うっかりめちゃくちゃストレスかかって疲労もかなり溜まってるときにうっかり外出先でわりと重めの症状が出ちゃってタイミング悪く救急車を呼ばれてしかも休日だったもんでけっこうでかめの救急外来に運び込まれていろいろ検査されたという黒歴史の話。なんかほんとすみません。
これまでの状態
以前から疲れると手足が動かなくなったり布団から起き上がれなくなったりする症状はわりと昔からあって、でも明らかに医学的にありえない麻痺の仕方なんで脳の障害とかじゃないなーってのは分かってたので、別に生命に異常はなさそうってことで放置してた。ストレスで胃が痛くなったり不眠になったりと人によって症状にバリエーションがあるけど私の場合は運動能力に症状が出やすいんだな、くらいの認識。
発症のきっかけ
発症、てほど大げさなもんじゃないけど、慣れない土地で超強行軍なスケジュールをこなしている最中に不意打ちでごたごたが起こってめちゃくちゃ疲れたのがきっかけで倒れた。まさに泣きっ面に蜂て感じの状況だった。
発症時の状態
それまで普通に話していたのに突然ぶったおれる。
大声で名前を呼んでも返事しない。ほっぺたをひっぱたきつづけるとかろうじて開眼、てことでJCSならⅡ-30てとこか。
嚥下や呼吸にも症状が出てしまってつばが飲み込めず顔面が黒歴史。あと目が閉じられなくて白目剥いてたと思う。スマホで激写するような野次馬がいなくてほんとよかった、と思うと同時にそのときの愉快な顔を私も見たかったんでだれか写真の一枚も撮ってくれなかったのが残念。
そういうのに慣れた職種ならともかく、一般人なら命の危機に見えるよね…悪いことした。私としては動けないだけで意識ははっきりしてて別になんともなかったんだけど救急車を呼ばれてしまった。救急隊員のみなさんほんとすみません。
バイタルとか
救急隊員の人が到着して「この忙しいのに構ってちゃんかよ」という微妙な空気になる。ほんとすみません…でも向こうも仕事なんで邪険にはできないらしく血圧とか測ったり周りの人に既往歴とか聞いてた。
血圧はたしか上が70台でちょい低め、呼吸数が10くらいでかなり少なめ、心拍数が120とかでわりと多め、でもSPO2は80以上あって全然普通。。体温が38度近くあって熱中症的な症状もあったんだと思う。でも痙攣とか瞳孔拡散とか失禁とかそういうヤバいこともなくただ熟睡してるだけ、という典型的なおさわがせ症状で申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
その後担架に乗せられて救急車で病院に搬送。いやこの程度ならタクシーでいいっしょ、と思ったけど周りに押し切られた。救急隊員の人のトランスファーが思った以上に下手でひやひやする。肩が外れるかと思った。救急車っていっても別に処置とかすることもなくすげーーー気まずかった。
MRIとか心電図とか
そんなこんなでいろいろな人に迷惑かけまくったわけなんだけど、全く動けないくらいの身体表現性障害のときに脳みそはどうなってるのか、というのは個人的に興味があったんでMRIをとれたのはおもしろかった。
あと心電図では微妙な不整脈だった。心室性期外収縮だけど拍出量は正常。今回はいきなり全身が動かなくなったため大人しめの波形でした。症状が軽めで無理に動けちゃうときに心電図とると基線がぐちゃぐちゃの愉快な波形になります。たぶん筋電が写り込むのが原因なんだろうけどわりと独特のぐちゃぐちゃ具合で、やべぇこんなのみたことねぇwwてなる。
結果として、MRIには全然異常はありませんでした。
まぁ、そりゃそうだよねぇ…。。。
画像に表れるような病変があったら簡単に回復しないもんね。他の人はどうだかわからないけど少なくとも私の身体表現性障害というのは要するにかまってちゃんというか、なんちゃってというか、気のせいというか、演技というか、なんかそういうたぐいのものなんだなぁと再認識しました。
とはいえ、ほっとけば治る程度のこととはいえ意思の力でどうにかなるものではないし嚥下にも障害が出ていたので一歩間違えれば窒息死ルートもありえたわけで、身近に身体表現性障害の人がいたらなまぬるくやさしくしてほしいと思います。
疾病利益
関係者全員が意地になって一歩も譲らないという昼ドラ並みのドロ沼状態のなか私が倒れたことでどことなく収まりがついて、これが疾病利益というものかと感心した。
でもかまってちゃんで全身麻痺させて血圧や心拍まで症状を出すってけっこう根性ありますね。あと呼吸のコントロールもあんまできなくてわりと苦しかったりとか、私の脳みそすげぇ。