最近自分の喋っている動画をまじまじ見るという極刑を受けたのでダメージがすごい。
そして気づいたのだが私はどうやら口調変換機能が搭載されている。そしてたぶん口調変換機能を搭載しているのに搭載していることに気づかず軋轢が生じている人が結構いそう。
どうやら私は思ったことと違うセリフを言っているらしい。しかも相当な大幅改変されている。
「こんなことも分からねーのかこの低脳」が「えっあっこれ分かりにくかったですねすみません」くらい変わる。
なにかもう脳に障害があるんじゃないかというくらい変わる。でもセリフが変わっているのではなく動画をよーく聞くとちゃんと「この低脳」って言ってる。音声では「この低脳」と言ってるのに滑舌の悪さと全体の雰囲気のせいで「分かりにくかったですねすみません」に聞こえる。まれに「いやこれ低脳って言ってない？」という人がいても「hedgehogxちゃんはちょっと噛んじゃっただけなのにそんな悪意で曲解するのひどい」とかなる。
エミネムさんが教えてくれる動画のような。エミネムさんはちゃんとdisってるのに全然違うように聞こえる気がしてしまう。
講演会とか記録が残る所では普通に喋れているのでこの歳になるまで気づかなかったけど、どうやら日常生活全てこんな感じに大幅変換されているらしい。
そりゃ噛み合わないわけだ
私「もうやだあいつクソ死ねばいいのによし訴えて社会的生命を奪ってやろう」
人「hedgehogxちゃんそんな自分を責めないで！加害者は処しとくから！！」
私「だるいうざい人の金で焼肉食べたい」
人「なんて素晴らしい高貴なお考え！！」
みたいなことが常に起きてる。
私ずっと自分の頭がおかしいから周りの人と会話が噛み合わないのだと思ってたけどさすがにこんなマンガみたいな現象は想定外だった
けど思い返してみると、高度変換機能がついている人はわりといる気がする。
本人は粗雑に振舞っているけど紳士になってる男性とか、普通にしてるのに勘違いした男が寄ってくる女性とか、あとは逆にものすごくムカつく言動をする奴とか、アホなだけなのに悪意ととられてしまう人とか、言動と外見がずれている人はわりとよく見かける。
というか大抵のやべぇ奴は本人の自認では常識人だったりする。オレは何も悪いことをしてないのになぜか怒られると思っている。これはなんなのか。
かわいい外見だと点が甘くなるわけではない。かわいいから甘くされる人もかわいいから辛くされる人もどちらもいる。同様に醜いから甘くされる人も醜いから辛くされる人もいる。
ではなんなのか。生まれつきのカリスマ性の問題なのか。私に限ればカリスマ性でも説明できるが他の人に関しては説明できない。そしてこれはわりと後天性で、私に心酔して私の言動を真似ると変換機能が良い方になったりもする。
ということはこれは文化資本のような類の問題なのかもしれないということでもう少し考えたい。
