雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

やべえときの状態を客観視する試み

ここまできたらやばいみたいなのがあるけど案外やばくなかったのでメモ。


やばいときに怒り出したり泣き出したりテンション乱高下したりいろいろなタイプがいるけど私の場合は思考と現実が混ざる。考えたことと現実に起こったことの区別がつかなくなる。

悪い夢を見て目がさめた直後に夢と現象どっちがどっちだかわからなくなるやつの強化版みたいな。
ご飯たべよ、と思ったときに食べようと思っただけなのかもうすでに食べたのかわからん。
そういや昔締切り間に合わなくて修羅場だったことあるなぁと思ったときに単に思い出しただけなのか今間に合ってないのかわからん。
腕がもげた夢を見て目が覚めて今自分の腕がくっついてるかどうか判別できなくなったりする。意味がわからん。

ここまで来るともはやマルチスクリーンで複数の映画を同時上映してるみたいになる。たぶん普通は現実という一つの映画がどでかいスクリーンで上映されてて、他の思考は小さい画面でちょっとだけ流れててどっちがどっちかすぐ区別がつく状態なんだろうけど、現実も思考も同じサイズで上映されてどれがどれだかわからなくなる。なんなら思考のスクリーンがでかすぎて現実が上映停止されてしまったりする。
もはや眼前に広がる複数の世界のどれに自分が位置してるかわからん。今日本にいるのか古代エジプトにいるのか座敷牢にいるのか地下のキャバで働いてるのか駅で寝てるのか旅館でご飯食べてるのか。




これ自体は認知の歪みというか、目の前で起こってることをさしおいて過去のトラウマのほうが強くフラッシュバックするのわりとよくあるやつと思う。でもそういうのとちょっと違って、過去のトラウマ的な強い思考が強制的に割り込むというよりふわふわした思考がそのまま垂れ流されるというか。
それでぼんやりスクリーンを見てるといつのまにか血まみれで死にかけてたりインドに行ってたり知らない人と寝てたり知らない土地で知らない人生を歩んでたりする。




さすがにこれはやべーのでいつもはここまでなる前に入院手続きを進めるのですが、よく考えたらこれ別にやばくないのではと思って今回入院しなかったら案外やばくなかった。
私にとってマルチスクリーンのほうが普通で、むしろ普段現実がシングルスクリーンなことのほうが無理してる。

現実と妄想の区別がつかなくなるのの何がやばいって、本来現実が映されるべきであるシングルスクリーンに妄想が映されてしまい妄想=現実として振る舞ってしまうからやべーのであって、宇宙人が攻めて来ようがギフハブに監視されてようが並立する妄想の一つでとどまっていれば無害な空想でしかない。
私にとって現実とは数多ある妄想の一種でしかなくて、せいぜいちょっと設定が作り込まれてるのが特徴かなくらいで、他の妄想とそんな変わりない。