感染症に関して全くの素人の素朴な疑問を書いとく。素人の思いつきなので信用ゼロなことをご承知おきください。最終的に個人の偏った思想を垂れ流す香ばしい仕上がりとなっています。
擬陰性と擬陽性の存在は分かった。つまりこれはあれだ、統計でよくある個人レベルだと全然意味ないやつだ。
「この1000人の中の50%は確実に感染してる」はマクロでは重大な情報だけど「おまえは50%の確率で感染してるが50%の確率で感染してないかもしれない」とか言われても。どうしろと。
つまりコロナの検査をするかどうかの判断は疫学に則ってなされるべきで、患者が勝手に判断するものではない。患者本人がどんなに心配でも疫学的に必要ないなら検査はしない。
言い方を変えると、検査は精度が低すぎて患者個人の利益にはならない。半分くらいの確率でウソかもしれないのだからおみくじみたいなものだ。
これはなかなか大事なことだと思う。無症状や軽症の場合、検査はおみくじと同じくらいの精度。陰性でも陽性でもやることは変わんないし、むしろ変えてはいけない。陰性だからって調子こいてジムに行ったりしちゃいけない。そういうのはおみくじで大吉だったからといって宝くじに全財産つぎ込むくらい愚か。よし完全に理解した（わかってない
で、あとは医療崩壊についてですよ。
なんか検査を増やすと軽症の人が入院するから重症な人が入院できなくて困るから検査しないほうがいいみたいな雑な説明やめてくれ怪しすぎる。
だって感染経路を調べるなら片っ端から検査したほうがいいし、それで陽性でても軽症なら自宅隔離でいいし軽症のやつなんか病院から追出せばすむじゃんハイろんぱー！てなる。
いろんな原因をごちゃまぜにするから胡散臭くなる。
○検査増やすと医療崩壊の原因になる
○病院が埋まると重症な人やコロナ以外の人の治療もできなくなる
✕検査増やすと医療崩壊して病院が埋まって重症な人やコロナ以外の人の治療ができなくなる
検査増やすと検査に人手をとられて肝心の治療に手が回らなくなる。は分かる。あと疑陰性が陰性のお墨付きを貰って感染拡大のリスクが上がる、も分かる。検査数が膨大になって結果が出る頃には手遅れになるなら検査の意味がなくなる、も分かる。だから、検査はなるべくたくさんやる、と、無駄な検査はしない、は両立する。もしリソースが十分にあるのに国がなんだかんだ理由をつけて出し渋ってるなら検査数を増やすべき、と、重症でないならケンサしろと騒がずおとなしく自宅療養してろ、は同時に目指すべきだし、今検査リソースがどれくらいで、検査数を増やすとどれくらい医療を圧迫します、みたいな説明を政府がすべき。
で、医療崩壊は検査を増やした「だけ」ならそんなに深刻にはならなそうというのが素人の感想です。検査を増やす、から、医療崩壊、は何段階かステップを飛ばしていてなんかうさんくさい。
医療崩壊の直接の原因は重症患者が増えることです。だからいかに重症患者を増やさないかが鍵。特にコロナでは重症なのに長生きする人が多いのが問題で、一人重症患者が出ると長期間その人に莫大なリソースを割かなくてはいけなくなる。そんなのが何人も何百人も同時発生したら長期間に渡ってリソースが食い潰されてその間ほって置かれた軽症患者が悪化してまたリソースを食い潰して悪循環になる。
ここまで書いて思ったんだけど、これ高齢化をトリアージできないシルバー民主主義の縮図だわ。だから何をどう説明してもなんか納得できない理不尽感がある。
で、コロナの場合、重症患者を増やさないためには軽症患者も増やさない必要があって、そのためには検索結果が陽性だろうと陰性だろうと症状が出てようと出てなかろうと、とにかく全員が他人と合わないのがベスト。でもそれだと経済が死ぬしインフラも死ぬし飢饉起きたりしそうだしそもそも医療従事者は閉じこもれないので、どうしても必要な外出以外は控えるのが現実的。
というわりと簡単な話なんだけど、これ結局、もうじき死ぬ老人の寿命を少し伸ばすために経済死んでね☆ということなのでそら納得できないわ。
肺炎で死ぬような年寄に濃厚治療してもどうせ完全寝たきりがたまに起き上がれる寝たきりにレベルアップするだけで、結局半分死にかけの苦痛を長引かせるだけで、そんな生き地獄のために税金じゃぶじゃぶ使って、若くて健康な時間を労働だけに縛られて未来の生き地獄に2000万搾取されるとか、すごいねだれも幸せになってない。
コロナの致死率を全体で語るのやめたらいろいろ解決しそう。高齢者はどれくらい死んで、どんな基礎疾患があるとどれくらい死んで、あと不摂生してたり過労だとどれくらい死んで、健康な若い人はほぼ死ななくて、みたいなの出してさ、ハイリスク群を優先的に隔離するのが先じやん。子供は死なないのに学校だけ全国一斉休校とかまじ意味が分からない。
まぁ高齢者施設の中の人を隔離するの無理だからな。年寄りのために経済的に死んでねなんて正直に言ったら支持率落ちるもんなそのあたり曖昧にして政治力の無い学校や芸術に負担かけるのがよいわな美しきシルバー民主主義。
なんかこれもしかして老人の不健康寿命を伸ばす濃厚治療の現代倫理にヒビが入った瞬間なのでは。
とか、他者について客観的に書いてるつもりで作者の自己紹介になるの味わい深いにんげんっていいな。
