雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

読解力が異様に高い、という障害の可能性を考えてみる

もしかしたら私はある種の難読的な学習障害風のなにかなのかもしれないという仮説の続き。

 

私の場合、だいたい何が書いてあるかが予想できれば大概の文章は読める。なんなら知らない言語でも読める。その上わりと頭がよいので、ほとんどの文章はだいたい何が書いてあるか予測できる。よってほぼすべての場合においてめちゃくちゃ理解度が高い。だから読解力はすごく高い。長文読解とか小論文とか100点があたりまえだし、どのあたりが難しいかすらわからん。

でも逆に、たとえば全く知らない曲の楽譜を読むことができない。ラとソすら見分けられない。万葉集でも祝詞でも読めるけど、何が書いてあるか予測できない文章においては文盲と言っていいくらいに読めない。

 

というところに気づいてからいろいろな人と話をしてみて、おそらく私は文章でも絵でも味覚でも音楽でも、とにかく莫大な意味を見出すタイプなのだろうという結論に至った。

 

以下オタク特有の早口なので興味ない人は読み飛ばしてください。要約すると「オタクは餌を与えられると際限なく意味を妄想する」ということです。

 

 

 

 <読み飛ばし推奨ここから>

 

 

私はとうらぶのお小夜推しなんだけど、

お小夜の由来を調べて立ち絵を見て「あの笠は殺された女性の市女笠なんだろな」とか思うわけです。復讐を果たした息子の誉ではなく殺された母に心を砕く、だからお小夜は僧形をとる。息子が立派に仇討をしたからといって母親が生き返るわけではなくて、だからお小夜の「仇討」は終わっても「復讐」は何百年経っても終わらない。そんなお小夜にとって盗賊の刀として無辜の民を殺し続けた日々はどのようなものだったのでしょう。

とかをあのペラペラの立ち絵と5種類くらいしかないセリフから勝手に読み取るわけです。さらに、

そんなお小夜の兄は刀でありながら争いを忌避した江雪さん。お小夜の仇討はとうてい受け入れられないでしょう。そして江雪斎は守りたいものを守れなかったけれどお小夜を持った浪人は仇討を完遂した。そこにも忸怩たる思いがあるのだろう。

とかを公式セリフすらない江雪さんとお小夜で勝手に読み取ります。そして、

もう一人の兄である宗三さん。あの人「宗三」を名乗るんですよ義元じゃなくて。なんですかどの方面に対するツンデレですか。そんなの信長と見せかけて絶対義元に忠誠誓ってるじゃないですか。あとお小夜と江雪さんが青なのに宗三さんだけピンクで、でも片目だけ青とか…!焼けたからか。焼けたからなのか。それとも兄弟とあまりにかけ離れた来歴だからか。たった一つの青い目をいつも隠してるとかもう……!

とか、あとは歌仙さんとか黒田とか、お小夜関連だけでも怒涛のように考察が迸る。どう考えても運営はそんな設定つけてないんだけど、エサを与えられると際限なく妄想しだす腐女子の鏡。

あとセフィロスアルビノだと思ってる。

FF7の中二ビジュアルが実はかなり奥深いのではないかという唐突な疑問 - 雑記帳

 

 

 

<読み飛ばし推奨ここまで>

 

 

 

 

という感じに私はとうらぶやFFを遊びます。ぶっちゃけゲームとかどうでもよくて設定資料集と薄い本だけあればいい。ゲームとしてのとうらぶは燦然と輝くクソでしかない。なんだあの脳死ゴリラが盆栽育ててるみたいなゲームはよ。FFだって単なる確率ゲーじゃん。最終的には弟にレベル上げしてもらってムービーだけ見てた。

 

でも、私みたいな見方をするタイプというのは実は結構少数派っぽいです。

大多数の人はお小夜の市女笠を見ても何も思わないし、あれが市女笠だと言われても「ふーん」で終わるし、その市女笠が殺された母親の物でとか言われても「へー」だしなんなら「エビデンスは?」とか言い出す。

