雑記帳

チラ裏なつぶやき。鬱々しい。

立体把握が得意だけど平面理解ができてなかったので図形でつまづいた話

普通、三次元てのは人類にとって難易度が高くて、三次元は二次元の組み合わせで近似的に理解している人が多くて実際学校でも三次元は二次元投影図の組み合わせという前提で教わる。微分なんかその発想の最たるものだと思ってる。

 

CADなんかも今はどうかしらないけどババアの時代にはまずxy平面とyz平面の平面図を書いてそれを合体させて立体にしてるじゃん。その発想のせいで宇宙戦艦ヤマトのプラモデルは四角い形になっちゃったわけで。

 

 

普通は 2D→3D なんだと思う。

だけどどうもうちの子は 3D→2D の発想らしくて、つまづいていたっぽい。

 

小学校四年生時点では平面の図形しかやらないんだけど、それがすごく難易度高いらしくて、どうも平面図を出されると無作為な線の集まりにしか思えないっぽい。

だから平面図をextrude(日本語だと押し出し?になるのか?)して考えるといいよ、と言ったら分かるようになった。

 

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押し出し以外にも、積分みたいな回転とか、loftとか、なんでもいいんだけどとにかくいったん立体化して考えると分かるみたい。

 

 

 

 

前回、平行と垂直について地球の形状から教えたんだけど、あれも直線ではなく面だと思って教えるとちゃんと分かってくれた。

平行=一階と二階の床

水平=床と壁

みたいな。

 

 

かけざんなんかも縦×横の長方形の面積だと思うとイメージしにくいらしいので、いっそ九×九じゃなくて九×九×九にして縦×横×高さの直方体の面積だと思えば理解できるのかも、と一瞬思ったけど多分九九九はすげぇ難易度高くなるから無理だった。家庭用PCで演算できるレベルを超えてた。かけざんやべぇ。

 

 

 

高IQゆえに直線が理解できなかった子供に算数を教えた話

それなりに難しい計算はできるのに妙なところで躓くうちの子に平行と垂直の定義について生物の重力感知能力から説明したらやっと理解してくれた。

 

hedgehogx.hatenablog.com

 

でもなーんか、幾何の基本が分かってない気がしていろいろ話していて、あーこれ数学的な直線と平面の定義が間違ってるわ、ということに気づいた。いやでも普通『直線』なんて感覚でわかるじゃん。しゅばっとしていて曲がってない線が直線ってことでいいじゃん。なんだけど、彼女にとって直線とは『床と平行な線』で、床=地面=地球=曲線 という理解になっていた。地球上で考える以上直線はマクロでみた曲線になる。

図にするとこういうこと。

地面=直線 だから、数学的な直線だと地球からはみ出る。

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彼女にとって 直線=曲線 だから三角形の内角の和が180度なのは納得いかない。

分度器で計って180度でも正確にはかれば、あるいはすごくでかい三角形なら内角の和は180度を越えているはず。という理屈。

まぁね…机の上=地面と平行な面=曲面 に三角形を書いたらそうなるね…

しかもこの模式図は地球を二次元で円として書いたけど彼女の理解の中では地球はあくまで球だから、平面=曲面 になって、だから面積の求め方も納得いかない。

 

普通、数学感覚というのはまず素朴な『まっすぐ』『平ら』っぽさから出発するんだと思う。ていうか私はそうだった。三次元的理解なんていのは近年コンピュータで3Dを扱えるようになってやっと学問として始まったわけじゃん。いま数学者やってる人達はみんな紙の本に書いてあることをベースにしてるわけじゃん。そもそもこの子だって紙の教科書で平面について学んでるわけじゃん。

 

普通、二次元の発想が基本じゃん。

なに人類に先駆けて先行アップデートしてんの。クロームか。グーグルか。

さすがの私も小学生に三次元とか四次元データの解析とかさせてないよ。いつ地球は球だってのがベースになったし。そういやこの子地球儀くるくる回して各国の時差を考えるのが好きだったけど。それだけでその発想に至るもんなの?

