雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

性加害者を医療で「矯正」するのが正義かどうか問題

ロリコンはどこまで存在を許されるのか問題が話題です。

それで、ロリコンを迫害するなと主張する人でロリコンの加害性を認めた言説を私はまだ見ていません。彼らは他の性愛と同じ、他の性愛だって加害性はある、だからロリコンも平等なのだというところを出発点にしたがりますが、そこの欺瞞を解決しない限りロリコンはうさんくさい信頼ならない集団だという印象を強めるばかりです。華麗にオウンゴール決めてどうする。

 

ロリコンは合意が取れないという点で100%加害にしかなりえません。また対象の年齢という必ず変化する要素を条件に入れている時点で相手を人間として見ていないのも確定です。さらに悪質なことに、子供との性行為は相手に重大な身体損傷や死亡の危険もあります。私が今まだ生きているのは運が良かったからにすぎない。

そのため、ロリコン異性愛や同性愛などとは全く異質の加害欲です。比べるなら殺人欲求や強姦欲求や露出狂や下着泥棒と同列。

 

 

とか言うと、そんなの違う俺たちはそんなんじゃない!

とわめきちらしたくなるその心理、後ろめたさ、否認、みたいなのをもうちょっと見つめたほうがいい。おまえがやりたいのはほんとうに「ロリコン=児童に対する加害」なのか?自身の救済が他者への加害とイコールになってしまった人生はつらくないか?

つらいからこそ、否認するのでしょうね。

ロリコン=加害」をやめることが「ロリコン=自身の救済」をやめることになってしまっている。「他者への加害=自身の救済」という図式を否定したくて、ロリコンは無害だと言い募りたくなる。それが現実の被害者や児童や児童を持つ親に対して大きな脅威と侮辱であるという現実から目を逸らし続ける。

 

なんかもう、被害を被りやすいまた実際過去に被った属性としては、はよ死ね以外の感想が出てこないのですが。

だからロリコンは死刑にしろとかドール買うのは犯罪と言いたくなる気持ちはよく分かる。私も正直言いたい。ていうか数十年前なら言ってた。私がこんな平静でいられるのは現在の私が恵まれているからにすぎません。

 

 

でも、はよ死ねいますぐ死ねと言ってもなんも解決しないです。憎い加害者一人を殺すことはできても世界中の加害者全員を殺すことはできず、ましてや加害を助長する二次加害者を殺しはじめたら私以外の人類を皆殺しにするしかない。

 

 

 

 

ということで加害者側に話を戻しますと。

俺は加害なんかしてないロリコンは良い性愛であって決して犯罪なんかじゃないみたいなことを言い出してアーアーキコエナイして最終的に幼児でも性的合意できるとか言い出してしまう頭のおかしい人はただガン詰めするだけではなんも解決しません。彼らは頭が悪いからそうなっているのであって、ガン詰めした程度で反省して自己解決できる知力があればそんなことになってない。

てことで、彼らに必要なのは加害欲を肯定する場なのでは。

ロリコンだろうと下着泥だろうと暴力だろうと、実行さえしなければ創作を楽しむのは自由です。思うに彼らはそこの心理的安全が保障されていない世界に生きているのでは。

 

なんか想像ですけど、たとえば子供のころむかついて同級生を叩いてしまったときとかに頭ごなしに叩くのはダメだと怒鳴られた経験しかなさそう。叩いてしまうにいたったお気持ちを尊重されたことなさそう。いや私底辺階級のことを知らないので想像ですけど。

だからこそ私は加害欲を抑えられないならドールを買う前に医療にアクセスをと言っているんだけけど、なぜ叩いてしまったかガン詰めされて先生の気に入る反省文を書くまで居残りさせられて学級会でつるし上げられた経験しかない人にとって医療というのは自分の加害欲を全否定されるところというイメージしかないのでは。

これは多分犯罪者に厳罰をというのと同じ機構な気がする。犯罪者を百叩きしたって出所したら再犯するわけで。必要なのは厳罰ではなく犯罪欲の肯定、そこに至るまでの心理を認めて尊重することなわけで。

 

そこがわかんないのかな。

加害を肯定するのは絶対に駄目だけど、加害欲を肯定するのはやるべき、というか加害を否定するために加害欲は肯定されなければいけないのだけど、そこがわかんないか。そうだなむずかしいもんなむずかしいことわかんないのはしょうがないよな。

どうすればいいんだこれ。