雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

異性愛者がどういう価値観なのか分からない

世の中で一番分からないクラスタが半知性でその次が異性愛者です。その次が虎井式トランスジェンダー。その次が性的指向性的嗜好を区別しようとする人。

それで今回久しぶりに俺の周りにLGBTは一人もいないとか言う生粋の純粋培養異性愛者と話をして、これは異性愛とか以前に他者を何者と考えるかみたいな部分の相違なのではと思った。
ただ、同性愛者は同性を見境なく襲うとかレズビアンはどんなバイブ使うんだとかどちらが女役なのかとかいうこれまで体験してきたような死ねばいいのに案件は無かった。時代が変わったのか私が権威ある立場だったからなのか不明だけどたぶんどちらも影響してそうな気がする。
それは私としては、偏見すら無いまっさらな無知、というものに初めて直面した経験でいろいろ勉強になった。死ねばいいのに案件は殺すのに手一杯でのんびり考える暇はなかったからね……




浅い付き合いの友達がいても孤独というのは私もわかる。特定の人と深く安定した付き合いをしたいというのもわかる。
でも異性でなければ深く安定した付き合いができないというのがさっっっぱりわからん。そこなんで異性出てきた?


なんか、今回話していて、異性愛者の人は男女問わず、性別というものと自分を同一視しているような感じがしました。同性はイコール自分で異性はイコールケア要因。だからどれだけ同性の友達がいても孤独を感じる。なんというか、異性愛者の条件というのは異性を愛することというより同性と分断されていることなのでは。

なんといえばいいのか、何か人間関係に関して禁則事項が設定されている感というか、同性と深く安定した関係を築くことを深いところで抑圧されている感というか。
普通に考えてつい最近アプリで出合った男と何年も友達やってる同性のどっちが信頼できるかどっちが頼りになるかといったら後者なわけですけど、例えば一人暮らしでインフルエンザにかかったときに助けに来てくれるのはどっちか、突然入院が必要になったときに着替えを持ってきてくれるのはどっちか、とかかんがえたらすぐ分かることですが
なぜか人生を大きく左右する結婚扶養義務妊娠出産子育てになると突然バグる。よく知らない異性のほうが適任に思えてしまう。
これはもはや合理的な思考が出来ない認知の歪みで、多くの人は幼少期に何らかの強力な洗脳を受けるような体験をしているから異性愛者になるのでは。それは同性を愛してはいけないなんていう単純な洗脳ではなく、独立した自己と他者との関係の阻害みたいなところなのでは。

彼らは同性と安定した深い関係を作れない。どれだけ仲良くなっても所詮友達止まりで、本気の信頼は作れない。異性愛者は仲間同士固まっているように見えてその実巧妙に分断されている。クローゼットの中にいるのは異性愛者のほう。
同性と安定した深い関係を持つことを強く忌避する彼らは、生まれてこのかた一度も微塵も安定した深い関係を持ったことが無く、安定した深い関係を餓鬼のように強烈に求めている。そんなクスリの切れたヤク中みたいな心理になっているところに異性となら求める関係が得られると刷り込まれてガチ依存性のようになってしまっている、という見方もできる。



定番のホモソのホモフォビアの話、ではあるんだけど、これはもしかしたら性別の問題ではなく誰かと深く安定した関係を築くスキルが低過ぎる、スキルを磨く機会が奪われていることが問題なのでは。
機会の平等を憎んで自民党に投票するような人達、自分を救う為に何か必要なのかすら理解できない迷える人達、みたいな問題全ての根底に流れるものが「誰かと深く安定した関係を築くスキル」なのか。なんかちょっと繋がった気がする。