てる労力も惜しんで保護者に告げ口だけする。
保護者には勝手にジジイの庭に柵を作る権限は無いので、犬に言って聞かせるしかない。でも保護者からの又聞きで叱られても犬には理解できず保護者に対する反発だけが蓄積し、ママに愛されなかったママは私を否定ばかりしていたと嘆く毒親育ちが誕生する。
毒親と表現されるような家庭内モラハラの根源の発端の多くは、近所のクソガキと直接対決せずに保護者に責任を追わせて保護者が非保護者の行動をコントロールできると思いこんでいるジジイ的存在ではないか。


ほんと、子供に直接話しかける人がほとんどいない。なんかしらんが親に文句をつけてくる。

私の子は一時期、手紡ぎ手織り藍染(←つまりボロ雑巾的見た目)でブカブカなシャツに裸足下駄、リュクの代わりにズタ袋(←しかも本人のぐちゃぐちゃな手縫い)というロックな服装だったんだけど、行く先々でものすごい文句を言われた。いや知らんがな。なんで通りすがりのジジババの文句を気にして毎朝バトルしなくちゃならないの。本人に言えクソが。
あと月一回の弁当を作るのがめんどくさかったらしくカロリーメイトをやまほど買ってロッカーに詰めていたらしくこってり怒られた。なんで私が怒られんの。ていうか月一回くらいカロリーメイト方式でいいじゃん。なんか幼稚園児に弁当作らせるのありえないとか言われたんだけど、なんで私が他人の弁当を作ってやらねばならんのだ。本人に頼まれたならともかく。
最近も半袖で飛び回ってて文句言われるけど本人汗だくなんで。文句言う前によくよく観察して。
でも結局本人のことを心配してとかでなく気に食わないから言いなりにさせたいだけなんだろう。