雑記帳

チラ裏なつぶやき。鬱々しい。

病識が無いという状態についてしみじみと客観視してみる

『私は病識がない』て、わりとパワーワードな気がする。すごい矛盾。騙し絵みてる時みたいにくらくらしてくる。なんだけど、『自分に病識がないことを自分自身が認識している』ということはわりとよくある。

 

昔、流血グロサイコという設定盛りすぎなB級映画のような状況にうっかり直面してしまってしばらく寝込んでちょっとだけ精神科に入院してたんだけど、入院してる当時は自分がなんで入院に至るほど病んだのか自覚できてなくて、今私は病識が無いという状態を現在進行形で体験してる!なんかすげぇ!て思った。

 

時系列にまとめると

 

流血サイコ事件目撃→クレイジーな犯人に襲われる→真夜中逃避行→電車で家に帰る→倒れる→救急搬送→入院

て感じ。こんなんで救急車呼んじゃってほんとすみません。

 

たしかあのとき、ふっと気づいたら同居人と子供と三人で電車に乗ってて「あれ、なんで私ここにいるんだろう?」てなった。一緒にいた同居人と子供も同じで、三人で「なんでだろうね?ここどこだろうね?」て話してなぜだかおかしくて笑ってしまった。

「よくわからないがとにかく家に帰らなければ」と思ったけど遠方だったのでとりあえずビジネスホテルに一泊。そこで同居人と「なんで私達はここにいるんだっけ?」と話し合った。用事があって山奥の田舎に行って、そこで人に会った、までは思い出せる。そして私が人外じみた悲鳴をあげながら子供を抱えて舗装されていなくて電灯もない獣道を裸足で逃げてきたことも覚えてる。でもなんで今ビジネスホテルにいるのか思い出せない。なんなんだ三人一緒にパラレルワールドに来ちゃったのか、みたいな気持ち。

その後夕食でも食べようかということでホテルの外に出て、三人とも特定の声に超反応するということに気づく。小柄なオバサンの怒鳴り声を聞くと子供に至っては泣き出すし私は子供を離せなくなるし同居人はすごく気がたってるみたいだった。でも理由は思い出せず「なにこれ?」て不可解な気持ちになる。

 

いやもうこの時点でめちゃくちゃおかしいんだけどね。その時は違和感を感じながらも何がおかしいのか分からなかった。

 

当時の状況をまとめると

  1. なぜホテルにいるか分からない
  2. 人外じみた悲鳴をあげながら獣道を爆走、という事態に疑問を感じていない
  3. 怒鳴り声に超反応する理由が分からない、また超反応することに疑問を感じていない

見当識障害なのも問題だけど、その異常さに気づいていないことが一番狂気を感じるね!大の大人が二人もそろって何やってんだか。

 

 

でも、いざそんな状況になってみるとほんとどう反応していいかわかんないよ。

いろいろあった後友人にこの話をしたら「いやホテルの時点で警察行けよ」て突っ込まれたんだけど、仮に警察に行ったとして「獣道を爆走してきました。怒鳴り声が恐いです」としか言えないわけで、そんなんお薬飲んで寝ましょうねって言われるだけじゃない。警察の人苦笑いじゃない。

 

なので、「どうやら私達はおかしくなったらしい」ということだけは分かったので「家に帰って精神科に行こう」という結論になった。まぁ、あの時点ではそう思うしかなかった。

このときは不可解な状況を三人で共有していて、さらに大人二人はそれなりに狂気に親しんでいるという状況だったので狂ってるなりにわりと冷静だったけど、慣れてない人だったらパニックになってると思う。

プライドの高い健常者様は自分が発狂した、なんてなかなか認められないじゃん。だからたぶん「地球は宇宙人に乗っ取られて今オレのいる世界はすべて偽者なんだ」とか言い出すと思う。だってそういう理屈をつけないと説明できないほど不可解なんだもの。

 

 

その後家についてから怒涛のフラッシュバックがあって事件の真相がやっと分かって、うわこれどーするよ殺人事件じゃん、てなって、そしたら私が過労で倒れちゃって正常な判断ができないくらい疲れてた家族に救急車呼ばれるという各方面に迷惑かけまくる顛末となったわけだけど、フラッシュバックってほんとすごいフラッシュするのちょっと感動した。人間の脳みそすごい。そのあたりもおいおい書いていきたいです。