雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

IQの差が大きいと話が通じない現象が起きたので愚痴を書く。

ブログを頻繁に更新するときは移動時間が多い時で仕事が立て込んでいる時です。なので今日も思ったことを書きます。

 

いつもは大学でいうと帝大くらいの人たちを相手にしているんだけど最近Fランみたいな人たちに対する仕事が舞い込んでくるようになった。これがどれくらい面倒なことかを雑に表すと、彼らと私は偏差値でいうと20から40くらい*1、IQでいうと最大50くらい離れている*2、と書けば分かる人にはこの困難を分かってもらえると思う。当然話は通じない。ていうか彼らは本当に言語を操っているんだろうか。あれは言語っぽく聞こえる鳴き声を発しているオウムみたいな生物なんじゃないだろうか。ああいうのがホモサピエンスの8割くらいを占める多数派なんだよなと思うと己がいま発狂もせずにのうのうと生きている奇跡を噛み締めるしかない。いや狂ってはいるけども。

言語能力が飛びぬけている私の場合、だいたいの言語はなんとなく気合である程度意思疎通ができる。だから言葉が通じないという経験はわりと初めてでちょっとしたホラー。

これまでもわりと苦戦してたしこのブログでもさんざん愚痴を書いたけど、ごめん帝大の彼らわりと優秀だったわ。少なくとも文章最後まで読んでくれるし参考資料提示したら目を通してくれるし、浅いけど自分なりに理解しようとしてくれるし、なにより己をアップデートしようという意思はあった。でも今回まじで話が通じないし聞く耳持たない人たちが相手だ。

 

 

そんな状況でどうやって仕事をするかというと、私と彼らは意思疎通できないので間に通訳が4人くらい入ってがんばって翻訳作業をしてくれている。翻訳は他人にお任せできるけど翻訳されたものを理解するのは私の仕事なので、ちょっとどうすればいいのこれ。あと意味が分からない。どんだけコストかかってんのこの仕事。ここまで手間と金をかけてまで翻訳作業する意味はあるんだろうか。私の言葉が次々と謎の日本語っぽいなにかに翻訳されていくんだけど、私はその謎言語を読めないのでどう翻訳されたか分からないし、謎民族の価値判断が全く分からないから私のもたらした情報が彼らにとってどう位置付けられているのか分からない。ほんとなんでこんなめんどくさい翻訳作業やってんの君たち。アナンダにちょっと引いたブッタの気持ち、いまなら分かる。

いや言ったよ。確かに言った。もう宗教団体作っちゃおうかなってこのブログにも書いた。でもだからって「よっしゃ言質とった!」みたいにあれよあれよと話が進まんでも。なに君ら私のこのブログ読んでんの?監視しされてる?とか関係妄想に片足突っ込みそうだよ。もしやこのブログは神のブログだから、ここに書くことが真実になるとか。油田を掘り当てて大富豪になりたい。

 

どういう風に言葉が通じないかとか、IQ100前後の普通の人たちがどういう思考パターンを持ってるかとかそういう建設的な話はまた今度書く。

 

 

 

*1:良く考えずに偏差値でたとえたけど、彼らが受験勉強を一切していないなら受験偏差値的にどういう位置づけになるんだろう。仮に彼らが偏差値ゼロと思ってみるならマックス80くらい離れてることになるのか。偏差値ゼロという頭の悪いワードを爆誕させてしまった。

*2:IQだけでも最少30離れているけど、IQで計れない才能の部分では無限大に離れているという無理ゲー。

オタク男性が加害者予備軍とされてしまう構造について

先日の記事のブコメでおもったこと。
前半の煽りしか目に入らない人とか、個人叩きではなくシステムの問題だと理解できない人とかはまぁ…がんばれ。うん。


で、巨乳ポスターを喜ぶのは無害なオタクなのに叩かれるの理不尽、という意見が、そのとおりだし別に個人を叩きたいわけではないのでちょっとだけ補足。

前記事はこちら
hedgehogx.hatenablog.com



オタク男性(というか男性全般、いや人類全員)の大多数は女性に(というか他人全般に)優しくありたいと思う善良な心持ちでしょう。
ただ、恋愛やセックスにおいてお手本がAVくらいしかなくていやよいやよも好きのうちとか部屋に来たらセックスオッケーとか平然と語られる状況で、その善良さは適切に発揮できるか?という問題なのですこれは。





