雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

自称HSPというモンスターの正体

いろいろ知見が溜まってきていて、かつはてなでちょうど話題になっていたから書いてみる。

 

知人の自称HSPは自分の傷つきには大層繊細で大騒ぎし、自称他人の気持ちに敏感と言いつつ妄想じみた決めつけでプライバシーに踏み入ってきて、本人曰く他人に共感しすぎる故に疲れてしまうという典型的なやべぇ奴だ。

 

何がやべぇって、

私「こないだ夕飯をつくるのがめんどくさくて出前をとって」

HSP「母親として料理をきちんとできない罪悪感に苛まれているんですねわかります。あぁっ!あなたの罪悪感が私にも移ってきてしまった気分が悪いクリスタルで浄化せねば今日は早退します」

のような。

共感といいつつまったく1ミリも共感できていない。そんなんで「私は他人の感情に振り回されてしまって」など言い出す気持ちの悪い一人劇をずっとやっている。意味がわからない不快でしかないなんなのあいつ私のことがそんなに嫌いなのか???

 

という気持ちになるのだけど私はHSPではないので他人の意図など分からない。おそらくあいつは私のことが嫌いだからあんなとんでもない嫌がらせをしてくるわけではないと思う。きっと奴にしか分からない意図がある。

そしてたいていの人間関係トラブルは「相手が馬鹿だから」と思うと捗る。馬鹿というのは理論が理解できないということで、それは「(私の考えた)理論が理解できない」つまり私の理解の範囲外の事柄は私から見ると全て愚かに見える。

 

ということで、奴はどの辺の知能が足りないのか、という視点で観察してみたところ、キャパを超えると奇声を発する、複雑な文章は曲解する、アイスクリーム課題が出来なさそう、計算が小学生レベル、刺身にたんぽぽのせる以上の複雑な手順が覚えられない、など、よくこれで健常者やってきたな?!というレベルだった。こう列挙すると明らかにやべぇのだが、こういう明らかにやべぇ知能なのに奇跡的にスルーされじんわりと周りにダメージを与え続ける奴というのはわりといる。

知能障害ケアの専門家でない一般人は自分と他人はだいたい同じだと思っている。友人が漢字を読めるかとか同僚が小銭の計算ができるかどうか観察することはない。私も今回意識的に確認しなければ気づかなかったと思う。

 

素人ながら知的障害についていろいろググってそいつについてさらにいろいろ調べてみた。

3つ以上の手順が覚えられない、騒音の中で会話できないなどの感覚過敏に加え、平然とエスカレーターの前で立ち止まる、人によくぶつかる、道が分からない、など、相手の気持ちとか以前に相手と自分の位置関係がそもそも想像できてない。ケーキはかろうじて3等分できたが宮口幸二の本に出てくるような感じだった。

 

 

とにかくそいつはHSPとか共感とかそんなんのはるかに手前で躓いていて、本人も周りも気づかない数多の問題が山積みのなかなんとか人間に擬態している。猿なのにトイレ行けて服を着て電車に乗れて偉い!

いや実際、奴にとっては電車で目的に行くというだけでかなり高度な知的労働なのだろう。わけが分からないまま怒涛のような情報に翻弄され判断基準は持っていないのに常に正解を出すことを要求され、なかなかハードな人生だろうと思う。「常に頑張っているのこれ以上頑張れない普通になりたいのになれないいつも不幸になってしまう可哀想な私」なのも本人にとっては事実。

 

 

 

愚かな人への対応は慣れているつもりだったけど、正直ここまでハードなギリ健が身近にいるとは思わなかった……

そりゃ奴は仕事できないし使えないし書類整理くらいしか任せられないし陰謀論信じてるしこの期に及んで平然とジャニオタ公言しているし、でもまさか小銭の計算もできないとかさすがに想定外。

でも多分、人間に擬態してがんばってる猿は案外たくさんいるのだと思う。もうむしろ人間だから知能があるという想定の社会のほうが変わるべきなのでは。人間は当人の知能に見合った学習と仕事だけで生きる権利がある。猿には猿の、豚には豚の幸せを保証するのが人権なのでは。