なんかふっと思ったのでメモ。
病名問わず精神を病んでるといわれる状態の人ってなんか2種類に分けることができる気がするなと長年うっすらぼんやり思ってたのを改めて考えてみた。
なんか、大概の病んでる人って結局ストレス耐性が低い人だなって感じがする。
自分のストレス源が何かすら気づいていない感じ。
人は何のきっかけもなく欝になったり過食に走ったりしない。病気になるってことはなにかしらの原因があるんだけども、病気をまるで天災か通り魔かなにかのように思ってるタイプの人がいる。
気づいたらご飯食べられなくなってた!なんで?
なんか知らないけど学校行けない!なんで??
みたいなことになって精神科に行ってそれらしい病名をつけてもらって「ビョーキだから仕方ない」みたいな。そんで薬飲んで入院すれば治るんでしょと思って何十年も放置しちゃうみたいな。
そういう思考パターンが有利な場面もあるんだろうけど、何のサポートも無く精神科の結構強い薬を漫然と処方されてしまう現状を考えるとあんまり上手くいかないことのが多いんじゃないだろうか。こういう人達に必要なのは自分を客観視するフレームワークじゃないかと思うんだけど残念ながら投薬と手術で儲けるシステムができあがってる医療の中でそんなことは誰もやってくれない。
で、大抵の人は上記のようなストレスへの対処が下手な人なんだけどそれとは別の原因もある気がしてて、なんていうか発達障害とかに近いようなパーソナリティと社会との間の齟齬っていうか。
たとえばうつ病と診断されたとして、ストレス耐性が低すぎるタイプのうつ病ってのは激務だとか機能不全家庭だとかそういう過剰なストレスに気づけなくてどうにもならないくらいまで放置した結果として体がダウンしちゃった状態なんだと思う。
でも社会と個人の齟齬のタイプの人の場合は、もともとうつ状態が普通の人、みたいな。体質的に体力が無くて一日中ゴロゴロしてたくてできればベットから出たくない、みたいなタイプ。だったらずっと怠けてれば問題ないんだけどそれが許されないからストレスになってしまうタイプ。
この二つって全く区別されてないけど実際には真逆なわけで、そのあたりよーく見極めるの大事だと思う。
図にするとこんな感じ。
同じ診断名なのに性質は全然違う。なんていうか、水虫と火傷を皮膚の病変ということで一括りにして同じ処置してる、みたいな違和感。
そんでもってこの二つを同時に発生させる構造がダブルバインド、と思ってみるとすごく分かりやすかった。
これうつ病だとわりと分かりやすいけど、統合失調症とか解離性障害とか双極性障害とかになるともっと分かりにくくなる。ていうか、そんなキチガイじみたパーソナリティの人が存在するということが健常者様には理解しがたいのかもしれない。
だからもともとの個性の発露を無理やり強制しようみたいな発想がすごくあって、なんだよおまえらノーマライゼーションとか習わなかったのかよって思う。ICFとか口先ばっかで本質を全然理解してなくてほんとめんどい。