雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

好きになる人の性別にこだわる心理がよくわからん。あんなのちょっとした形状の違いだけじゃん。

知り合いにダメンズウォーカーがいる。いつも駄目な男に引っかかって散々な目にあうのに懲りずに男を捕まえてくる猛者だ。

「男捕まえるのやめれば?」って言うと彼女は「だって寂しいじゃん」と答える。だけど寂しさを埋めるんだったらべつに男じゃなくてもいいよね?

寂しいから誰かといっしょにいたい、できれば共通の話題で盛り上がれる人がいいと思うんだったら同性のほうが出会える確立高いじゃん。それにきもちいいセックスするなら異性を一から仕込むより同性のほうがいいじゃん。いや男を自分好みに仕込むのも面白いけどね。

 

て、私は思うんだけど、彼女はどーしても男の恋人が欲しいらしい。

 

恋人の条件がちんこの有無ってどういうこと。じゃあ最愛の人のちんこがもげたら嫌いになんの?

そんなにちんこが好きなのか。あんな微妙なところにある突起、いちゃつくときにぶつかって邪魔なだけじゃん。

仮にちんこを使った行為が大好きでちんこ無しの人生なんて考えられないっていうんだったら、ちんこ遊びができるお店に行けば後腐れなく遊べる。関係ないけどはてなってどこまで下ネタ可なんだろね。

 

それとも男という生物にはちんこの有無以外になにかメリットがあるんだろうか。

力が強い?でもそれ現代日本でどんだけ役に立つだろね。実戦経験ない男なんてどんだけ腕力あっても役にたたないし。

頭がいい…わけではないらしいしなぁ。

だいたい、男女という大きな括りで統計的に差異があっても目の前の男がどういう人かってのとは無関係だし。文系で手芸が好きな男だっていっぱいいる。

精子持ってる、てのはメリットかもしんない。でも精子が欲しいんだったら精子バンクのほうがよっぽど良質だよね。

あとは、うーんと、そういえば男って男臭いよね。なんていうの、青臭い?汗臭い?あれ何の臭いなんだろう。男子更衣室とかむわっと臭い。あの臭さがクセになるとか。くさやみたいに。

 

私が思いつく男のメリットって臭いことしかないw

 

男じゃなきゃだめ、女じゃなきゃだめ、っていう基準が私には理解できない。それよりもっと大事なこといっぱいあるじゃん。

 

なんでみんな性別にやたらこだわるんかなぁ。

セーフティネットが結婚に一極集中してる現状

誰も頼れないし助けてくれない、だから他人の弱さも許せない、結果としてどんどん世の中がぎすぎすしていくという妙な呪いをあたりにぶちまけながら自分と他人を追い詰めていくスタイルの人ってどうしてああなっちゃうんだろう、というのをずーっと考えていて、もしかしたらこれはロマンティックラブイデオロギーが悪いんじゃなかろうかという上野千鶴子が20年前から指摘してる説にぶちあたってる。

 

私自身は結婚とか正直あんま意味わかんないから世間一般における結婚ってものに対する期待をナメてたとこがあるんだけど、結婚ってなんかもう呪いみたいな勢いで人生を呪縛するのね。結婚怖い。

www.moriasae.com

 

結婚と、家族と、経済的セーフティネットと、精神的セーフティネットが全部いっしょくたになってる価値観を持ってる人っているんだな。

でも現実的に考えてそれらを全部ただ一人の配偶者に求めるのはちょっと理想が高すぎやしないか…?結婚相手に人生丸投げしてるじゃん。

誰も彼もが一人で生きて一人で死ぬ覚悟を決められるわけではないのだから、困ったときに助けてくれる人がいるという安心感を提供する契約は必要なのかもしれない。だけど結婚相手に全てを求めるのはちょいとリスクが高すぎやしないか。相手が死んだらどうするんだろう。

 

なんだかここ数十年の傾向として、結婚に人間関係の全てを濃縮してぶち込んでしまったせいで結婚以外の関係が希薄になっている傾向がある気がする。結婚だけに全てを託して結婚餓鬼道に墜ちてる人達。

一点集中した関係は一度病んでしまうと修復が効かずずるずると泥沼になる。なのに結婚に関係を集中させてしまったら結婚相手以外に助けを求めることができない。

このあたりの構造が生きにくさの原因になってる人って結構いるんじゃないかな。

 

 

 