この問題において男女で置かれた立場が違いすぎかつ違いがあることすら理解されていない現状なので、今回もまず私の個人的な体験を語ってみます。

以前ある男性と私が暗い夜道を歩いていたとき、前を歩いていた女性がいきなり走り出してコンビニに駆け込んだことがありました。私もその時男装でしたから男性二人にあとをつけられていると思ったのではないかと思い、配慮が足りず大変悪いことをしたました。ですが、一緒にいた男性は女性を追いかけようとしたのです。まるで楽しいイタズラを思いついたように笑いながら!
私もいろいろと経験していますが、あのときほど男性というジェンダー規範の無理解を恐ろしく思ったことはありません。


まぁ、そういうとこだぞと。
圧倒的な権力勾配が厳選と存在する現状で無知な強者は悪気が微塵もなくても十分な脅威となりえます。強者の無知はすなわち罪です。


だからこそ私は痴漢やぶつかりおじさんや性犯罪という、私にとっての現実とそこから導き出される私自身のおキモチを語ります。ポスターを批判するような人たちにもできれば自分たちの現実を語ってほしい。そしてエロポスターを掲示したいオタクにも己にとってのエロを語ってほしい。





id:Gakkuri-Kanabun_09 その理屈ならこんな敵意を向けられたオタク達は徹底抗戦しかないよなぁと思った。オタクにとってはあなたが人食いの巨人だ。

id:bunkashiken 女性は大黒柱として家族を守らなくていいんだから、その点では随分楽じゃないか。あなたはあなたで男性の苦しみを想像したことが無いんじゃないかと思った。
id:racebyrace 恋愛も結婚もできない男は、性的な事について我慢しろという事ですか。
id:manatus オタク側からすれば守られる大義など無い自分たちの最後の盾が表現の自由なので、ここで退いたらもう何も手立てが無い絶望に駆られてるんだけど理解してる?
id:McoMco そんなに自分の境遇や気持ちを思い知れと主張するなら、あの手の表現を大切に思っており、それが性差別だ搾取だと貶められている人たちの心境も想像してみてはいかがか?
id:hatejirou こんな男叩き記事をいつまでもかかれて男がいつまでも切れないと思ったら大間違い
id:iwagrandstar 強大な憎悪と被害妄想の塊、君が女であることで味わった屈辱?よりも遥かにきつい目にあってる男性も存在する、そんな弱者男性のことを、これっぽっちも考えない君に男性の無理解を非難する権利があると思うか?


だから!おまえらの絶望があるならそれを言語化しろっつってんだよこのアンポンタンが!

こんだけ文句言われてもまだ取り下げないだけの、私の不快を踏みつけてでも守り通したい、そんな大義があるのだというならそれをきちんと説明して。
大丈夫お気持ちをお気持ちとして表明するぶんには叩かれないから。私の記事だって「被害にあったことは気の毒だけど…」という保留がついたろ。「お前の受けた被害なんかたいしたことない傷つくほうが間違ってる」とかいうやつは流石にいない。少なくとも私は言わないように努力する。


残念だけど足を踏まれている側が説明しないと踏んでる側は気づけない。

だからオタクが自身のエロの大事さを説明しないなら私はエロは他者への加害を喜ぶ性癖だと思い続けるしかないし、オタクは加害を喜ぶ犯罪者と思うしかない。情報が足りなさすぎる。ぶつかりおじさんだって大多数の男性は動画が出るまで信じないって言ってたじゃん。

