雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

死を受け入れる覚悟がない人たちの右往左往をどうするのか。

個人的には、夏休みのラジオ体操や運動会の行進が全てを爆破したくなるくらい嫌いだ。ラジオ体操なんてやりたい奴だけやりたい時にやればいいし行進したいなら一人で気が済むまで歩いてろ。

でもそういう儀式がないと気持ちの決着がつけられない人というのが結構いっぱいいるというのも知っている。だから上に立つ人は朝礼とか社訓を読み上げるとかそういう儀式を作ってあげなくてはいけない。

そういう人たちは自分で考えて自分で行動することができなくて、誰かエラい人や世間様に『押し付けられた儀式』を『全員』が尊守することでしか自分の感情を自覚できない。自分の考えと世間様の考えがイコールで結ばれてしまっている。卒業式に一人でも君が代を歌わない奴がいたら祝い事を穢されたというメンタリティの人たち。

 

で、なんですぱっと決断せずにずるずる延命しちゃうかってやり残したことがまだあるような気がしてしまうからなんだと思うのです。まだ生きていてほしい生きてればやり残したことをやることもできるはず。でも病人はいずれ死んでしまうしベットから起き上がれない時点でやりのこしたことの大半はもう実現不可能だしそもそもやり残したことってなんぞと。

一体何をやったら満足して死んでいけるのかと。

本来、これだけやったら人生ゴールしていい、というラインなんか各自が勝手に決めればいいことです。自力で起き上がれなくなったから安楽死した人、仕事ができなくなったから死んだ人、ネコを触れなくなったから死んだ人、大切な人に挨拶できたから死んだ人、いろいろな人がいます。日本では安楽死は違法ですが、実際は決断さえできればなんとかなるもんです。俺は何月何日に死ぬと宣言してそれまでに遺産整理して生前葬式もして宣言通り死ぬ人も増えてきました。

 

でも普通の人って決断できないでしょ?誰かエラい人に決めてもらうのを待ってるでしょ?朝礼で社訓を復唱するの好きでしょ?それはそれで一つの美徳だと思う。

だから結婚式のような死別式を作ってあげればいいじゃない。

ウェディングドレス着て三々九度して披露宴したら結婚して二人で共同生活するみたいなの心底くだらないと思うしその金があれば教育費に回せこのご時世ではよと思うけどそれで満足できるなら別にいい。ステキな結婚式を上げたらステキな結婚生活を送れるのだから、ステキな死別式を上げたら悔いなく死ねる。それでいいならいいじゃない。

今なんだかんだ文句言って決められないとか言いつつ全員のリソース食いつぶしてる人たちは別に強い信念や願望があるわけではなくてただただ後悔したくないだけじゃん。自分が殺したんだって思いたくないだけ。そういう人にはきっちりマニュアル作って意味のない儀式を用意してあげるのもまた優しさだと思う。

 

なんか、長生きしたいというよりも決断を誰かに丸投げしたい感がすごくてそんなことを思いました。

 

 

hedgehogx.hatenablog.com

延命することもまた残酷なことだ、という話。

ブコメしたら配慮が無いとか冷たいとか言われたので。

mazmot.hatenablog.com

死にそうな障害者や年寄りを延命しようと尽力するのは美しいですね。日々懸命に生きる姿に感銘を受けますね。すばらしい。

 

で、そこに費やされたリソースを考えたことはありますか?

 

延命は絶対、本人が望むのだから万難を排して実現すべき、他のすべてを犠牲にしてすべての人間が延命に尽力しろ。

 

異性愛は絶対、本人が望むのだから万難を排して実現すべき、他のすべてを犠牲にしてすべての人間が異性愛に尽力しろ、とか、キリスト教は絶対、とか、白人は絶対、とか書いてみたら異常さがわかるでしょうか?

現状では生きたいという本人の意志、生きてほしいという家族の意志のみが最優先されその他の全てが犠牲になっていて犠牲になっていることすら認められない。死にたいと言う人も介護したくないと言う人も、過労死する医師も、薄給と暴力に疲弊する介護士も、もっと目に見えにくい形で社会保障が老人に費やされることで失われたその他の福祉も、老人の介護が大変だからといって生まれることを許されなかった子供も、全てをすいあげて、ただただベットの上でうすらぼんやりとテレビを見続ける老人が生き続けそれに文句を言うのは許されない。

 

殺すのは残酷です。でも生かすのも平等に残酷です。

殺すのは取り返しがつかない?じゃあ生かすのは取り返しがつくのですか?元記事のように契機を見失ってずるずると生き続けるのは取り返しですか?何度も何度も最後の覚悟をしてそのたびに裏切られて少しずつ弱っていく人を見るのは取り返しですか?死期が予測できないから仕事も休めなくて結果臨終に立ち会えないのは取り返しですか?介護のために離職するのは、進学をあきらめるのは、取り返しですか?介護に疲れて患者を憎んでしまうのは取り返しですか?老人の社会保障費を負担させられて自分たちは棄民される若者は何を取り返しているの?