 

 

そんな風に厳密な定義を求める子供なんだけど、私を含め彼女の周りの大人で純粋な学問をやってる人がすごく少なくて、厳密な定義なんてちゃんと説明できない。医学、生物、統計、経済、法律、教育、社会学、心理学、哲学と、みんな実務系というかガテン系な先行なんだよね…。せめて物理系でもいればいいんだけど。

あと多分、学問全てを生活感覚に落とし込んで理解する彼女自身も純粋数学とかは扱えない。虚数みたいな触れない概念だと詰む。

いいじゃんふわっと「直線はまっすぐな線」て理解で。

高IQなのに平行と垂直が理解できない子の原因

速度とか、濃度とかの高校レベルの計算はできるのに平行と垂直の定義がわからない原因を解明したのでメモ。うちの子はあいかわらずかっとんだめんどくささだった。

 

一本の直線に対して垂直な二本の直線を平行と言う、という定義が覚えられない。ぱっと見て平行や垂直が感覚的に分からないから毎度三角定規で確認、しかも用語自体覚えていないから平行と垂直を間違えて答える、という、なんなのこの子LDなの?というおとぼけっぷりを発揮してたうちの子、原因は「存在意義」だった。

 

そうだね、かあさんあなたに速度や加速度、数列とデカルト平面、三次元と四次元、みたいな話はしたけど垂直と平行の話はしてなかったね。基本すぎて忘れてたよ。ていうかまさかそこにつまづくと思わなかった。

だって、定義なんて覚えなくても平行は「なんとなくまっすぐっぽい」垂直は「なんかしっかり交わってる」みたいな感覚でなんとなくわかるじゃん。深く考えるなよ感じろよ。

 

だんだん分かってきたんだけど、うちの子は言語理解はずばぬけているけど言語に依らない理解は壊滅的に下手。それは無意識の行動を全て言語化し普遍化できるという学問において稀有な才能になり得るけど、ひっくり返すとみんなが無意識に行っているルーチン一つ一つに理由をつけないと理解できないということで日常生活全てを言語でインストールし終わるまではただの無能になってしまう。

加えて小学校の算数なんて「むずかしい定義はひとまずおいて感覚的な理解を優先させよう」というコンセプトでしょ。九九を歌で暗記させよう、みたいな。だけどうちの子は九九と面積と速度と微積を関連付けないと九九が覚えられないんだよ。足し算引き算と数列とデカルト平面を関連付けないと1+1ができないんだよ。めんどくさい!

そういや幼稚園に上がる前に「なぜ人は生きるか」「どうして争いはなくならないのか」「なぜ夜は寝なくてはいけないのか」みたいなことをめっちゃ聞かれたわ。二歳児に。魔の二歳児。あれも生きるうえでの基本を言葉でインストールしてたんだな。

 

てことで、まず「地球の中心を通る直線=鉛直」という概念を教えて*1、生物は鉛直を感知する能力がある、と説明し実際に体を斜めにして立ってみて実感。さらに科学館とかにある床も壁も斜めになっている部屋に行って斜めがいかに違和感があるか実感。

そして話を建築に移す。建築とは鉛直を維持する構造体を造る事であると説明。家やビル、ピラミッドなど全ての人工物に鉛直線と縁直線に対する垂直線が用いられていることを示す。芸術は鉛直だ(やけくそ)

そしてやっと「鉛直線に対して垂直に交わる二本の直線を平行と言う」という定義が理解できる。要約すると、平行とはビー球が転がらない面のことである、みたいな理解。でもビー球の話をいきなりしても理解できないんだなこの子は。ちゃんと重力の話からしないと。

そしたら最後に、この定義は鉛直線以外の全ての直線に応用可能、ということでやっと平行と垂直の定義を理解。やっと台形や菱形を見分けることができるようになりました。

 

 

娘の場合、私も同じ系統の高IQでかつわりと暇なので子供の勉強をみてやれるので、とても恵まれている。私も平行と垂直の定義なんてわかんなくて子供のころの成績は散々だった。こういう厳密な定義は大学数学くらいになってはじめてでてきて「これを小学校のころに教えてくれよ!」と叫んだという苦い思い出がある。

 

学習障害発達障害がメジャーになって学校生活も私の頃に比べれば随分すごしやすいらしんだけど、それでもやっぱり親が「この子はこういう子なんでこういう配慮をお願いします」とゴリ押ししないと学校は配慮してくれない。ひたすらガンバレって計算ドリルを押し付けてくる。計算ドリルで勉強ができるようになったら苦労しないんだよ!

 

 

ただ、娘が生まれてからずっと膨大な話をしつづけてやっと普通の子レベルの常識に追いついてきたのでちょっと楽になってきた。子育ての苦行は永遠じゃないのが救いです。

 

 

*1:地球の中心を通る直線が鉛直というのは粗すぎる定義だけどそもそも平行と垂直を教えるための説明なので今回はさらっと流した。

夏に具合悪くなる季節性うつ病とかはあるのか

最近薄々思っていたんだけど、私は夏に具合悪くなっている。いや冬は冬で苦手だけど冬はただ寝込むだけで済む。夏はほんとに本格的に具合悪くなって下手するといろいろやばい。やばくなっていることに気づけないくらいやばい。