鶴丸さんが落とし穴を掘るとか言っても「驚きが好きだから」で終わらせる。あんなの墓を暴かれたからに決まってるじゃないですか!なのに泥汚れは嫌がるとか、死にたいの死にたくないのどっちなの。むしろ穴を掘る口実に驚き云々という言い訳があるし、驚きが無ければ死ぬとか大丈夫なの鶴丸さん。

一期さんの髪の色は現在の大坂城の色とかも「ねーよw」てなる。だって「現在の」色ですよ一期さんがいたはずの時代のことはまるきし覚えてないけど律儀に現在のその場所を体現するとかどんだけ秀吉好きなの。秀吉に合わせて磨上げ云々という口上も捏造だらけだけど史実知ったら自我崩壊しないかい大丈夫かい。

 

だいたいの人は、なんかもう絵やセリフから妄想する情報量が圧倒的に少ない。

お小夜は青いチビで鶴丸さんはイケメンで一期さんはロイヤルでしかない。なのにどうしてそのキャラが好きとか嫌いとか言えるのか、彼らの好悪の基準がよく分からない。顔か。イケメン無罪か。じゃあなぜイケメンは無罪なのか彼らにとってイケメンはどのような意味があるのか問い詰めたくなるけど、彼らはそこに理由を見出さない。なぜだいったいなんなんだ彼らは何を見て何を考え何のために生きているんだ。

だけど彼らは私の納得できる理由を持ってはいない。ただイケメンだから好きで、そこに理由は無い。

理由は無いのに選ぶ基準があるってどういう状況なの。光は無いけど色はあるとか、質量は無いけど摩擦はある、みたいなことになってないかそれ。

 

本当はすべてのことに理由を見出す私の方が神を冒涜しているのだろう。仮に全ての存在に理由があったとしても、私ごときに理解できるようなものであるはずがない。なのに私は私に理解できる意味が付与されたものしか理解できない。意味が無いのに選択があるという状況を自分の中でどう位置付けるかを考えていくと彼らのことがより分かる気がする。

 

 

あと、どっかで書いた気がするけど、好きと得意は全然違う。(長くなったけど今回たぶんこれが本題)

私にとってとうらぶは脳死クソゲーだけど、そこを見切れない人はたまにいる。確率とか期待値とか全然分かってない。いやでもさすがにとうらぶの脳死感を理解できない人はあまりいないけど、FF程度の複雑さのゲームになると理解できない人は結構多い。私にとってFFは漢字練習のような反復作業にすぎないが彼らにとってのFFは数学オリンピック程度には熱中できるコンテンツとなりうる。むしろ私にとって予測不可能なくらい複雑なゲームはあまりに複雑すぎて彼らには複雑なことすら理解できない。逆に単なる運ゲーと思われてしまう。

彼らにとって楽しいと思える程度の複雑さというのは私にとってあまりに単純すぎて、なんだか大の大人に離乳食を与えているような気まずさがあるのだけれど、そういう程度のものを作れるようになったらわりと人間関係が捗ると思うので精進してゆきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無職のババアだけど上野千鶴子はなぜあんなに胡散臭いのかを考える

どうも。無職のババアです。無職とはサラリーを貰っていないということなので間違ってはいない。無職ったら無職なんでそこんとこよろしく。

で、上野千鶴子の祝辞でいろいろ議論になっていて、もう議論になっているというだけで上野氏としては大成功なのだろうし私としては相変わらずケンカがうまい人だなという感想しかないのですが。

www.u-tokyo.ac.jp

 

この祝辞に噛みついている東大生増田がいました。

anond.hatelabo.jp

ババアとしては若いなぁとなまぬるく見守る心もちですが、ちょっと思ったことがあるので書いてみる。

 

東大生増田のいいたいことはおそらく二つで、

  1. 統計がガバガバ
  2. 言ってる意味が分からん、意味を理解したくない

だと思う。

それでね、統計についてはお怒りごもっともだと私も思う。あの祝辞に限らず、上野千鶴子氏の統計の扱いは恣意的すぎる。学問をやってきた人としてはキィィィ!となるのも分かる。

 