その考えは死期を予測してしっかりお別れできたほうがいいという見方を否定しているのだという自覚はありますか?

 

私が主張するように、医療なんか使わずさっさと死のうというのは生きたい人を否定しています。でも同様に、ずるずると生きようというのは死にたい人とリソースを消費された人を否定しています。

 

だから、平等に人殺しの顔をしようじゃありませんか。自分だけ正義のような顔をしないで。話はそれからだ。

 

 

 

 

 

あと、この記事はたしかに現実的ではないと思います。

lite-ra.com

最後の1か月に費やす医療費、ではなくて、最後の1か月だったはずの時間を何年何十年と引き伸ばす医療費について考えなくてはいけない。

死期はコントロールできないものでだからこそ精一杯生きなければいけないんだ太古の昔から皆そうやってきたんだから現代でもいける、という牧歌的なご意見もありますが、そうじゃなくて現在の日本における死はハードモードで、これを誰も憎まずにやり過ごすことは不可能に近くなっています。

本来、死期をコントロールはできないけど、死期を予測することはある程度できます。

例外も多いですがだいたいの傾向としてはシンプルに、食べられなくなったら終わり、痰を吐けなくなったら終わり。だからだいたいあと半年くらいで死にそう、程度の大雑把な予測はできて、まぁ半年くらいだったら最後の時間を惜しもうかという予定も立てることができます。生きることではなくて別れることに焦点を置くこともできる。

 

 

 

hedgehogx.hatenablog.com

 

己の性癖について淡々と語る

なんか時間が空いたので本日更新二回目です。なんなんだ…なんでみんなこんなに能率悪いんださっさと終わらせろよいや私を巻き込まずに勝手に盛り上がってるぶんにはいいけどさ。

 

それで、セックスといえばヘテロAVしかないみたいな貧しい現状の中で自分の性癖とか性的志向とかを淡々と語るというのはわりと価値のあることではないかと思いました。でもそれをやるとこの世のすべてが俺様に性的奉仕するために存在すると思っている病気な人たちに性的アッピールwをしているかのように捕えられるの超絶うざいし下手すると身の危険がある。

たとえば私がちんこ大好きですいろんなちんこを味見するのが趣味です、とか書いたとして、自宅に押し入って俺様のちんこを味見させてやろうと行動する馬鹿が多すぎる。私が好きなのは私好みのちんこであっておまえのちんこなんかお呼びじゃねーよと。そういう奴がいるから私はちんこが大嫌いなんだよと。形状とか味とか臭いとかいう物理的なちんこの好悪以前にちんこにまつわる社会的なケガレが嫌い。よく男はちんこの大きさや形状を気にするけど、女性としては物理的なちんこ以前に概念の時点で嫌ってるからそんなの無意味だということを主張したいしちんこを好きになってほしいなら上野クリニックに行くまえに概念のほうをなんとかしたほうがいい。

 

だいたい、現代における恋愛とかセックスとかってすごく男根主義っていうか射精主義すぎると思います。

男性向けAVもそうだし女性向け少女漫画やBLですら攻めが勃起して射精してフィニッシュそれ以外は認めんみたいな風潮はなんとかならんもんでしょうか。ちんこなんか見飽きたわ。私はもっとエロいのが読みたいの!私が知りたいのは他ならぬその二人が親密になる過程であり理由であり、人類の半数が股間にぶらさげてる物体のことなんていまさら詳しく描写されてもページがもったいないだけ。私はちんこフェチじゃないんで、永遠続くちんこ描写はいらない。だったら指とか鎖骨とかあと仙骨とか胸毛とかね、もっとパーツフェチが喜ぶところ描いてよ…推しキャラの足の親指だけの同人誌あったら即買いだよ保存用と観賞用と布教用で3冊買うよ。

 

勃起射精至上主義も趣味の一つとしては尊重せねばいかんと思うのですが、彼らとのセックスはすごくつまんないので私としてはお断りです。

 