敵はポスターではないし、むしろちんこでもまんこでもなんの意味もなく好き勝手に配置できるしそこに憎悪も危機感を感じなくていい社会で、そのためにはまずお互いの経験をn=1でたくさん語ることだと思うんです。



いやでもまじでエロの何かそんなに大事なん?
こんだけ文句言われたら普通ならうっぜえな隠れようぜってならない?隠れたら何か負けなの?わりとそのあたり知りたい。


あのキャラの魅力は胸じゃなくてセリフじゃない?と思う。女性を尊重しようとして過度に去勢して奥手になった男を救済しようとしてる感じがするけど。定期的に訪ねてきて構ってくれる人は奥手からするととても貴重だ


そうそういうの。そういうのが知りたい。
私はあのポスターに私を取り巻く不利すぎる社会規範を見出したから不快なんだけど、オタクの人たちは別に私を性的搾取したいからあのポスターやあの作品を支持しているわけではたぶんないわけで、今回私は私の見え方を説明したので次は反対陣営の見え方を知りたい。大概のことはコンテクストの擦り合わせさえすれば平和的に解決する。





あと最後、生産性が無いからだまってたけどどうしてもつっこみたかったところみっつ。

なんでみんなずとづの区別だけ指摘するん…?

あと、私は狂人だと示すのに用する記事間違ってないか。自分で言うのもなんだけどもっとやばい記事いっぱいあるよ?

最後、去勢云々で「自分の父親にも同じことが言えるのか」みたいなコメが笑止。みんな平和にいきててんのね。

巨乳を掲示する自由と、女性たちの恐ろしいまでの絶望について

赤十字献血ポスターで不自然に乳房が協調されたイラストを採用したとされる件について、イラストが性的だとか女性を搾取しているとか、逆に騒ぎすぎだとかこれくらい大したことないとか、お互いにたたき合うのは不毛なので、お互いの前提があまりにかみ合っていない点を話し合うべきだと思う。

togetter.com

 

政治的正しさを全て撤廃した私個人の心理としては、女性を搾取するような表現は焚書にしたいし女性をエロい目で見た男は打ち首獄門でいいと思っている。去勢した男だけがよい男。

で、なんで私がそのような過激な感情を持つに至ったかというと、そこに至るまでのそびえたつクソのような事柄を千切っちゃ投げ千切っちゃ投げしてこれまで戦ってきたからなわけです。密度の違いこそあれほとんどの女性は電車で尻を触られたり見知らぬ人に暴言を吐かれたりといった嫌な体験を積んできている。その前提において出てくるのが「エロは死ね」というお気持ちです。そのお気持ちだけで突っ走って実際に表現を燃やそうとするのは政治的に正しくないですが、そこまで過激になるに至ったお気持ちそれ自体は尊重され保護されケアされるべきものです。

 

ですが多くの善良な男性は、女性がエロの文脈の中でどれほど乱暴に扱われ傷ついてきたかを知らないようです。電車の中で尻を揉まれる気持ち悪さとか、それを告発したときのセカンドレイプに対する怒りとか、ほとんどの男性は想像したことすらないらしい。

ほとんどの男性の中でエロはコミュニケーションでありお互いwin-winな楽しいスポーツとなっています。そしてたぶんそれが正しいあり方なのですが、ごく一部の頭のおかしい犯罪者が大多数の女性に加害しているせいで男性の思うエロと女性の強要されるエロが大きくズレているという点をまず考えてほしい。

 

 

とかいうと主語がでかいとか被害妄想とか言われるんですけどね、主語をでかくしているのはどっちだと。

 

 

