雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

政治家と経営舎は頭が悪くないとできない説

どんなに頭が良くてもしょせん人間程度の能力では世界の全てを理解することは到底無理で、大人数を動かすときには理解できてないことを理解できてないまま決定して進めていく能力が必要なになる。
で、世の中の大抵の人は自分がラーメンを食べたいかカレーを食べたいかすら理解してないくせにラーメンがでてきたら不機嫌になったりとか日常茶飯事。多くの人は信じられないくらい物事の仕組みを理解していない。

頭のいい人というのは自分の求めていることと自分が理解できることがほとんど完全に同期してしまうので、「求めているのに何を求めているのか理解はできない」という状態に対する耐性が低い気がする。耐性とかいう以前にその状態を想像できない。

多くの人は自分にとって重要なことで自分がやりたいやらなくてはならないことでも、具体的に何をどうすればいいのか分からない。らしい。
だからhtmlが分からないウェブデザイン会社部長、みたいなのが爆誕する。分からないなら勉強しろよって思うけど彼らは勉強しても分からない。分かる能力が無い。分からないが部下が作ってきたものに対してダメだしをすることはできて、それで仕事が成立する。
あれかもしれない、私にとっての音楽みたいなものなのかも。私は正しい音は分からないが下手な演奏家が音を外したのは分かる。どう練習すればいいかはさっぱり分からないが下手なことだけは分かる。そんな感じで世の中回ってるのかも。
いや私が音楽に関わるならちゃんと音楽勉強するけども。難解すぎて理解できなかったら音楽を仕事にするの諦める。でも全ての事柄が理解できなかったら理解できないことを前提に生きてくしかないもんな。


で、どんなに優秀でも全てを理解することはできないから、経営者になるには理解できないことにダメだしする能力が必要。理解できないことは検証もできないから能力とか実績とかエビデンスとかいらない。ただ偉そうにダメだしする厚かましさとカネとコネだけで世のなかは回っている。電通とか。

だから組織がある程度大きい規模になったら、理解できないことを理解できないまま自信たっぷりにダメだしして周囲を振り回すことに慣れてる人が上に立つほうがいいのかもしれない。
優秀な人はたぶんこのあたりの仕組みを理解しつつどう生きてくか考えるといいと思う。