この記事の続き。増田サイドに思いを馳せてみた
ゲイがノンケに告白したらアウティングされて自殺しちゃったという一ツ橋大学事件はいろいろな問題を孕んでいるだろうけど、個人レベルでの感想としては
そんな馬鹿に惚れちゃだめだよー
というのを言いたい。いや死んじゃってるほどの重大な事件だからあんまアホなこと言えないけど、この類のことに悩まされている人は結構多いと思う。
ていうか、大学生ってほんと馬鹿なんだねぇ。アウティングした張本人も馬鹿だけどそれで当人を追い詰めた周りの人達の馬鹿さ加減がすごい。一ツ橋ってそこそこ頭のいい大学じゃなかったっけ。しかも法学部て。こいつら将来セクマイの裁判担当することだってあるだろうに。
ゲイに告白されたらキモい、みたいなことを言う人って相変わらず多くて、そういう人達にとってマイノリティというのはゴキブリやダイオウグソクムシみたいに見えているんだろう。虫風情がなに人間様の真似してんの?みたいな。
でも別にノンケが悪いとかゲイを見下してるとかではなくて、おそらくノンケはセクシャリティやマイノリティについて本気で考えたことが一度も無いというそれだけのことなんだと思う。ムカデやカエルに殺虫剤撒くくらいの感覚。
自分が想定していない方面から恋愛感情や性欲を向けられる理不尽さや恐怖を一度も感じずのほほんと人生を過ごしてきたなら、それはとてもうらやましい。そして、その幸せが他者を踏みにじっていることすら気づかず更なる権利を要求する無知が憎い。
告白されても困るから黙ってろって?
それがどれだけの犠牲の上に成り立つ平和か分かっていないのだろうか。
ゲイバレしただけで自殺に追い込まれるほど排他的社会のなかで一方的に消費目線に晒され続けている女性やセクマイにとっては、自分の守備範囲外から向けられる性暴力は日常茶飯事となってしまっている。
自分達は平気で異性に告白してるくせに、それが弱者にとってどれだけ脅威かなんて考えもしないくせに、いざ自分に火の粉がかかると鬼の首をとったように騒ぎだす。
みっともないなぁ。