一連の事件で、今まで封殺されてきたやべえやつが実在して問題を撒き散らしているというのが明るみに出たという点はとても良い事と思います。火消しに必死なクラスタもいるようですが、人間というのは1度知ってしまったら知らなかったころには戻れない生物なので、今後はこれまで無かったことにされていたことも明るみに出てくるのでしょう。
諸々の手続きなどは本職の方に任せて、一般市民としては自分自身とカルトの関係について思いを馳せるなどしてみます。
で、カルトについてはせいぜい突然連絡してきたむかしの友達に勧誘された程度しか関わったことがないので何か言えるほど知識がない。大学で注意されたはずだけど全く覚えていないし、わけのわからん因習の中で倉に閉じ込められて神様やってたけども、あれは勧誘とかしないタイプだったので。
カルトに取り込まれてしまった人を取り戻すのには逆洗脳をするんだと聞いて慄いている。
カルトは全員が不幸になるからダメで、カルトでない穏健な思想は全員を幸福にするから正しくて、だから普通にしてればカルトなんて誰も信じないから密室に閉じ込めたり複数人で畳み掛けたり合宿で極限状態にしたりという異常な手段で洗脳してくる、のでは？ちがうの？？
密室に閉じ込めたりしさえすればどんな思想でも刷り込み放題なの？人間って洗脳さえされなければ誰もが自由と平等と平和を重んじるようになるもんじゃないの？？
合宿に行った程度で塗り替えられてしまうのなら、人間にとって思想とは何なんだろう。
泊まり込みで護摩でも焚きながら夜通しヨガして教祖の空中浮遊を見たら、私の思想も塗り替えられるのだろうか。女は男に尽くせ日本は韓国に尽くせ子は鞭で育てろ資産は全て寄進しろとか言い出すのか。やばいなにそれ私の中の何がどうなればそうなるのか。ちょっとやってみたい
と思ったけどそういややってみたことあったわ。
聖書の話しかしない自給自足（といいつつ肥料とか建材とか外部から買ってる）で全員平等（でも幹部は高級車乗り回してる）なところに少しだけいたわそういや。嫌すぎて死にかけたけど。信仰とか無理すぎる
あれは何だったんだ。洗脳さえすればどんな思想でも刷り込めるなら、なぜ私は洗脳されなかったのか。洗脳が足りなかったのか。もっと追い詰められれば入信してたのか。
矛盾するようだが、この先何かとてつもなく面倒なことが起こったら私は宗教に入るだろうなという確信もある。
神を信じると人生が圧倒的にシンプルになる。何も考えなくていい。だから考えるのすら嫌になるくらいろくでもない事が起こったらたぶん私は何かしらの神を信じ出す。
そして、あの時の宗教は私を救ってくれなかった。
当時私は狂った実家がやばすぎて逃げてきてそれでも追ってくる親族から逃げるためにカルトな村に潜り込んだわけだけど、そこで「両親を大切に」「話し合えば分かり合える」「親は子を慈しみ、子は親を慕うもの」とか言われても。生物学的な父母すらわからないし、なんか拝まれてましたが。神として崇められるのは母子の愛に入りますかね
逆に、私の生い立ちや苦労を労ってﾖｼﾖｼしてくれる団体があったら、私はどうなるんだろう。やっば号泣とかして這いつくばって神に忠誠を誓って全財産寄付したりするんだろうか。そんなんなったことがないからどうなるかわからなすぎる。