 

まず食欲がなくなって、というよりも食事という概念が大脳まで届かないって感じでうっかりしてると体重が10キロ近く減る。味覚もわからなくなるから腐ってるものでも激からカレーでも平気で食べてしまってえらいことになる。

感覚鈍麻とはちょっと違って「このカレー辛いな」とか「この肉独特の臭いする」とかはちゃんと分かるんだけどその辛さや臭気が自分の体にとってどのようなものなのかがよく分からない。あと記憶が蓄積していかないから「このカレーは前回食べたカレーより辛い」みたいな比較ができなくて明らかに人生初挑戦な辛さでも「前回もこの程度の辛さだったかも」と思って疑問に思わず食べてしまう。

あと食べる楽しさみたいなのも全然ないから食事が苦痛。顎の筋肉鍛えるトレーニングだとしか思えない。ご飯食べるとかほんと意味わかんない。

なんだけど、調子に乗って絶食してると本格的に動けなくなって回復に時間がかかるというのは学習したのでがんばって食べてる。でも今後年取って会社を誰かに譲って多分社会的地位とか責任とかが無くなったら普通に餓死すると思うしむしろ早く餓死したい。

 

あと夏は開放的なのも駄目。

窓開けて寝るとかほんともういつ攻め込まれるか気が気じゃない。いや窓ガラス割って不法侵入してきたストーカーはもうとっくに死んでるんでもう私の家に侵入してくる人はいないって分かってるんだけど、なんかもう生理的に駄目。夏休みに夜中騒いでる学生の声とかめっちゃ恐い。

じゃあエアコンかければいいかっていうと、今度はモーター音が恐い。モーターやファンの音が付きまとうというのは常に監視されている軟禁ライフの再現になってしまうのでガチ病みトリガー。

 

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冬なら布団かぶって押入れで息を殺していればいいんだけど、夏は逃げ場がなくてつらい。あと夏つらいってのはあんま共感されなくてちょっと寂しい。

 

 

うちの子が失敗を隠すのは親を信頼していないからかと思ってたら違った

宿題が難しくてできない、テストでいい点取れなかった、忘れ物をした、みたいなことを全然親に教えてくれなくて、ある日学校に呼び出されて初めて知る、みたいなことを繰り返していた。

私は基本、失敗したことも能力が足りないことも怒らない。努力が足りないことも怒らない。できないことはどうがんばったってできないし、やる気と根性で嫌いなことを乗り越える暇があったらもっと自分に向いていることを楽しくやったほうが世のため人のためになると思ってる。

だから宿題ができないんだったらやったフリをすればいいし忘れ物が多いなら最初から全部学校に持って行っておけばいい。それでも無理なら学校にかけあって特別な配慮をしてもらえばいい。最近は発達障害とか随分有名になったから特別扱いも平気。いい時代になったもんだ。

ただ、うちの子はIQテストの凸凹は無い上に見た目が私に似てすごく無害っぽいから見落とされる。まさかこの子がLD傾向があるなんて思いもしないんだろな…実際やろうと思えば勉強も苦痛では当ても一応やれるから厳密にはLDじゃないし。

 

だから基本何をやってもやらなくても怒らないのに、できないことや忘れたことを親に教えてくれないから、ああ信用されてないんだな、この子にとって家庭は安心できる場所じゃないんだ、と結構地味にかなり落ち込んでたんだけど、どうも違う原因っぽい。

 

よーーく話し合ってやっとわかったんだけど、うちの子は学校をすごくビジネスライクに捉えているらしい。学校は勉強をするところで、勉強の邪魔になることはやってはいけない。逆に勉強に邪魔にならないことならやってもいい。だから宿題とか忘れ物とかも別にいい。という発想だったらしい。

もちろん宿題を忘れたことで先生が二度手間になるとか授業に必要なものを忘れることで他の子の学習も邪魔してしまうとか、そういうのはいけないことだからできる限りやらないしもしやってしまったら誠心誠意謝ってリカバリに努める。

でもそれ以外のどうでもいいプリントとか持ち物とかは正直存在意義が分かってないしぶっちゃけそんなものを重要視する人がいるということすら分かってなかったから報告もしていなかったらしい。

 

 

えー…

そりゃね、学校は勉強するところ、て教わるよね。軍隊みたいな結束を高めるための無駄な規律を守るところ、なんて誰も言わないよね。だけど実際の学校は軍隊で無駄な規律を守ることが学力より優先されるような理不尽な場所なんだよ!

ほんとなんでもかんでも言語化して教えなきゃわかんなのなんなのサイコパスなの?