彼らのちんこはすごく鈍くて触っても舐めてもかじってもしめつけてもうんともすんとも言いません。なので一方的に突っ込まれてる感がすごいある。実際男サイドとしてもちんこへの触刺激を感知できないのであれば自分の体の一部であるちんこでもって他者と触れ合っている感覚はなく、バイブかなんかを女体に突っ込んでいるという感覚のようです。

そしてやたらいろんな穴に突っ込んでピストン運動したがります。そんな鈍いくせに強い刺激を得ようとするので強い刺激を必要として乱暴にこすり付けてきます。こちとらまともな皮膚感覚を持った柔らかい肉なんで、おろし金みたいにごりごりする刺激を求められても困ります。だったら仕込み刃でも入れといてやれば喜ぶのかもしれません。そんなの喜ばせる義理はありませんが。ごりごりしたいなら畳とオナニーしてればいいのに。

また彼らはちんこに触られることを極端に嫌います。舐めたりこすったりというAVのようなご奉仕は好みますが、手を握ったり頭をなでたりするような普通の接触をすると怒り出したりする。なんか、ちんこに触れられることを恐れているような、それ以前に触れられることを恐れているような感じ。ハーロウの猿のような。

 

 

まぁ、縛るよね!

 

 

一方的にゴリゴリグリグリちんこを押し付けてきて勝手に突っ込んで粘膜がヒリヒリするまで出し入れして射精してぐったり賢者モードになるようなお馬鹿さんはとりあえず縛るのが女子の嗜み。ボンレスハムのように転がして、侵害刺激ではない普通の接触を教え込みます。

いや私もいろいろ試行錯誤したしいきなり高度なプレイはじめんのはどうなのとも思うのだけど、男子の暴力への強迫観念が半端なくて普通に親密な接触をしようとしてもあいつらすぐに暴力的な触り方をしてくるので調教にシフトチェンジしました。なんか彼らのなかには、男子たるもの女子には暴力的な触り方をせねばならぬというなにかがあるらしいです。うざい。

ほんと触り方も触られ方も下手すぎ。いちど強く反応したらずっとそこばっか触ってくるとかおまえ犬以下かと。強く反応するってことは刺激が強すぎるってことでイコール嫌がってるってことなんだけど。そのあたり、神経系の閾値をかいくぐって脱感作してくのがコミュニケーションなのにいきなりぐいぐいきてどーすんの馬鹿共が。

世の中のセックス指南書もキスの仕方とか口説き方とか腰の振り方とかどうでもいいから脱感作について神経系の仕組みからちゃんと教えてくれないと。

 

男子というのはわりと雑な育てられ方をすることが多く、信頼できる両親に頭を撫でられたりだっこされたりという経験も皆無という男性が多数派なようです。接触スキルが低すぎるどころかマイナスすぎる。そりゃ専門用語でいうところの「過敏(拒否)」ってやつになるわ。そこでいきなり強度の接触とか嫌悪でしかないし強すぎる刺激でゲートコントロールするしかないわ。だからって無関係な女性を巻き込んで加害するなよ男同士でやれよ。

女子はわりと丁寧に育てられ接触によるコミュニケーションに長けている個体が多く、正常な接触を学ぶ機会が無かった女性でも女性同士の関わりの中で学習してゆけるケースを多く見てきました。私自身も幸せでかわいらしい女性たちに接触を教わりました。また女性は立場上被害者となることが多く、逆に言えば罪悪感無しに学び直しができます。

 

男性の場合、触り方を知らないことを認めるというのはこれまでの自分の加害者であった側面を認めることになってそれがつらいらしいです。いや別にレイプとかしてたわけじゃないし若気の至りっていうかそんな気にすることじゃないと思うんだけど、己が無自覚に他者を傷つけていたというのがすごくつらいらしい。

なので縛り上げて罵ってあげるとなんか許しになるっぽい。

いやそれでいいならいいんだけど。

 

 

さて空き時間もそろそろ終わりそうなのでとくにオチもなくこの辺で終わっておきます。

 

マウンティングとセクハラで頭がいっぱいな人種が一定数存在することとその対策

なにやらまたmetooがあったらしいので思ったことを書きます。

 

それなりに年をとってそれなりにいろいろな立場を経験してきて思うのが、この世には自分より偉いか偉くないかという基準しか搭載していない人種がいるのだなということです。自分より偉い人には服従して自分より偉くない人は服従させて、服従するかさせるかしかオプションが存在しない。そういう人は目下判定すると際限なくマウントかましてきます。ていうかたぶん、目下にはマウントするのが礼儀だと信じているのでは、と最近思うようになりました。