やれ化粧してこいだのスカート履けだの笑顔でいろだの女じゃ話にならん責任者を呼べだの胸のでかさだの、こちとらただちんこを持ってないというそれだけの理由で個性とか人権とか完全無視して押し付けられ続けているわけです。私は私でしかないのに、私の意志なんか完全無視で女ジェンダーを押しつけられて、私=女、とひとくくりにして扱われる。その状況下で「女を棄損するもの」はすなわち「私を棄損するもの」と同義として警戒せざるをえない。

 

たとえば私がブラジャーをつけづに乳首をびんびんにおったてて薄いシャツ一枚で外出して胸を揉みしだかれたとして、揉んだ男も悪いがブラジャーをしない女も悪いとか平然と言われるでしょう。きつくしめつける下着が嫌いとかそういう私個人の感覚はまるっと無視されて「女=私」として扱われる。

逆に、私がワイシャツから透けた男性の乳首をつねったとしたら、私は刑犯罪者として粛々と処分され、ノーブラの男性はノーブラでいる自由を微塵も脅かされない。そんなお花畑にお住みの男性様におかれましては男性の乳首を協調したポスターなんか微塵も脅威ではないでしょうね。not all men ですもの。

 

 

 

だから巨乳ポスターに対抗するものは巨根ポスターではありません。表層を反転させるのではなくそれをとりまく状況を反転させないと本当の敵は出てこない。

 

 

↓こちらの人が「巨乳に対して巨根をもちだすのはちがう」ということを書いていらして、男性の求める性的なものと女性の求める性的なものの質が違う点を挙げているのですが、それだけだと片手落ちだなと思う。

honeshabri.hatenablog.com

 

 

 

 

(一部の)女性が不快に感じる性的な表現を男性にも伝わるようにたとえるなら、たとえば進撃の巨人の世界みたいなのを考えるといいと思う。

巨人が人間をおやつ代わりに気楽に食べちゃうような世界で「人間っておいしいよね!」というポスターは人間にとって命の危機でしかないし、そのカウンターとして「巨人っておいしいよね!」と書いても意味が無い。

そこで巨人が「俺は『巨人っておいしいよね!』というポスターが不快ではない、だから人間だって『人間っておいしいよね!』ポスターを受け入れるべきだ」とか言い出したら死に晒せ金玉すり潰して東京湾に埋めたろか、という気持ちになる。

 

だからやるべきはポスターの規制ではなくて、規制したくなるほどの迫りくる身の危険をどうにかすることで、それは人間対人間のあたりまえのコミュニケーションを構築し教育していく方法を模索することだ。男性は巨人ではないし女性は食料ではない。

 

 

 

 

 

 

知識の格差を利用したマウント

マウントとる人の頭の中があまりに私とは別の常識すぎて意味が分からなくて忘れてしまいそうなので書いておく。汎用性が高くなるように詳細はぼやかして記述する。

 

 

私「この分野では素人ですがこんなものを作ってみました。販売します」

馬鹿「こんないいかげんなもの売れるわけない販路はあるのか」

私「販路は別にないですけど100個程度どうとでも捌けるかと」

馬鹿「100個も売れるわけないじゃないかお前は現実を知らないよし俺様が売ってやろうそのかわり(A)を差し出せ」

※Aにはセックスとか接待とか技術提供とかタダ働きとかいうクソワードを代入

そりゃ1億個くらい捌いてやる生産研究費すべてまかなってやるあとマンション買ってやる油田とセスナもくれる、くらいの条件だったら私だってセックス1回くらいしてやってもいいけどな?100個よ?全部売っても10万くらいにしかならないような仕事でなぜ私が犠牲を払うと思うんだ。

 

なんていうかたぶん、普通に技術が高いとそこそこ売れるってのを馬鹿な人は知らないんじゃないかと思うんだ…やつら販路に異様にこだわるし、販路はカネと媚びで獲得する方法しか知らないっぽい。

あと、馬鹿は技術力が無いから外注するしかなくてイニシャルコストが馬鹿みたいにかかるのでは。だから私もイニシャルコストがかかってると思ってて、少量生産だともとがとれないと思ってるのでは。