 

あと、先生と生徒の関係は契約関係のみだと思ってたらしい。

プリントを忘れるというのは業務が滞るという意味で悪いことではあるけれどそれだけ。ママが作ってくれたお弁当を忘れたらママが悲しむ。だってママと子供は愛着で結ばれているから。でも先生が生徒のためを思って一生懸命作ったプリントを失くすことで先生が傷つくという発想は無い。だって先生は雇用されて仕事として生徒に関わっているのだから。という理屈らしい。

あー…そうだね、ぐう正論。

仕事に私情を持ち込まないのは能率的な組織の鉄則だ。だけど大半の人間はそれだけじゃ割り切れないから過労死とかブラックとかが発生してるんだよ…。大半の人にとって家族みたいなべたべたした関係とビジネスの関係を切り分けることは難しいんだよ。て、教えてあげたらすごいびっくりしてた。

 

てことでいろいろ教えたら、集団生活で発生する理不尽な力学を教えてあげたらちゃんと報告してくれるようになった。

娘としてはどんなに説明されても帰属意識を高めるためだけに存在する規律も、雇用関係に私情を持ち込むことも、納得はできないがそれを大切にする人がいるなら尊重したいという所存らしい。ああそうだったねこの子はいいやつだった。ちょっとズレまくってるけどいいやつではあるんだよほんとに。明後日の方向にかっとんでるけど。

 

集団の暗黙知や空気みたいなものを読む能力が欠けているという意味ではうちの子は自閉傾向があるんだと思うんだけど、愛着や愛情を理解しないわけではない。目が合ったらにっこり微笑む的なコミュニケーションのルールは会得している。親しい人への愛着も分かってる。親しくない人のことも尊重したいと思ってる。

なのになんでこんなにズレるのこの子は…

 

 

個人的には腐女子のタグ住み分けは全然機能してないのでむしろ憎い

ひたすらコピペの単純作業が終わってほっとしていたら今度は手書きデータを手入力作業をしなくてはいけない可能性が出てきて少々やけくそになっています。手書き…すごくいっぱい…しかも個人情報だから外注できない…泣いていいかな……

 

てことで、腐女子のタグ住み分けがやけに細かいくせに私の好みと全く一致してなくてすげー腹立つという話です。愚痴なので生産性皆無の内容です。

だってちょっとでも腐っぽい要素が入ったら腐タグつけろとかリバは地雷とか挿入するがわが攻めとか、そんな局地的な基準押し付けられても正直うざいだけ。

なんだよ挿入するほうが攻めって意味わかんないしそもそもなんでセックス=挿入なの。なんで必ず突っ込むの前提なの。童貞か。AVしか知らない童貞の妄想か。

腐要素が少しでも入ってたら腐タグ、てのも基準が分からん。セックスやキスをしたら腐タグっていうのは納得いかないまでも一応基準としてはわかるんだけど、手つないだとか一緒に風呂入った程度で腐タグってなんなの。同性同士は親しくしちゃいかんのか。親密な同性は須らく恋人なのか。女子か。ホモフォビアか。

 

そもそもなんで自分の嫌いなものを完璧に避けるように他人が配慮すべきなんて思えるわけ。自分の地雷くらい自分で探して自分で回避すればいいだけじゃん。私の地雷には全然配慮してくれないくせになんで私は腐女子に配慮して差し上げなきゃいけないのさ。

私なんて好みがニッチすぎてタグが存在しないんだからね。99%地雷の中で1%の神作品を探す旅なんだからね。タグ警察はもうちょっと私の好みにも配慮してくれたっていいじゃんばかーーー

 

 

 

てことで個人的にぜひ欲しいタグが『拒絶を曲解』です。相手が拒絶の意を示しているのにそれを拒絶と受け取らない場合に使います。

 

使用例

「いやんらめぇ」→「ほんとはイイんだろ」

この場合「らめぇ」という拒絶を拒絶ではなく肯定と捉えて行為をゴリ押ししているのでアウト。たとえ強要している行為がセックスでなくてもっと平和なものでもアウト。コミュニケーションという人類の最低限の礼儀すら守れないゴミみたいな話を私は読みたくありません。アメーバからやり直せ。

 

「いやんらめぇ」→「ぐへへ嫌がっていても無理やりやってやるぜ」

これは「らめぇ」が拒絶だと理解した上で行為を強要しているのでセーフ。ただしこの後「らめなのに感じちゃうぅ」と方向転換したらアウト。ひたすら嫌がる行為を強要して苦痛に歪む様を眺める鬼畜作品も創作の範囲であれば嫌いじゃありません。創作の範囲であるという境界さえ越えなければ、むしろいいぞもっとやれ。現実に持ち込んだら問答無用でアウトだけどね。

