最近話題になっている体臭問題、まじで体臭がきついケースばかり想定されているけど体臭はそんなでもないのに気になりすぎる嗅覚過敏の可能性もありうる。どちらもあるから難しいところだけど。
で、シーツもタオルもコートも布団も週一で洗えと主張するこの増田はさすがにやりすぎでは。https://anond.hatelabo.jp/20240422222138
体臭に限らず、TPOに沿った服装であったり振る舞いであったり食器はすぐ洗えとか洗濯した靴下は丸めろとか、潔癖側はまるで絶対正義のように振る舞うけどそれお前の中にしか存在しないルールなんだわ。いちいち目くじらたてて他人を変えようと躍起にやるのは既に異常なので変えるべきはズボラな他人ではなく他人が気になってしまう自分自身。
清潔感問題ではまず、過敏と敏感は違うというところを周知するところからだと思う。
落ちてたハンカチを嗅いで持ち主が分かるのが敏感。落ちてたハンカチの臭いが気になりすぎて吐き気がしてくるのが敏感。敏感と過敏は別問題なので、鈍感かつ過敏、も成立しうる。というか鈍感なほど受け取った情報を過大に感じるため過敏になりやすい。
他人に何かを要求する人というのは、すべからく過敏な人であり変えるべきは他人ではなく当人である。
というと、萌え絵を否定するのは女の問題なので女が黙れば解決のような短絡的な発想になってしまうあたりを考えるのが解決への道では。
変えるべきは他人ではなく当人、というのは、当人が我慢しろとイコールではないのだけどこそがイコールになってしまう人たちが無駄な争いをしている。
臭いでも萌え絵でもシンクに溜まった食器でも、それが気になってしまうに至った理由がたぶんある。萌え絵が不快なのは司法の性犯罪への甘さであったり世間の無理解であったり、汚れた食器が不快なのはゴキブリであったり食中毒であったり、何かしらがある。
性犯罪なんかは粛々と罰するし食中毒対策なら紙皿にするとか対策をとるとして、根本的な不快の根源は「私を支配するものへの不快」なのでは。だからたぶん、食器が気になる潔癖さんは紙皿にしても満足しない。あくまで自分はミリも変わらず相手だけを変えたい。暴力的な思考だが、全ての暴力がそうであるように繊細さんもまた当人の目線では被害者である。
繊細さん視点では、臭いや汚れた食器などがまず加害してきていて、だから反撃しただけ。しかし本当に加害してきているのは匂いでも食器でもなく、満員電車であったりムカつく上司であったり不公平な家事分担であったり、何かしらそういう不満がある。だからまず徹底的に自他分離をして、自分のことだけ自分でやって他人のことは一切放棄できるようにする。食事も食器も洗濯も自分のぶんだけやる。
性犯罪に関しては、この自他分離が難しい。なに頼んでもないのに向こうからわさわさやって来る。しかし一足飛びに解決はしなくても、自他をきっちり分ける、つまり女はお前らのママじゃねえをやる、という方向性でやっていくのが解決に向かう道なのではと思う。