 

馬鹿と私とではビジネスモデルが根本的に違うような。

 

私の場合適当に自作して100個も売れば資金が溜まって外注もできるようになるし口コミと紹介で顧客も増えてくる程度の仕事をしてるんだけど、たぶん馬鹿はダイソーのような薄利多売のビジネスモデルをコネと媚びだけで無理やりやろうとしているのでは。そのためにはタダ働きする奴隷が必要で、彼らは虎視眈々と奴隷候補を探してマウントにいそしんでいるのでは。

ちょっとよくわからないけどたぶんそういう感じなのではないだろうか。

 

あと馬鹿は経歴を調べずにマウントとってくるよな。

「そんな方法で100個も売れるわけがない俺はくわしいんだ」とか言われても。私その方法で5000個/年くらい売ってるんですが。年間いくつ売ったかは公開情報なんでググればでてくるんですが。

あれはなんなんだろう文章が読めない気の毒な知能なんだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

ナメられる理由の一端が分かった

たまに初対面で猛烈にマウントをかけられるときがあって、世の中にはいろいろな人がいるなと思っていたけれどたぶん原因の一部は私にあったのではないかというマウントよけを考えるおぼえがき。

 

たぶん、私は右も左も分からない気弱な初学者に見えるんだ。

それは「ワタシエイゴチョットデキル」なので実際の私は尊大で傲慢なのだけど、言葉を額面通り受け取ってしまう奴にとってわたしは「チョットデキル」に見えるというのがまず一段階目の不可解だったところ。

そしてさらに分からない人にたいして不安を煽り判断力を失わせて隷属させたがる人というのが世の中には多分いて、そういうのがちょっかいかけてくるという二段階目の不可解な現象が起こる。

 

この二段階の不可解が重なって複雑になっていたのだろうと思う。

 

だから「hedgehogxは考えが足りない、そんな甘い考えではうまくいくわけがない俺は詳しいんだ俺の言うとおりしろ」みたいなのが後を絶たない。

でもそれは「ワタシリナクスチョットデキル」なリーナスに向かってLinuxを説くみたいな滑稽なマウントになっていて、でも「チョットデキル」な私としてはあまりに突拍子もない意見だと逆に全否定できなくて混乱してしまう。医学が詐欺医学を全否定できないのと同じような構図。誠実であろうとする科学者は何一つ断定できない。1+1が2なことすら断定できない。

 

みたいな形而上のことを考えだしてしまうのだけど、たぶん彼らの言っていることはそういうレベルの話じゃないんだきっと。彼らの頭の中には相手を支配できるか否かしかない。

「この分野では素人ですが」という私の言葉を信じて私の実績を調べもせず「そんなことうまくいくわけないそれより俺の傘下に入れ」とか言い出すどうしようもない人はまともに相手をしてはいけない。

あとたぶん、私は自己決定権を何より重んじていて誰かの傘下に入って言いなりになるのが性格的に無理というのもあるのでマウンティングに拒否反応が強いのもあると思う。

 

とにかくマウントらしきもの全般と相性が悪いのに、私の外見はマウントとれそうに見えてしまうこの矛盾をどうにかせねば。

とりあえず激塩対応を心がけるようにしたけど塩対応は初対面でノーモーションマウントかけてくるお猿さんには意味が無いので外見でもマウント嫌いを表明したい。男体だったら不潔にするだけで攻撃力があがるけど女体持ちは不潔にすると性的なマウントをかけられる上にセカンドレイプもひどくなるこの理不尽よ。

金髪にでもしようかとも思ったけど嫌いな奴のためにコストをかけてやらねばならんのだと思うと腹立つので、やっぱり偉くなって札束でひっぱたく方向でやってゆきたい。

 

 

 

 

 

 

 

定形もある種の発達障害であるという考え

無能なうえに愛想もなく叱っても暖簾に腕押しなバイトが職場を疲弊させて優秀な人から辞めていく現象についてのエントリがあった。
https://note.mu/g_g_g/n/nd1ffa894b0cf

この場合、職場をひっかき回すバイト君をどうにかしようという方向にいくわけだけど、逆にバイト君にキッパリNOを言えない先輩君や上司君の問題でもあるので考えたい。

なんで定形さんすぐ忖度強要するん?