でもね、東大増田は学問や現代科学を素朴に信じすぎ。

予算委員会やら談合やら出てみると統計なんてカネとコネ次第というのがよく分かる。上野氏はうさんくさいけど、そのうさんくささがなければ存在しえなかったエビデンスがたくさんあって、上野氏がケンカを売らなければ性犯罪やらセクハラやらパワハラやらだってずっとなかったことにされ続けていたんだよ。

どんなに平等に思える学問でも実際はドロドロの権力闘争の上に成り立っていて、権力が無ければ安全も平等も保障されない。まぁ東大増田も自分で予算をぶんどってくる立場になったら分かるでしょうが。

 

ということで潔癖な東大増田には受け入れられないかもしれませんけども、統計がガバガバであることは上野氏の祝辞を否定する要素にはなりません。残念ながらこの世は力こそパワーなので。

 

そしておそらく東大増田が本当に腹が立っているのは統計の部分ではないと思うよ。

 

たとえば「東大合格おめでとう。君たちは世間一般よりずっと優秀だと統計で証明されています。また生涯賃金も高く成功できるという統計が出ている。よかったね」みたいな祝辞があったとして、上野氏の祝辞と同程度に統計ガバガバなわけなんだけどそれでも東大増田は同じくらい怒り狂って増田に書き込むの?統計がいいかげんなものなんてこの世にごまんとあるわけだけどそれに一つ一つ突っ込んでるの?突っ込んでないのだとしたら、なぜ上野千鶴子の祝辞にだけ突っ込みたくなったかというその点をじっくり考えるべきだし、それをせずにただ反射的に否定するだけでは上野氏の言葉を図らずも証明していることになっている。

 

 

 

東大増田は上野氏のガバガバな統計に怒っているようにみえるけどそこは本題ではなくて、結局上野氏の祝辞の意味を理解したくなくて吹き上がってるのだろうと思う。

世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと...たちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。
↑だからなんだよ。ここから得られる教訓って何?

そういうとこだよ東大増田!

ここから教訓を得られないこと、努力できない環境を想像できないこと、それこそがお前が恵まれていることの証明だよ。

あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。
↑恵まれない人を助けることに繋がらない学問やっちゃいけないの?ブラックホール撮影しちゃだめ?ニュートリノ観測しちゃだめ?

あーあーあーあ聞こえなーーいってか。学問が無駄かどうかの話は今してないだろ。話ずらすな。

そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。女性学を生んだのはフェミニズムという女性運動ですが、フェミニズムはけっして女も男のようにふるまいたいとか、弱者が強者になりたいという思想ではありません。フェミニズムは弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想です。

ここも東大増田には意味が分からないみたいだね。女性だからとか頭が悪いからとかあれこれ弱者のレッテル貼って弱者は不遇な扱いをしていいという構造自体がおかしいって話。女性は弱者ではないし、東大増田だって強者である必要はなくて、変に意地はってこじらせずに素直に周りを頼ろうねと言うエマのスピーチ的な話をしてるわけ。

 

 

 

 

 

上野氏は良くも悪くもパイオニアなのです。地球は平らだと信じられていた時代に太平洋を渡ってアメリカ大陸を見つけてしまうタイプ。自分に都合の良いものだけを信じてデータを捻じ曲げてそれでも信念を貫き通して死屍累々の中勝ち抜いて立ち続ける人。すでに出来上がった学問の枠組みの中で精度を高めていく発想しかない凡百な秀才である東大増田には、この世にない物を実体化させる孤独は分からないかもしれないけどね。まぁパイオニアが切り開いた道を整備していくのが東大増田みたいな人の役目なんで適材適所ってことで。



 

 

カリスマ性を身につけたい

たぶん今の私の信者になる人は私についていったらなんかおもしろいことがありそうという目論見なのだと思う。でも私べつにおもしろいこととかしないから。ただの社会不適合者だから。貢がれ体質ではあるけどさすがに何十人も面倒みれるような太いパトロンはいないから。