一生一緒にいよう、病めるときも健やかなるときも支えあおうって約束するのに婚姻届は別に必須じゃないと思う。ただ、結婚しておけば相互扶助の契約を反故にしたときに慰謝料を請求できるという大きなメリットがある。それから主婦をやるなら結婚しておいたほうが税金が安い。年間20万くらい節税できる。逆に言えば結婚のメリットなんてそれくらいだ。

結婚は結局、相互扶助の契約でしかない。

現代日本において相互扶助の契約をしたいなら結婚するしかない。

結婚と相互扶助ががっちりイコールで結ばれちゃってる。

 

なのに結婚って異性の二者間でしかできないし、もれなく介護と子育てがくっついてくる。現代日本では介護も育児も異性の二者というユニットのみに担わせる。まぁ日本だけの問題じゃないみたいだけど。

bitters.co.jp

 

つまりこの国で、病めるときもすこやかなる時も支えあえるセーフティネットを手に入れることができるのは異性愛者でモノガミーの男女かつコミュ充かつ配偶者が人格者という選ばれた人種のみとなっている。

 

二者間の閉じた関係の中の愛情に依存するセーフティネットなんてリスクが大きすぎるし、配偶者以外の人には頼ってはいけないし頼られてはいけないという意識が浸透して頼り下手・頼られ下手な人が多くなってしまったように思う。

その結果が極端なクレーマーじゃないかなぁ。私の所だけかもしれないんだけど、クレーマーって高確率で独身中年なんだよね。彼らは私に向かって誰にも頼れない鬱憤を晴らしてるのかもしれない。超迷惑。

 

同性愛者も結婚できるようになんていってるけどそれってすごい時代に逆行してると思う。なにマジョリティの枠組みに仲間入りさせてもらって喜んでんの、名誉白人かな?枠組みから外れざるを得ない彼らですら結婚の前にひれ伏すんだから結婚の呪縛は相当強いらしい。

もっと性別とかセクシャリティとか人数とかに捕らわれずセーフティネットを形成し福祉を組み入れていく新しい契約方法を模索してったほうがよっぽど建設的だと思うんだけど。

 

 

 

 

hedgehogx.hatenablog.com

 

 

hedgehogx.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありのままの姿を認めてほしい的な中二心を綴ってみる

まぁ、むずかしいよね。他人のやってることをスルーするのって。だからほんといい大人がぶちぶち文句言うのもどうかと思うんだけどここは私の愚痴ブログなんで言っちゃう。

 

私に普通を期待すんのやめてほしい。変人でも狂人でも極潰しでもなんでもいいけど普通だけはほんと困る。「異常」ってのは「普通以外の全て」だからすげー楽。何しでかしたって「あの人は異常だから」で済むじゃん。だけど「普通」っていうのは「唯一の正解」ってことで、いっくら私が天才でもね、24時間常に全てに正解するのは無理だよ…

ほんと普通の人ってなんであんな普通でいられんのかな。頭おかしいのかな。それともアンドロイドなのかな。

 

 

 

私にとって30時間くらい不眠不休で一気に仕事して5個くらい案件仕上げちゃってそのあと一週間くらい寝てる、っていうの超普通だしらくちんなんだけど。むしろ仕事量は半分でいいから一日8時間規則正しく働けとかすっごい無理。

IQテストとかもそうだけど、あれスピード勝負だからこそ正解できるって側面があって、処理スピード上げてるから必要な情報をさくさく引き出せるんであって、スピード落としたらいちいち前やってたことを思い出さなきゃいけないじゃん。無理だよそんなの。

平均台だってえいやって勢いつけて渡っちゃえばいけるけどじっくりちょっとづつ進むと途端にバランス崩すでしょ。

一日8時間規則正しく仕事なんかしたら封筒に宛名書くのに一日かかるからね。封筒用意してる間に住所忘れて、住所調べてる間に封筒無くして、やっと住所わかってもこんとは漢字が思い出せなくて、そうこうしてるうちにボールペンがどっかに行く。だったら完全自動で封筒に印字してついでに手紙の内容も作成してくれるプログラム作ったほうが早いじゃん。むしろ手紙出すのは他の人に任せて私は研究ばっかしてたほうがみんな平和じゃん。

 