て話。


普通に考えれば飲食店に向いてないバイト君はさっさとクビにすれば全員が幸せなのに、よくわからないこだわりがあるからやめさずにパワハラに走る。
せめてマニュアルつくるとかすればいいのに、いつでも質問できる状況を作る、とかいうわけのわからない自分ルールを押し付けてやり方を変えられない。

それって定形特有のこだわり行動よな。



引用ここから

「ここが3名様のご予約席なので、お箸とグラスを用意しておいてください。今日のご予約は1件だけです」

と言うと、

「3名様ということは、お箸がみっつってことですか?」
と質問してくる。
グッと堪えて
「はい、子供さんもいないので、お箸みっつだけで大丈夫です」
と伝えると、
「グラスもみっつってことですか?」
と質問してくる。
「はい、グラスもみっつで」
と答えると、
「他の予約はありますか?」
と質問。
「最初に伝えた通り、予約は1件だけですよ」
と答え、
「では、お箸とグラスがみっつずつで、マットはいらないんですか?」
「いやマットはいります、予約の時はいつもマット敷いてますよね」
「わかりました、マットをみっつ敷いてグラスとお箸をひとつずつ置いたらいいんですよね」
「はいそうです」
「わかりました」

3名様のご予約席を作ってもらうのにこれだけのやり取りが必要になる。そしてそれが繰り返される。延々と、一つの工程につきこれが毎回ある。正直全て自分でやった方が早い。

引用ここまで。






これ、典型的なダメな指導よな。
そら何度言っても覚えないバイト君も能力不足だけど、何度言っても覚えないならやり方を変えないと。なぜ同じことをして違う結果を期待してしまうのか。そういうのをこだわりとか固執とかいうんではないのか。

そして無能なバイトをクビにせずに職場を疲弊させる上司、それを見ながら何も行動しない著者。彼らが自分の「定形発達障害」を自覚すれば少しは周りと衝突せずに生きられるのでは。








たぶん、定形というか逆アスペルガーの傾向として、「他者との共感」という妄想が強固なんだと思う。相手と同じことを考えて感じているつもりというか錯覚を常に抱いていないと不安になる。著者の言葉を借りると「いらっとする」。
この共感妄想を自分の特性として自覚していかなくてはいけない。

追い詰められて行政に支援を受けたいときのハック

この記事が人気だったので、続きのようなものを。

 

hedgehogx.hatenablog.com

 

困ったら気軽に行政に相談するとなんとかなるのだけど、行政にもたまに使えない奴がいて、弱っているときにはそういうわけのわかんないやつにひっかかりがちなので気を付けてという話。

 

クソバイスを見分ける

いろいろ言いたいことはあるけど、とりあえずこれが最重要。

アドバイスは余裕のあるときには有効ですが、追い詰められた時にはただのクソです。でも本気で追い詰められたことの無い人にはアドバイスがクソバイスに堕ちる環境を想像できないから「なんでこの程度のことできないの??」と善意でアントワネットをかましてきます。そういうのに惑わされず、できないものはできないんだときちんと主張し続けるのが最重要です。

なので親学は最悪です。親学にだけは近づいてはいけません。子供を賢く育てる魔法の言葉とか汚部屋脱出法とかも、場合によっては有効かもしれないけど冷凍食品を買いだめできないような精神状態の時には役に立たない。そういうハウツー系はもうちょっと元気になって自発的に行動しようという気分になったときにちらっと覗くのが正しい使い方です。

 

 

目的を見失うな

「お母さんのちょっとした声掛けで子供は変わるんですよ」「お母さんががんばって生活環境を整えればいいのよ」「食事はオイシックスを使えば簡単よ」みたいなのはダメな支援です。支援の皮を被ったクソバイスでしかない。

何がダメかと言うと、当事者(この場合は母親)に行動を要請してるところです。ちょっとした声掛けだとか、マインドを変えるだとか、毎日食事を用意するだとか、そういうのができないから相談しているのであってできてたらそもそも相談なんかしないのです。

こちとらできないから!相談!してるの!!