笹食ってりゃ褒められるパンダになりたい。それかお猫様。

てもなんかあともうちょっとな気がする。私のノウハウをありがたがってカネを積むカモがたぶんどこかにいて、そいつらをうまくマネタイズしたい。

たぶん結局普通の人というのは努力とかしたくなくて、自分を変えるとかもしたくない。ダイエットせずに脂肪吸引で痩せたい。自分のこれまでの結果として現在があって、これからも同じことを続けたら同じ結果しか出ないのに、同じことを続けて違う結果を出せと求めてくる。知能が無いのかな?
というところまでは分かった。
でも彼らは条件が整うと突然大枚を叩く。アムウェイとか怪しい布団とか買っちゃう。過激なダイエットとかしちゃう。
そのスイッチがよくわからん。
とにかくメンツが大事で、これまでの信念を否定されると激昂するくせに、何かの拍子に近藤なんちゃらや余命なんちゃらの言うことを聞いちゃう。盲信したうえで結果が出なくてもエクストリーム言い訳をしながらカネを積みつづける。
たぶん盲信行為は彼らの中で一貫性があって、そこを構築できればいろいろ捗るのだろう。

なんとなくだけど、これは心理的安全とか自己肯定感とかの問題な気がする。
私は人間なんかダメがデフォルトと思っていて、食って寝て生きてりゃそれだけで俺様すげー、くらいで生きてる。だから鬱で動けなくても子を愛せなくても仕事のアホをドタキャンしても、まぁそんなもんよなと思う。私のこれまでの研究全てが否定されても別にそんなこともあるわいなくらい。

でもこれは私がクソバイス野郎と徹底的に絶交してきたからであって、ここで「hedgehogxはキチガイお母さんです」とか言われ続けてたらそら発狂するわ。てか助産師やケアマネや親戚や教授やなんやかんやからそういうこと言われて大荒れしたことがわりとある。あのときはなるほど殺意とはこうして発生するのだ殺人が減らないわけだと勉強になった。
私がそこで思いとどまれたのは、だってできないもんはできないじゃんしゃーないwwと言ってくれる友人がいたからで、そういう人がいないならメンツとか命をかけて固執する気持ちもわからんでもない。
傍からみて恵まれているように見えても、たぶん彼らの心はいつだって背水の陣なのだろう。だからちょっとした修正すら受け入れるのにとてつもない時間がかかる。おそらく近藤なんちゃらは野良犬を手懐けるくらいの根気でもって彼らの心を癒やしてしまう。

そんなデリケートwな人類を優しく慰撫して大金をまきあげたい。

成功するとか認められるとか、結局実力なんかどうでもよくてカネとコネだけできまるよのな。
最近決算とか重役会議とか意思決定の裏側を見ることご多くてげんなりしてる。やつらほんとにカネとコネのことしか考えていない。なにかそういう障害ではないかと思うくらいカネとコネの話しかしない。そういうやつらが上にいってそういうやつらを引き立てて勘違いしてる。
いやうっすら知ってはいたけども。こんなひどいとは思わなかった。

もうやだこの業界とか日本とか現代とか、いやもう地球が嫌だ。地球以外がどうなってるかは知らないけど。

文意は読めるけど文章が読めていない難読傾向の存在を仮定してみる

私は趣味で楽器を弾いていて、趣味程度なので弾きたい曲の楽譜を買ってきて弾きたいとこだけ弾いて自己満足してとくに不便は無かった。でも最近偶然ぜんぜん知らない曲の楽譜を見たら全く解読できなくて、ああやっぱりこれかー、と。

ドは特殊な形なので見分けがつく。でもレとミになるともう分からないしファとかラとかランダムなドットにしか見えない。だから唯一見分けのつくドから数えて振り仮名を振らないと楽譜が読めない。すべての音符にそれをやるから簡単な童謡程度ですら膨大な時間がかかるし和音とかもう壊滅的。

なのに知ってる曲なら、するするっと楽譜が読める。意味が分からない。

 

その他にも、日本語の漢字テストと、英語の穴埋め問題ができない。常に0点。だからセンター試験は最高でも8割しか取れない。なのに小論文とか読解とかは天元突破してて、トリッキーで有名な京大の国語とか上智の英語とか正直あんなのの何が難しいのか分からない。