だけど例えば、自傷行為をしてる人を放置しておくのはつらい。仮にそれが本人にとってよいことだとしても、やっぱりなにもできないのはつらい。

だけどそれはあくまで私にとって自傷は悲しいことという強固な図式があるからであって、私の感覚を他人に押し付けてはいけない。私がどう思うかと他の人がどう思うかは全然別のことだし、お互いの感覚はどちらも尊重されるべきものだ、と少なくとも私はそう思っている。

 

「お互いの感覚はどちらも尊重されるべき」という価値観だって私の中の正義にすぎなくて、自傷ダメゼッタイ、どんな事情があっても自傷は止めるのが絶対の正義、という価値観もまた同等に尊重されるべきものだと思う。

 

私は彼らを尊重するけど、彼らは私を尊重しない。

この非対象性をどうすればいいのかな、ってところで最近ずっと悩んでる。

 

ほんとさぁ、いいじゃん過集中くらい好きにさせてよ!

病院であたりまえに行われるスタッフ間の情報共有が怖い

もしかしたら一般の人はあんまり知らないのかもしれないなと思うけど、病院や施設の利用者の個人情報はスタッフ間で共有される。昨日なに食べたとかウンコ何回したとかどれくらい金を持ってるかとか夫婦間は良好かとか、身体的なことも社会的なことも精神的なこともなにもかもが共有され推測され勝手なエピソードをくっつけて解釈される。

 

たとえば私が「男性看護師が嫌い」と言ったとしよう。そしたらそのスタッフが私のカルテに「男性に恐怖を抱いている」とか書く。そしてカンファレンスでスタッフが集まって私のカルテを覗き過去に暴行されたという記載をみつけ、なにやら納得し今後私を担当するのは女性スタッフのみになる。いや私としてはオッサンスタッフの脇がクサくて嫌だっただけなんだけども。風呂入れやオッサン。

みたいな。

あと「死にたい」なんてスタッフにぽろっと言った日にゃ薬増やされるし下手すると盗撮とかされかねん。

みたいな。

それとか過呼吸もな。体質的に過呼吸になりやすいだけだから。別にかまってほしいわけじゃないからそっとしといて。妙に気を使ってご機嫌取りに来るのめっちゃ嫌。そこでスタッフになんかしゃべったらまた情報共有されて誤解ループ加速するし。

みたいな。

摂食障害もな。そりゃ妙齢のガリガリの女性がご飯食べなかったら、しかも性的暴行受けてた過去があったりしたら、あーこれ教科書に載ってた症例だってなるのわかるよ私だってそういう判断するよ進研ゼミに載ってるくらい典型的なケースだよ。だけど違うの。そういうんじゃないんだぁぁぁ。そりゃ病理ではあるかもしれないが発生機序が教科書に載ってる摂食障害とはちょっと違うし回復過程もちょっと違うの。つらかったねとか言うのやめて。そういうんじゃないんでって否認したら薬増やそうとすんのやめて。薬で霍乱された食欲を正常に戻すのってほんと時間かかるんで超迷惑。

みたいな。

 

こちらがどんなに否定しても彼らは彼らの思い込みを修正しようとはしない。その強行な態度は病識の欠けた統合失調症患者よりよほど病的だなって思う。

統合失調症患者に『健常者』の『正しいこと』を押し付けてはいけない。彼らの正しさも私の正しさも等しく尊重されるべきものだ。ということで私はカワイソウなビョーキの医療スタッフたちとの相互理解をあきらめる。まぁ私は別に医療スタッフに理解してもらいたいとか思ってないし。向こうが勝手に絡んできて勝手に決め付けて勝手に満足して帰っていくだけだから。うっかり入院なんかしちゃった私が悪いんだってことで客寄せパンダにでもなった気持ちで彼らの望むカワイソウな患者さんを演じつつさくっと退院する。

 

私が経験した暴力と医療スタッフが想像する暴力はおそらく違うものだし、私にとっての死とスタッフにとっての死も全然違う。なのに「性的暴行」とか「自殺願望」とかわかりやすい言葉だけを救い上げて勝手に納得すんの超やめて。

まださ、誤解ループが一人に発生してるならなんとかなるんだよ。なのにそれを共有してさも世界の常識みたいな共同幻想つくりあげんのほんとどうにかしようよ。

 

医療スタッフ間の情報共有って、多分アウティングと似たような暴力だと思う。

ただ医療スタッフ間でどんだけのことが共有されてるかなんて一般の人にはわかんないから気づかないだけで結構な暴力をうけてるよなって思う。

 

