文明が発展し人権意識が育つにつれ、人類は愚かさと向き合うことになると思ってはいたのだけど、正直あと100年はかかると思ってた。まさかこんな形で突きつけられるとは予想できなかった
https://smart-flash.jp/sociopolitics/195339
つまりこれって、統一教会を信じてしまうような思考力が落ちた状態の人ならこの程度の説明で納得するだろ、ということよね。明らかな嘘でも言葉だけ丁寧語にして堂々と何度も繰り返せばそれっぽく思われると。
「地球が丸い」というのは義務教育のころからそこいらじゅうで偉い人達が何度も何度も説明しているから「正しいこと」であって、地球が3角だとか平らだとかは偉い人が言ってないから正しくない。うん覚えがある。エビデンス厨もこれ。エビデンスというのを「偉い人が偉い場所でやってること」としか理解出来ていない。
こういう人は言葉が分からない訳では無い。言葉遣いが丁寧語だとか、肩書きがどうとか、どっちがエラいかとか、そういうのはわかる。むしろとってもわかる。でも文章は分からない。犬みたいな。人間が何を言っているのかはわからないけど集団の力関係だけはわかる。そして群れに従うことで安心感を覚える。彼らの頭の中にはどちらがエラいかしかない。
犬を飼う家庭は常にアルファがベータを統制し、統制が取れていなければいけない。「この世のだれも偉くないお前も偉くないしお前の存在を保証する偉いリーダーもいない」とか、そんな状態で育てられた犬は情緒不安定で攻撃性が高くてどうしょうもなくて殺処分するしかなくなる。
たぶん人間も同じで、アルファに従いたい、あわよくばおのれがアルファになりたい、という強い欲求がある、ということを認めてその欲求をどう安全に発散させるのかを考えないと行けないのだと思う。
私自身に引き付けて考えると、たぶん私はアルファになってしまうタイプなのだな、と思ってみるといろいろと筋が通る。
他の動物はどうなのか知らないが、神という概念を生み出した人類にとってのアルファは無能でいい、むしろ無能がいい。
餌を取ってくるとか不満が出ないように公平に配分するとかの実務は下々がやって、アルファはただひたすら安寧であらせられればそれでいい。生活費が足りるかとか備品が足りないとかそんなことで御心を乱してはいけない。
天のとこしえの象徴として地上に顕現する存在にお仕えしたいお守りしたい陛下の御代に栄光あれ、みたいな感じなことをしたいというとても強い欲求を、たぶん多くの人は持っている。
いや私はそういうのよく分からないんだけども。他人が働いてるのをぼーっと眺めてるだけのやつとかただの無能だし、真っ先に死ぬべきいらないやつじゃん。そんな無能にへいこらするとか意味がわからないしましてやそんな無能になるとか生きてる意味がわからないさっさと死にたい
というのが私の生への執着のなさ、そして高齢者や障害者や自分自身への異常な厳しさと無関心さ、みんな死ねばいいのに程度しか考えてないクソ野郎なのになぜか高潔な人格者扱いされる謎、私がわがままを言うとどこからともなく湧いてきて無償労働しだす謎のおじさん、みたいな謎現象の原因なのでは。この世の大半の人は盲信できる神を必要としている。
でもそしたらこれはやっぱり、カルトを規制するとかと並行して新たな神を創成するみたいなことが必要なのでは。自由は人類には早すぎた。