 

あと、この記事書こうとして調べてたら見つけたんだけど、このユニバーサルフォントがめちゃくちゃ読みにくい。「こころ」だなと気づくのに20分くらいかかったし、文章内に友人が登場してるのに気付いたのは2日くらいしてからだった。

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https://togetter.com/li/1334670

活字なら明治時代のガタガタで旧字の活版印刷くらいが読みやすいし、なんなら手書きの草書が一番ストレスなく読める。

 

あとは子供の小学校のおたよりが理解不能すぎる。いきなり「図工で使うのでびんかかんを持ってきてください」とか書かれて「瓶か缶」と理解できない。ビンカカン?新種の薬品??聴覚理解も弱くて、ずっと「オサフネハノッソ」はオシャレなフランス語かと思ってた。「長船派の祖」だったのね。てっきりオリーブオイルの銘柄かと……

 

とにかく短文が苦手で、ラノベもあんまり分からないし、2ちゃんや5ちゃんも文意が理解できなくてワードサラダに見える。なんでみんなあんな短文スレで会話が成立してんの。増田やブコメはかろうじて分かることが多いので最近は練習がてら参加してみてる。私の中では短文イコールワードサラダとなっているので、私の書く文章はやたらに長い。このブログとか普段の10分の1の文章量だから。いつもは京極より分厚くなるから。

でも短文ならなんでもダメというわけではなく、きちんと形式に則った論文や説明書やマニュアルなら読めるし書ける。むしろすごくうまく書ける。

 

私はどうやら、単純な文章は読めないけど、長い文章になるほど理解力が向上するというわけのわからない性質らしい。多分個々の単語ではなくて全体の文意を読んでる。だから知らない言語でも気合だけでだいたい読める。

そりゃIQテストでも発見できないわけだ。こんなの現代哲学は想定してないもの。

 

 

 

つまり私の難読はこんなかんじ。

 

「りんご」「たべる」のそれぞれの意味←わかる

「りんご を たべる」←わからん

まだあげ初めし前髪の/林檎のもとに見えしとき/前にさしたる花櫛の/花ある君と思ひけり/やさしく白き手をのべて/林檎をわれにあたへしは/薄紅の秋の実に/人こひ初めしはじめなり(後略)島崎藤村・『文学界』に参加し、ロマン主義詩人として『若菜集』などを出版。さらに小説に転じ、『破戒』『春』などで代表的な自然主義作家となった。作品は他に、日本自然主義文学の到達点とされる[誰によって?]『家』、姪との近親姦を告白した『新生』、父をモデルとした歴史小説の大作『夜明け前』などがある。」←とてもよくわかる

 

情報が少ないと各単語が何を示しているか確信できないっぽい。

「りんごをたべる」だと「たべる」というのが「食べる」なのかそれとも私の知らない漢字をあてるのか、仮に「食べる」だとしてそれは口から食物を摂取して咀嚼して嚥下するという意味であってるのかそれとも「食べる(意味深)」とかなのか、仮に咀嚼して嚥下するという意味だったとして今ここで問題になっているのはリンゴの味なのか咀嚼という行為なのか消化機能なのか食事に見出す文化的意味なのか、全てに確信が持てない。

 

なのでこういう問題が苦手。

問・空欄に文字を入れなさい

雨が降っている(  )傘を持っていこう

 だって!すでに傘を持ってるとか地下鉄だから濡れないとか話者は河童だから積極的に濡れたいとか酸の雨だから傘が意味ないとかヘリウムだから下から上に振るとか!そういうことを想定してたら無限の可能性があるじゃん!お前の知ってる雨と私の知ってる雨が同じものだとなぜ確信できる!?