ていうかさ、患者の人生を治療しようとする発想がまず根本的に間違ってると思う。カレー屋の仕事がおいしいカレーを作ることであるのと同じように、病院の仕事はよりよい医療を提供することでしかなくて、その医療によって客が幸福になろうと不幸になろうとそんなの全く関係ないし客の人生を左右する権限もないわけじゃん。

家族暦とかキーパーソンとかそういうのは人生には関係あっても病気に関係ないじゃんもうそういうのに関与しようとすんのやめればいいのに。

ブログが炎上するのは日本語の構造の問題かもしれないと思ってみた

PC仕事になるととたんに愚痴ブログを連投しだすhedgehogxですこんにちは。

このブログは、仕事で論文とか漁ってるとあまりに非論理的すぎて基礎研究から全部自前でやらなきゃいけなくなってて予算ヤバい研究費たんまりもらってる研究所は人類の英知をもうちょっと蓄積しとけよぉぉぉ、っていう鬱憤を気に食わない他人にこっそりぶつける文章で成り立っています。うりゃ、くらえ!

 

でまぁ最近のはてなってつまんない炎上をするよねって思って、古きよきインターネットは死んでしまったのだろうか的なベルエポックにひたってたんだけど、よく考えたら別にこれ普通のことじゃねって結論になった。

 

実社会に影響の無い範囲で収まっているネット上の誹謗中傷なんて、結局炎上する人も炎上させる人も、他人をコントロールしようとしてるからイラついてるのであって過去と他人は変えられないってことを自覚すれば万事解決じゃん。

この間ちょっと炎上してた「病院は土日も営業すべき」みたいなエントリもあれ「医者は病気の人を見捨ててまで土日に休みたいのですか?」とか言っちゃうから炎上するわけで。いやもしかしたら炎上目的でわざとやった可能性もあるけど。

 

hedgehogx.hatenablog.com

 あの文章がたとえば「鼻炎超つらたん(´・ω・`)マジだるい仕事になんない、なのに土日は病院やってないよーなんでだよー(泣」だったら別に怒る人いないと思うのね。そこを変に自分は正義みたいに思い込んで私のつらさを救わない病院システムは悪みたいなことを書いちゃうからいかんのだろって。

 

なんだろ、なんか、『他人に迷惑かけても平気なサイコパス』『努力を放棄している親』『理由無く人を殺す快楽殺人者』みたいな絶対悪が存在していて、そいつさえ倒せば世界に平和が訪れるみたいな世界観。そういう絶対悪を糾弾する姿勢が、炎上したり炎上させたりするメンタリティなんだろなって。

そのメンタリティ自体は人間臭くてわりと好きなんだけどそれをメタ認知できないとせいぜいネットイナゴのエサになる程度のゴミしか生産できないよねっていう。創作ってのは自分のエゴを認識してからが本番だろうに。

 

 

まぁね、絶対悪が存在して悪さえ倒せば平和が訪れると信じるとすっごいシンプルだし、人間の小さな脳みそでサバイバルしていくためには必要な知恵だと思う。常に「食べ物に毒が入ってるかもしれない」「一瞬後には世界が滅亡してるかもしれない」「この世は全て幻かもしれない」とか疑ってたらそれはそれでビョーキじゃん。だからある程度は省力化しなきゃ生きていけないんだけど、絶対他人の話聞かないマンになっちゃってる人がネットでもリアルでも結構存在しててほんともうバカだけ死滅するウイルスとか作っちゃおうかなとか思うときがある。

ASKAさんの妄想は妄想じゃないと思う件

なんかASKAさんが覚醒剤で再逮捕とか騒がれていましたね。

成宮さんのときもそうだし、バター陰謀説もそうだし、ほんとマスコミがゴミすぎてマスなメディアはもはや誰かの人生を狂わせる以外に存在意義が無いってことを暴露してて、新聞も雑誌も全部廃刊になればいいのにって思う。

 

あと全然報道されないけど以前のはてなブログの文面とか見る限りASKAさんって統合失調症じゃないの?その辺の精神鑑定とかどうなってんの?

