雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

魔の2歳時期を乗り越える(現実的ではない)方法

魔の2歳児は成長段階だからどうしようもない耐えるしかないみたいに言われてるけど、これは人類普遍の大変さではなく現代日本のハイテク少子化社会固有の要因が大きくて、現代日本は2歳児にとって過酷な場所なのではという素人の思いつき仮説。

じゃぁ2歳児にとって快適な社会とは何かと考えていくと、共産主義の自給自足コミュニティなんじゃないかと。アーミッシュ的な。
たぶん2歳児の癇癪は2つに分類できて、ひとつは普通にお菓子が食べたいとかオモチャが欲しいとかいう普通のわがまま。そして2つ目が「納豆ご飯が食べたいけどネバネバは嫌だ」「眠いけど目を閉じたくない」的な物理的に不可能なもの。


それで、1つ目の普通のワガママについては、「何かしら叶えられそうな願望」があってかつそれが叶えられないから発生するわけで、たとえば生まれてこの方1度もチョコレートを見たことがなければチョコレートが欲しくて泣きわめくことは不可能。だからお菓子もオモチャもお洋服も全て触れさせなければワガママは発生しえない。一切触れさせないのが無理でも暴露を減らすだけで十分効果があるので、たとえば家にテレビがなくて、買い物は生協の通販で済ませ、お菓子やオモチャ類を家から排除し、スーパーもおもちゃ屋もコンビニも行かず、同じようなご家庭の子とだけ遊ばせればいい。

そして2つ目のどうしようもないワガママについては、これはある程度どうしようもないが、実はこれは子の体調に大きく依存する。小さな子供は体調が悪いと露骨に気分のコントロールができなくなる。だから砂糖を一切使わず薄味にして雑味のある路地ものの有機野菜で味覚を育て農作業で体を鍛える。あと子の精神は刺激に弱い。テレビや動画のような単調で強い音と光で思考力が鈍る。だから電子音は一切聞かせない。伝統的な手遊び、工作、ビーズやおはじきや積み木などで様々な知的な感覚を育てる。木琴や太鼓など柔らかい音やシルクや麻や木綿の手触りや葉擦れや雨や虫の羽音に耳をすませる。
また子供同士の交流が好きな子、一人が好きな子、など、個体差に合わせて安心出来る場所を確保するのも大事。子供が安心できる場は個体差があるがひとつ確かなのは、大人が付きっきりであれこれ口出ししてくるのは1番最悪。つまり核家族で母親がワンオペ育児して周りは口を出すだけで手を貸さない現状は1番最悪かつ難易度もナイトメアになる。だから子供は親元から離して共同保育したほうが絶対圧倒的に楽。

とか考えていくと、共産主義で自給自足で外界と隔絶したコミューンが2歳児にとってベスト、と私は思ってる。




いやこれ現代日本の基準では普通に虐待案件だが。



閉じたコミューンはカルト化して内ゲバをはじめるのは歴史が証明しているので、子育てにベストなコミューンを作ろうぜ!と気楽に言えないところはあるけど、でももし内ゲバせずハラスメントや暴力もなく理想的な閉鎖的コミュニティが存在したら子育てはめちゃくちゃ楽だと思う。

私は別に共産主義でもなんでもないけど、子育てがあまりにも大変すぎて結果として閉鎖的な自給自足コミュニティみたいな生活を送っていた。
だってテレビみせたり砂糖を与えたりすると一気にくっっそ育てにくくなるんだもん。。
ほんとは普通にスーパー行きたかったし適当なお惣菜で済ませたかったけどスーパー行ったらひっくり返って泣きわめくじゃん。。。
たまにジジババに預けると甘やかされて手がつけられなくなるし。アンパンマンとかトーマスとかyoutubeとかに子守りさせると無限に欲しがるし。ならテレビは捨ててパソコンは子のいない仕事部屋に置いて多少高くてもシュタイナーやってるおハイソな幼稚園行かせて食材は全て通販で休日は子と一緒に家庭菜園して夜は絵本読み聞かせして木琴やハープ演奏して草木染めしてたほうが圧倒的にラク。。。。

そりゃスーパーもコンビニも行きたいし炭酸やジュースやチョコ食べたいしケーキ食いてぇぇぇ!晩御飯は惣菜で済ませてぇ!!可愛くて安い子供服着せてインスタ映えさせたいしディズニー連れてってやりたい!!!

けどそれをすると地獄の2歳児が出現するんだもん。無理。。。2歳児の圧倒的パワハラこわい。。。








結果として私の子は驚異的に道理の通じる2歳児として近隣に名を馳せた。どうやったらこんな賢くて良い子になるんですか?とやたら聞かれた。
よその子がやっと2語文を話しているころ「今日お弁当を持ってこなかったのはママがお弁当にプチトマトを入れたことが気に入らなくてこっそりお弁当をカバンから出したからである。ムシャクシャしてやった今は反省している。今後の対策としては子ちゃんみずからお弁当を作る事にしたいのだがどうか。冷凍食品を詰めるだけならば子ちゃんにもできるのではないか」とか「今日幼稚園に警察の人が来て交通ルールを教えてくれたため、今後は子ちゃん1人で外出しても安全が確保できると思うがどうか」とか言い出すくらいだった。やべえ。
よくある天才幼児描写は体は子供頭脳は大人、子供の体に大人の良識がつまっているというものだけどそういう感じではなく、サリーアン課題は年相応に間違えるしサンタさんも妖精さん普通にも信じるし、なんというか、月の住民がホモサピエンス初体験しているみたいな感じ。



そんな変な宗教みたいな育て方をしてしまって変な宗教の人みたいな子になってしまったらどうしようという心配はあったが、でも激務ワンオペ育児でメンヘラ母にはこれが限界だった。2歳児に耐えきれず怒鳴ったり叩いたり食事抜いたりするより変な宗教のがまだまし。
そしてティーンになった今彼女は、スマホを操り支部をあさり同人誌を買い推しに会うために旅行しのびのびオタ活する普通の子になったので結果モーマンタイ。よかった…








テレビやゲーセンやパチンコのような強い音や光、次から次へと出てくるカラフルで魅力的なオモチャ、みたいな現代日本の刺激に対応するのは産まれたての赤子には難しくて、できれば文明が無かったころの生活をして体と心を鍛えてから徐々に文明に慣れさせるほうが楽なんだと思う。実際圧倒的に楽だった。もはや文明は毒。ダメ絶対レベルの厄災。諸悪の根源。
というくらい文明の中での2歳児は悪魔化する。

文明が悪いというより未発達な幼児に文明は刺激が強すぎて、つまり幼児限定で文明を排除する育成空間を作り、成長に応じて段階的に文明化していくプログラムみたいなのがあるといいのでは。発達障害とかも軽度であればこの方法で苦労せず適応できそう。


でも私みたいにワンオペ母が1人で実行するのはあまりに犠牲にするものが大きくて、かつ他のご家庭のように「ひっくり返って泣きわめく子供をあやす疲労困憊した親」みたいな分かりやすい大変さは全然なくて、めちゃくちゃ育てやすい子を引き当てて子育てベリーイージーと思われて自分でもそう思ってしまって、てかたぶん私の周りの人は私のことを「ベリーイージー育児なくせに自然派ママみたいな変なこだわりを子に押し付けてた神経質で扱いにくい母親」と今でも思ってる節があって、報われねぇ。。。子育てしんどい