とか言うと空気が読めないみたいなこと言われるんだけど、たぶん普通に言う空気が読めないというのは十分に情報が提供されたにも関わらず読み取れないという意味だともう。でも私の場合は少なすぎる情報を額面通りに受け取ってしまって学習量の少ないAIみたいにポンコツになる。

ちなみに国語の短文答えられない問題に関しては出題者を調べ彼らの職業や業務を知り、また受験業界のカラクリを考えてこの出題によって何を答えさせたいかをメタ思考するようにしたら解決した。でも日常生活にあふれる短文は入試より前提条件がずっと曖昧なので未だに苦労してる。

 

たぶん普通の人は常識みたいなデフォルトの前提条件があらかじめ入力されていて、「りんごをたべる」と言われたらリンゴを齧っているイメージが浮かぶのだと思う。でも私の場合はサルトル実存主義みたいになっていてすべての事柄の前提条件を逐次構築している。だから私には単語の羅列でしかない文章は読めていない。だけど膨大な前提条件を即座に検索することで文章に意味を当てはめている。ネットにときどきいる、全ての文章を自分にとって都合の良いように超解釈する人と同じ。多分私には文章が全く読めていない。

 

よかったIQ高くて…

これIQ低かったらほんとにネト○○みたいなことになってるじゃん。こわ…

 

いやでもなんかひとつ分かったような気がするのでまた考えたいです。

 

 

 

 

性犯罪を刑法で処罰するという発想自体が無理があるのかもしれない。

日本では泥酔した女性はフリー素材以下の人権しかないという異常な状況が暴露されつつある中、12歳の長女への強姦で無罪判決が出たという報道でざわついていましたね。

※この記事には性犯罪の記述があるので気を付けて。

mainichi.jp

公判で検察側は、長女が約2年間にわたり、週3回の頻度で性交を強要されたと主張したが、伊東顕裁判長は、被告方が家族7人暮らしの上、狭小だったと指摘。「家族がひとりも被害者の声に気付かなかったというのはあまりに不自然、不合理」と退けた。

狭い家で誰も被害に気づかないというのはわりとよくあることです。脅された子供は生存を賭けて隠匿しますし、周りの人も気づきたくないという心理が働くのでしょう。関係が近ければ近いほど異常に気づけないことすら考慮できない福祉や司法はいい加減滅んでほしい。そして個人的な感情としては容疑者は残虐な方法で処刑されればいいのに。たぶん私はこの容疑者が火炙りにされるのなら大喜びで見物すると思います。

 

ただ、偽りの記憶というのも確かにあって、もしかしたら容疑者は検察の主張するようなことはしていないのかもしれないし、黒幕はほかにいるのかもしれない。真実は当事者の中にしか存在しません。

 

元被害者である私にとって、これだけ性犯罪と家族間の暴力に対して無知無関心な現状で、偽りの記憶について語るのは苦痛を伴うことです。複雑さに耐え切れない人たちが容疑者を断罪して終わりにしたい気持ちはよくわかります。でもやっぱり、真実は各自の心の中にしか存在しない。私は殺人事件の現行犯が捏造される過程を目撃したことがあります。目の前に血まみれの包丁を握った人がいるのにその人とは別の人が犯人にされてそれでつつがなく事態が収束していくのが田舎であり家族であり閉じた共同体です。そこでは真実に意味などなく、共同体の安定のために必要な物語が確定します。

私が受けた被害は私にとって揺るぎない真実であり私の人生を大きく歪めました。それは何をどうやっても動かしようがなくて、でもたぶんそれが真実かどうかに意味は無い。ただ私にとっての真実が醸成されうる環境がそこにあった、そのことだけが確かなことです。

私を加害した相手にも言い分はあるのでしょう。性被害は加害者の加害意識が希薄であることが多いのが特徴です。想像するだけでもおぞましいですが、彼の中で私は彼と楽しくセックスしたことになっているのかもしれない。でもそれはきっと、彼が品性下劣だからではなくて、そう思い込んで加害しなければいけない状況下に置かれたにすぎなくて、彼は加害者であると同時に構造の被害者ではあろうと思うのです。

 