 

拒絶を拒絶として捉えず加害者に都合のよいように曲解しあまつさえ被害者が加害者の妄想に沿うような言動を始めるというのはなかなか結構なR18G描写じゃないんですか。そういうのにほのぼのとかタグつけんのどういう神経してるの。サイコパス多すぎて怖い。

 

 

 

 

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幻聴のきっかけは蚊の羽音・・・だったりして。

いやわりとマジで今回そう思った。蚊と幻聴の親和性高すぎ。

 

よくゴキブリと幻覚の区別がつかん、というのは聞くんだけど私はゴキブリをそんなに嫌いじゃないせいかその感覚はよくわからない。でも蚊はほんと駄目。どれくらい駄目かっていうと原因が蚊かもしれないと気づくまでに何十年もかかるくらい駄目だった。

 

蚊のどの辺が駄目かというと、まず羽音がちょうど聞こえるか聞こえないかくらいな所と、視界に捉えるとばっちり視認できるのに見失うと見つけられない絶妙な大きさが妄想の特性と酷似してるところ。ゴキブリなら音もでかいしばっちり見つけられる大きさだからいるかいないかすぐ分かっていいじゃん。

蚊はいったん気になっちゃうとすごく気になる。なのに具体的な脅威が見つけられないから焦燥感だけが募ってく。

今私は蚊を気にしてるんだな、と自覚できればまだいいんだけど無意識に羽音を聞き取って本能だけ警戒態勢になってしまうと自分が何を警戒してるのかすら分からないから「宇宙人に見張られてる」的なわけのわからない理屈をつけないと納得できない立派な妄想のいっちょあがり。

 

あと、さらに蚊の駄目なところは羽音が工業っぽいところ。冷蔵庫のモーター音や隣の家のエアコンや遠くの工場の稼動音にそっくり。その点ゴキブリのカサカサは何にも似てなくていいよね。

 

正常な脅威というのはどれだけ強大なものであっても持続性は無いのが特徴です。

たとえば、刃物を持った殺人鬼に追いかけられているという最大級の脅威でも、殺人鬼に殺されてしまうかその場から逃げ出すかすれば一応は脅威が遠ざかります。そんな感じで、自然発生する正常な脅威というのは長続きしません。蚊の羽音も近づいたり遠ざかったりというインターバルが発生します。

生物の神経系は持続する恐怖を感じることを想定していません。

でも冷蔵庫のモーター音や隣の家のエアコンは常に一定の音をたてます。それを蚊の羽音という脅威と混同してしまうと、私の中にだけ存在する持続する恐怖のできあがりです。

 

 

セリフにするとこんな状況。

 

「蚊にずっと付きまとわれているのよ!」

「落ち着け蚊なんてどこにもいない!羽音も聞こえない!」

「でも羽音が鳴り止まない!」

「羽音なんてしてない!正気に戻ってくれ!」

「聞こえるの!羽音が耳の奥にこびりついて離れないのよ!」

 

みたいな。『蚊』をお好きなキチガイワードに変換すると臨場感が高まります。オススメは『集団ストーカー』と『毒電波』ですw

 

一般的には、妄想の厄介なところは本人が妄想だと自覚していないこと、と言われていますが私は逆だと思っています。妄想だという自覚が完全に欠けていて事実だと思い込んでいられれば大騒ぎなんかする必要はありません。宇宙人に狙われているなら宇宙人を捕まえればそれで終了です。でもどんなことをしても宇宙人を捕まえることができないと分かっているからこそ恐怖が無限に増幅する。妄想はそれが事実でないと本人が自覚しているからこそ悪化するのです。

 

てことで、セリフ続き。

 

ルート1 自傷タイプ

「聞こえるの!耳の奥にこびりついて離れないのよ!

ほんとは分かってるあなたが言う通り蚊なんていないのよなのに羽音が止められない!うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!止められない止められない止められない止められない止められない止められない止められない!頭の中の虫が止められない!駆除しないと殺さないと殺される!!」

てことでバルサン飲んで自殺。

 

ルート2 他害タイプ

「聞こえるの!耳の奥にこびりついて離れないのよ! ほんとは分かってるあなたが言う通り蚊なんていないのよなのに羽音が止められない!うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!どこにいるの殺さないと殺される殺さないと殺さないと殺さないと殺さないと!どこかにいるはず、どこだ探せ探せ探せ探せ探せ、おまえかぁぁぁ!」

てことで通りすがりの人にバルサン向けて他殺。 みたいな。

 

 

とても今更ですが、ひぐらしのなくころには秀逸な妄想ゲーだと思いました。