 

だけど統合失調症という病名をつけてなんでもかんでも病気のせいにするのはそれはそれで非道な行為だ。

ASKAさんはビョーキだから事実無根のことを言っていたわけではなくて、全ての妄想がそうであるようにASKAさんの妄想もまた一面の真実であったんだろうなと思う。

だってマスコミがそうとうえげつない取材をしてたみたいじゃん。盗撮とか盗聴とか実際されてたのは事実だし、最近のマスコミならハッキングだってやってそう。

 

彼が主張するような何でもかんでも全て見張られて盗聴盗撮されているというのは事実ではなかったかもしれないけど、だからといってそう思わざるおえないくらい追い詰められるほどの行為が行われたこと自体をビョーキのせいにするのはマスコミの、ひいては我々大衆の責任転嫁でしかない。

 

恐ろしいことに現代医学では統合失調症になるとわけのわかんない妄想を口走る、ということは知られていても、なぜ妄想を抱くのかという原因には言及されていない*1。ひとたび病名をつけられてしまったら人権を剥奪されたのと同じだ。どんなに苦痛を訴えても無視されるしどんな待遇を受けても訴えることすらできない。

 

そんな現代社会において『統合失調症』というのは医療スタッフや患者家族にとって都合の悪いことをごまかせるとても便利な病名であり同時に患者自身にとっては世の中の理不尽全てを背負わされ死という救済すら奪われる病名だ。

 

自分たちのやらかしたことに対して相手が抗議したらなんでもかんでもビョーキって言って無視すんのほんとすごい面の皮厚いなって思う。そしてそんな光景があたりまえに繰り広げられているのに誰も疑問を感じない病院という場所は時空が歪んでんなって思う。

*1:まぁほんとは妄想には合理的な理由があるってことは言及されてるし分かってる人には普通にわかってるんだけどね。「妄想には原因等無い」という妄想を強固に信じ込む病識のない重度な統合失調症を発症している人が多い。

結婚が強迫観念になっている社会

なんかいろんな意味ですごい記事見つけたから感想書く。

これ釣りかなぁ。釣りだといいなぁ。だけど仮に釣りだとしてもこんなに注目を集めるということはこういった話題が多くの人に強い印象を与えうるということで、そのことはよく考えなくてはいけないことだと思う。

anond.hatelabo.jp

 

前回の記事で「自分も他人も病むことを許していないエコノミックアニマルがモンスターペイシェントと化している」みたいなこと書いた。なんか最近の日本って挫折や回り道や病気や死をすごく忌避していて、そういう風潮はロマンティックラブイデオロギーの台頭と同期してるなって所を最近考えている。

 

結局、現代日本では弱さを受け入れてくれる人が配偶者しかいないんだよね。

 

友人は困窮したときに助けてくれない。

職場で甘えは許されない。病気になっても仕事を休めない。

子育てなんてもっとダメ。子供がいるっていうだけで全ての人から責められる。

 

弱音を吐いたり病気になったらすぐに見捨てられる。友人も同僚も上司も子供も都合のいいときだけたかりにくるけどこちらがつらいときには支えてくれない。誰も受け入れてくれないから常に働き続けなければいけないしマトモでいつづけなければいけない。

そして私自身も誰かにとっての友人や同僚や上司や子供であるのに、彼らに敬愛を抱いているのに、彼らの配偶者ではない私には彼らを支える権利は無い。

それはきっついよなぁ。

 

だからみんな必死で仕事するし、仕事しない人を叩く。

そして安心を求めて必死で結婚しようとするし、結婚しない人を非難する。

 

結婚って、せいぜい税制上多少有利だから籍入れとくか程度のもんであってそんな大層なもんじゃないよ?そこにに社会保障や労働力の再生産や子育てやなんやかんやをひっくるめて押し付けて過大な夢見るのやめたらどうかな。

お釈迦様の垂らした蜘蛛の糸みたいに、みんなでよってたかって結婚にたかって結婚できない人を蹴落として、それって誰も得してないよね。

 

 

うーんと、じゃあどうすればいいかっていうと多分、結婚に一点集中してしまったセーフティネットをもう一度拡大していく必要があるんだと思うんだけど、でもそれってもしかしたら古き悪しき五人組みたいなドロドロした関係を再生することにつながるのではないかという懸念もあって、どうすればいいのかな、っていうのを考えてる。

 

とりあえずどんな些細なミスも絶対に許さないという病的な社会情勢をどうにかするのはどうだろう。電車は遅れるのが普通だし水道や電気は時々止まるのがあたりまえ、くらいルーズな国民性になってみたらどうかな。