私の受けた被害は少し特殊で、私は彼もまた苦悩していたことを知っています。それでもやはり、彼の苦悩に思いを馳せることは私にとって非常な苦痛を伴います。それはおそらく、加害者側の理屈を考えることが被害を否定することと同義ととらえられてしまう社会通念が原因です。泥酔した女性をレイプした男性は、ヤリサーの女性はフリー素材だと思っていたのかもしれない、なぜ彼はそのような思考に至ったのか、と考えることは、ヤリサーの女性がフリー素材であるという考えに合意するのと同義ではありません。むしろ真逆です。彼の歪んだ思考は頭ごなしに否定するほど強化されてゆきます。解体するには彼の思考回路を辿るしかない。

 

真実は人の数だけ存在して、真実が作られるに至る過程が存在する。真実を変えたいのならば各個人の思考過程を解体してゆくしかない。

それが人間の自我の形であれば、司法で『唯一の事実』を認定するのは人間にはマッチしない形式なのかもしれません。だけど現状の刑法ではただ罰を与え更生を強要するだけで犯罪を犯すに至った思考回路とそれを醸成する個人因子と環境因子には全く無関心です。これでは持って生まれた環境によって思想が確定し修正の機会の無いまま世間と衝突し続けるしかない。

個人的な感情としては、自分の犯した罪の重さを理解しない性犯罪者にはどんな厳罰でも足りません。ですがどんなに『厳罰』を与えてもおそらく私の求めている結果は得られずむしろ状況は悪化するのでしょう。ですから私は刑という発想自体の無効化を提案したい。これは刑罰を軽くする、まして性犯罪を軽く扱うという意味ではありません。加害者の思考そのものを変質させるという加害者の抹消、ある種洗脳と言ってもいいかもしれない。いや加害者だけではなく、「真実は一つであり悪者を罰したら全て解決する」と考える前時代の思考の人たち全てを一掃すべきという過激なリベラリズムです。

いい加減人類はアップデートする時期に来ているのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

頭が悪い人の不寛容現象

IQの差で苦労している増田がいると聞いて

・`ω・)チラッ

頭がいいなら分かりやすい説明ができるはずとかいう奴は幼稚園児に線形代数を理解させて永世7冠にしてから大口叩いてください。
実際無理だから。ほんと無理。何度言ってもすぐ忘れるし目の前の現象すら理解できない人には何を言ってもわかり合えない。ほんと無理。毎回吐きそうになるもの。

相手に教養が無いのはボディーブローのようにじわじわつらいよ。はてしない物語と言ったら、あの犬みたいなドラゴンがでてくるやつでしょ知ってるよ好き。とか言われる絶望感半端ない。ルパンは一世だしプーさんにピンクのウサギは出てこない!


でも単純に理解ができないとか知識がないとか学ぶ気がないとかならさほどストレスじゃないんだ。私はこの世には無限の考え方があってそれらは全て平等だと理解しているから。やろうと思えば馬鹿にも分かる雑な説明だってできるだって私は賢いから。
ただ、複雑さを許容できないほどの頭の悪さだと結局こっちが無限に譲歩しつづけるしかなくて長期間付き合うとつらくなってしまう。自分への承認ゼロで相手には承認を与え続けるのは神でないと無理。
私はピンクのウサギが出てきてオバケ退治するプーさんの存在を尊重しようと努めているのに、相手にはプーさん以外が消滅する物悲しいラストを全否定されつづける。心の柔らかい部分にずっとずっとボディーブローされつづける。


なまじ頭がいいと許容範囲が広くて、短期間であれば問題が生じないからうっかり結婚してしまったりするんだよね。何年も後になってひっそりと限界を迎える。このあたりも頭の良くない人には分からないらしいけど。
しかもうっかり相談すると学歴コンプレックスの人達に袋叩きされる。彼らは自分の世界の唯一であるメンツに執着するけど、複数の価値観を平等に扱う我々は見下すという概念自体を失っているから、彼らの逆鱗が理解できない。

現状では我々の心理は誰にも理解されない。そして他者に一度も承認されない心理は存在しえない。自分の心理に名前を見つけられなかったら救いにいけない。このあたりはワロンが分かりやすいと思うけど最近はもっといいのが出てるかも。
とりま増田はカウンセラーや相談相手は慎重に選んでゆっくり言語化していってほしいところです。