俺が結婚できないのは社会が悪い結婚できてる奴が悪い子育てしてるやつらが憎いみたいなの。インセルて言うのかもしれないけど女性でもこういう人はいるし、もっと言えば独身でなくてもこういう思考回路の人はいて、こういうのどうすればいいのか問題。
まず、このインセル的な現象に名前を付けるべきなんだと思う。
たぶんこれは自分の本当にやりたいことを直視できなくて間違った解決方法に固執する悪循環で、依存症や自傷と同じようなものなのではと思ってみた。俺が不幸なのはあいつが幸せだからだという他者への憎しみ依存症。
「俺は今不幸である」をそのままストレートに言葉にするのは結構難しくて、その前段階として「あいつが悪い」みたいな他人を責める言葉になる、というのが人間の脳の特性なので、子供は皆はじめ「ママが悪い」と言う。そこから「私はどうなりたくて、あなたに何をしてほしいのか」という建設的な会話に持って行く教育がなければいつまでたっても「ママが悪い」で終わってしまうので、人間らしい会話をする能力を育てることをもっと重視しなければいけないのだと思う。
思考が「ママが悪い」で止まっている人は他人のことも自分のこともガン詰めするしか解決方法を知らなくて、たとえば私が書いたこの記事
とかも「ママが悪い」に聞こえるんだろう。いやこの場合は男が悪い、か。そして責められた男としては去勢して詫びるしかなくなってしまうのでは。なんか「私はこういった前提条件の元でこのように感じる」と言っているだけなのに「私はこう思うこれは絶対の真実だ」に聞こえているような。
あと不幸自慢だと思われているっぽい。
hedgehogxさんの主張は、要するに「私が受けてきた被害と同じくらい男が苦しんでいるのでなければ、（少なくとも私に対して）被害を訴える権利を持たない」とするものだと理解しています。
いやそういうことを言いたいのではなくてな…
ていうか不幸の度合比べをするんだったら私の不幸なんて世界レベルで見たら無に等しいのでな……
そうじゃなくて、というかむしろ「私が認める正しい不幸以外認めない」なんていうクソな外野の主張なんか気にせず、自分が何に傷ついたのかどうしたいのかどうなりたいのかをきちんと自分の言葉で話してくれないと、あなたの苦しみはあなたにしか分からないんだから他人が察して先回りして解決するのは無理だよということを言いたい。
でもおそらく「私が認める正しい不幸以外認めない（よっておまえは不幸じゃないお前の問題は解決に値しない）」とずっと口を塞がれてきた人にとっては「自分の感じたことをありのままに話す」というのは弱点を敵に晒すだけの行為としか思えなくて、だからこそ男性は自分の傷つきを語ることができず他者への攻撃に走るのでは。
そして女性からのmetoo的な被害告白は「私（女性）はこんなに不幸なんだからおまえ（男性）は我慢しろ」に聞こえてしまうのだろう。なんか大変そう。実際には「私は声を上げた。声を上げることは権利だ。おまえもなんかあったら言えよみんな応援してるぞ」なんだけど。でも声を上げることに慣れていない人は自分の主張を単独で言葉にできず他人を責める言葉になってしまって殴り返されて「ほらやっぱり俺の声は叩かれるんださべつーーー」とますますかたくなになる。
この増田みたいに。
素直に独身さみしい選ばれないの悲しい幸せそうな人に嫉妬してしまうくらいさみしい、って言えばいいのに。。。下手に子持ちを仮想的にして叩くから私みたいなのに反論されるんだぞ。。。
そしてそれは依存症患者がギャンブルや買い物に依存するのと同じように他者への攻撃に依存しているのでは。だったらAAみたいな自助グループ的ななにかによって男性の傷つき体験は救われるのでは。
