雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

頭の悪い人向けの文章の書き方が分かってきた

偏差値が40くらい離れた人向けの仕事で、私が作った物を間に6人くらい(増えた)通訳が入ってリライトしてるやつの進捗。

できあがったブツは私には何を言っているかさっぱりわからない。難解すぎる。日本語で書いてあるはずなのに何度読んでも何を言っているのか分からない。これほんとうに私の書いた文章のリライトなのか。全然違うことが書いてあって全然違う結論になっている気がするんだが。それ私いらなくないか。もう通訳の人達だけで作ったほうがよっぽど早くないか。

 

それで最近分かってきたのですが、頭の悪い人向けの言葉というのは単純に情報量を少なくするだけじゃだめらしいです。彼らは理解不能なことを理解不能なまま保留にすることができない。頭が悪いというのは計算ができないとか図形が分からないとかたくさん覚えられないとかそういう量の部分だけでなく質の部分に関わってきて、頭の悪さは理解不能なことを保留にする能力に比例する。

ここがなんか不思議なところですけど。

頭が悪いということは理解不能なことが増えるということなので理解不能への耐性は高くないと生きていけないのではと私なんかは思うのですが、どうやら逆らしい。頭が悪ければ悪いほど理解不能が許せない。

それでそういう人達はどうするかというと、自分に理解できる屁理屈にしがみつく。俺が不幸なのは女が配分されないからだ。

 

なので馬鹿向けビジネスというのは、彼らの頭にちょうどいい屁理屈を提供してあげることらしいです。

 

 

 

なんか、私はもう普通に太陽の周りを地球が回っているという前提で衛星打ち上げようぜとか言っているのを、地球の周りを太陽が回っていると思い込んでる人の前提を壊さないように無理やり地球の周りを太陽が回っていることにして屁理屈をこねだしてリライトしているような感じのことが起こっているらしい。なにそれ無理じゃね。。。

 

 

いやわかるよわかる。人間の脳で理解できるようなことはほんの少しだから、どんなに頭のいい人であってもそれは人間の捏ねた屁理屈でしかなくて、私の言っていることも屁理屈の一つでしかない。でもさ自分の屁理屈を少しでもアップデートしていきたいし、どうあがいても私のIQでは理解できない屁理屈には敬意を示したいじゃない。

自分の屁理屈だけで世界の全てを解決できなければいけないとか、何様なのかと。創造神かと。そんなのがウヨウヨいるとかほんとなんなのこの世界すごいな。人類ヤバすぎるしこれで何億年も生存してるとか奇跡だな。

 

 

いやでもこれで少し分かってきた。

もうこれコロナにはお湯が効くとかそういう無害なデマをちゃんと考えなきゃいけないんだほんとに。彼らは彼らの理解できる屁理屈から一歩も出てこない。彼らは彼らの屁理屈に世界がひれ伏すことが当然の理だと信じている。その傲慢さに驚いてしまうけれど、馬鹿という生き物がそういう生体ならそこにダメ出ししてもしょうがない認めよう。