ストレス溜まるとすっごい吐くんだけど下痢とかより始末しやすいのでラッキーくらいに思ってる。
そんで妙齢のガリガリの女性が過食嘔吐というとそりゃもう当然のごとく摂食障害一択な扱いされるんだけど私の場合は過食嘔吐の発生機序と回復過程が一般的な摂食障害とはなんかちょっと違うので自分メモ。
ゲロの内容物とか性虐待の話とかなので閲覧は自己責任でどうぞ。
多分普通の人、というか普通の動物は、消化吸収というのは副交感神経優位のリラックスした状態でないとできないように設計されています。テンション上げて獲物を取ってきて、むしゃむしゃ食べてリラックスしてうとうとしてる状態で消化吸収、みたいな感じ。だから緊張してたり仕事中には消化も吸収もできないのが正常で健康な人間なんだろうなと思います。
ですが機能不全なのに機能不全を認めようとしない構成員がいる家庭では、どんな状況でも笑顔で食事をする、というスキルを自分の体を痛めないように行えるようになることがわりと死活問題です。
機能不全家庭では得てして食事というのは極度の緊張状態で周りを伺いながらの作業になるので、めっちゃテンションあがった交感神経優位での食事というのを求められます。普通だったらとても物なんか口に入れられないくらい疲れきった状態だけどそこでご飯食べなかったりあまつさえ吐いたりなんかしたらもっとどえらいことになるので、家族の気に入るものを気に入るだけ口に運んで咀嚼嚥下するという技が知らず知らずのうちに身につきます。
口に入れたものを飲み込んで少なくとも数時間は吐かずにキープする必要性があるため、なんか進歩?進化?して新機能が身について消化作業と吸収作業が分業化しました。そのためどんなに緊張下でも、口に入れる→咀嚼嚥下する→数時間はキープ、というタスクを達成するために、交感神経優位の状態でも食物を胃まで落とし込んで消化までは行えます。
ちなみにこの能力は嘔吐反射を抑制することでもあるのでディープスロートを強要されたときに窒息死の危険を低減させるという効果も期待できて一石二鳥です。小さい子供の体で大人の男性のあれをつっこまれるのはほんとまじで死にそうになるのでやったやつは全員死ね。てか私はわりと殺しました。いや殺人とかではなく単に見殺しにしただけですが。
いや話がそれましたが、どんな状況でも笑顔でなんでも咀嚼嚥下できるというだけでは食事スキルとしてはまだ不完全です。
明らかに毒っぽいものやら腐ったものやらアレルギー起こしそうなものを食べることを強要されることもよくあるので、ヤバいものを嚥下したら後でこっそり吐く必要があるため、吸収に関してある程度随意的に開始をコントロールする必要があります。
そして人間が随意的に吐けるのは胃の内容物まで、せいぜいがんばっても十二指腸の内容物までです。小腸や大腸に入ってしまったものは基本的には吐けません。いや絶対に吐かないわけではないですが腸のものを口から吐くのはたいてい生命の危機が迫る状態なんで速やかに救急車を呼んだほうがいいです。
つまり過緊張状態で口に入れた食物を最低数時間は胃に留まらせて必要があれば吐く、そうでなければ吸収する、というところまでセットで完遂できて初めて健康を害さない摂食行為が成立するわけです。
普通摂食障害で過食して嘔吐する場合は胃での消化もせずに吐くことが多いため、食べたものがそのまま吐き出されることになります。ですが私の場合は胃での消化はしっかりされた状態で吐きます。吐瀉物の形状などどうでもよさげな違いですが、これは摂食障害の機序と治癒過程を探る際に重要な情報です。
私も詳しくは知らないんですが、多分一般的な過食嘔吐の場合はまず過食しないということに重点が置かれるのではないかなと思います。異常なほど食べてしまうというのがトリガーであり過食さえしなければ嘔吐もしないような気がする。実際入院時にはそんな感じの指導をされたんですが私の場合過食はトリガーではなく結果なので過食を抑制すると逆に消耗します。
私にとっては強いストレスと食事を強要されることはほとんどイコールと認識されているため、強いストレスが発生すると胃液が過剰に分泌されます。胃液は強酸性のため胃液を吐くと食道と喉が焼けてすっごい痛いです。あと臭いがヤバい。吐くのを我慢すると胃液の原液が腸に流入するんで食事どころじゃなくなってガチ栄養失調になります。以前やらかしたときには10キロくらい痩せました。
なので私の場合、胃液を中和するためにある程度食べないとヤバいです。逆にある程度食べてしっかり吐いていれば身体的なダメージはそんなにありません。
通常の過食ではお菓子やジャンクフードなどを手当たり次第口にするという場合もあるらしいですが、私の場合は強酸の中和が目的なので豆腐や鶏肉などのタンパク質やスープなどのアミノ酸と水分がメインという妙にヘルシーな過食がベストです。いや出されたものは野草だろうが腐敗していようが文句言わずに口に詰め込みますが。むしろ野草のアクはアルカリ性のため好ましいです。
しっかり食べて消化して、吸収できない分はちゃんと吐く、というサイクルを繰り返しているとそのうち勝手に回復します。
だから食べて吐くモードになってるときに吐くことを禁止されるのが一番きつくて、吐くなとか食べるなとかいうプレッシャーをかけられるともう摂食中枢をアンコントロールにするしかなくなって、そうするとジャンクフード爆食いしたくなる。でもそれやると多分ほんとに摂食障害になって自己回復能力が根こそぎ焼き尽くされそうなんでできれば具合悪いときにはほっといてほしい派です。