衰弱死しそうですと言う人に「フルマラソン走りきれば元気になれるわよ走り方を教えてあげる」とか回答したら頭がおかしいのと同様に、生活できないんですと言う人に「生活すればいいのよ」とかも頭がおかしいです。または地獄を知らない坊やの戯言です。おかしい人はほっといて次行きましょう次。

 

支援者を吟味する

何か言われるたびに、それが「支援」なのか「支援に見せかけたクソバイス」なのか吟味してください。クソバイスについては基本的に完全無視で問題ありません。生活が落ち着いたら自分の価値基準に従って自然に取捨選択できるようになるので、それまでは完全無視。

やつらは「子供がかわいそう」だとか「幼少期の教育の失敗は取り返しがつかない」とか脅してきますが「そんなに心配ならお前が代わりにやれ」と言うと黙ります。所詮苦労を肩代わりする気概も無いくせに口だけ出して気持ちよくなりたいだけなので気にしなくていいです。

 

 

 

穏便に担当を変えてもらう方法

大変なんです、という当事者に対して「もっと努力しろ」と返事する人はもうそういう人なのでしょうがないです。ヘンな人とバトルするほど暇ではないので、担当を変えてもらうといい。

やり方は「担当を変えてほしい」と言い続ける。理由とか言わない。たいていはあっさり変わってもらえるけどもしゴネられたら「上司に言う、この会話は録音している」でオッケー。それでももし万一ゴネられたらそれはもうかなりヤバいレアケースなので、ツイッターで公開して炎上させる。

 

 

 

よい支援とは

 

一人ではどうしようもないしどうにかする気力すら枯渇しているようなときに必要なのは労働力です。ヘルパーであったり一時保育であったり、なにかしら他人の労働を借りるのが立ち直るための第一歩になります。それと金。支援金だったり税金免除だったりそういうの。

労働力と金の力で気持ちに余裕ができたら、次は自分のために動くことを支援してもらいます。ふらっと本屋に行くとか、通院して病気を治すとか、ぐっすり眠れるようになるとか、友達を作るとか、相談できる人を見つけるとか。追い詰められた人は自分の娯楽をうまくコントロールできなくなって依存症になってしまったりするので、自分の安全基地みたいなものを作る支援をしてもらうといいです。

アドバイスの活用法

さんざんクソだの使えないだの万死だのと書きましたがアドバイスは場合によっては有効です。

体と心に余裕がでてきてはじめて、何かを変えようかなという気力が出てくるのでそしたら自分にとって有効なアドバイスだけをチョイスしてちょこっと実行してみる。そこで重要なポイントは行動原理です。

「これをやらないと子供がグレる」「やらないと絶対後悔する」みたいな脅しに騙されてアドバイスを実践しなければいけないと追い詰められているならそれはクソバイスです。脅されてやるようなことはたいてい長続きしないしロクな結果にならない。あまりに心配になってしまうようなら市役所に相談。

 

よいアドバイスの活用方法は「やってみたいな」という気持ちから実践することです。

逆に言えば、やってみたいなと思わないものはどんなに脅されてもやらないほうがいい。別に正しく美しい生活なんてしなくても最低限生きていればそれでいいしやりたくもない正しさを実践して消耗したって誰もほめてくれないんで好きなことをやって楽しくやっていったほうがよほど世のため人のためになります。