女性の誘いを断るのは彼女の名誉を傷つける、とかいうノリで、ちゃらちゃらしたねーちゃんは尻を揉んであげるのが紳士の嗜み。

 

いや普通に最低な犯罪者もいるけど、それだけでなくコミュニケーションのルールが根底から間違っているような気がする。

たとえば私がセックスしたいなと思ったら普通にセックスしたいと言います。私が「あなたとセックスしたい」と言わない限り私はあなたとセックスしたいと思っていない、て、言語に意味を持たせる人類である以上めちゃくちゃあたりまえのことだと思うんだけど、そこの前提がおかしなことになってるっぽい。

 

女性がセクシャルな格好をしていたから発情して当然、発情したらセクハラして当然、欲望を喚起した女性にも非がある、みたいな言動に我々は麻痺しすぎているけれど、これは良く考えたらおかしなことです。じゃあ金ぴかのバックを持った金持ちは強盗されて当然?スーツを着たサラリーマンはオヤジ狩りされて当然?ヤンキーの欲望を喚起するスーツを着ているほうが悪い??

服装やら言動やらで勝手に発情するのほんと気持ち悪い。ていうか一挙手一投足すべての行動を「俺様に対するセックスアピール」と捉えるとか通行人の言動全てが宇宙人からのメッセージに見えちゃうのと同じタイプの病気だし、そう考えてみるとこの種の病気を自分一人で解決しろというのは酷なことです。彼らに必要なのは医療機関の保護と治療なのでしょう。

 

最近、自分は1mmも変わりたくないけどこの状況は劇的に変化させたいというタイプの人に対して我々は何ができるかというのを考えています。いわゆる病識の問題です。

己の窮地を訴える人には手を差し伸べることができるけど、俺は悪くない悪いのは相手であり社会だ、みたいな、キモカネオッサンに女を配分しろみたいなそういう思考に対しては現状では知らんがな死ねとしか言いようがないのですが、たぶんこういう人たちは傲慢なのではなくて何か認知や知能の欠陥がある障害なんだと思う。

セクハラも喫煙も許されていた時代を生きたオッサンたちのスカスカな脳でも、自分の常識にダメだしされている現状だけは認識できるようです。なんかしらんが怒られている、社会に自分の居場所が無くなっているということだけは分かる。だけどその理由が分からない。自分を変えたくない以前に、自分の現在のありようが分からない。

なんていうか、たぶんそれはけっこう大変なんじゃないかと思います。

 

こういうことを言うといろいろなところから怒られるかもしれないけど、自分の立ち位置が認識できないオッサンの言動は耳が悪い人の言動に似てる気がする。

飛行機に乗った後とか、会話とかは聞こえるけど相手の息遣いや衣擦れといった微妙な物音が聞こえない状態になることがあって、そうすると相手が話すタイミングが分からないし言葉の抑揚に込めた微妙な間も分からなくて、しょうがないから一方的にこちらの言いたいことを言うしかない、あの感じに似てる。あるいは自分だけ暗闇にいる状態にも似ているかもしれない。自分の立ち位置を確かめられないから相手との距離感も分からない。地図を渡されても現在地が分からないからどこにも行けない。

 

病識の欠けた人に対して現代医療は無力です。というか、無力であることを課しています。俺は何も悪くないと主張する人を無理やり引きずってきて病院に閉じ込めるという中世に戻るのが良いわけでもない。本当に完全に病識が欠けていて本人が本人なりに幸せであれば医療や福祉が手を出す必要はありません。

だけど現状では病識は欠けているが困難だけは認識しているというタイプまで放置され彼らは世間のバッシングを受けながら孤独な戦いを強いられています。私は彼らに対して自覚と自省を迫ることしかできない。

 

まぁ具体的には、私はシロクマさんみたいな人に対してどう振る舞えばいいかなんですけど。

いやべつにネット上なら見なかったことにすればいいんだけどリアルでこういう人に会うと曖昧な微笑みで目を逸らすしかなくて、そうすると彼らの妄想を強化しちゃって俺たち仲間だろみたいな扱いをされて、じゃあ出会うたびになぎ倒せばいいんかと。目があったら殺し合いかと。

シロクマさんの主張の出発点はたぶん素朴なラダイトでありベルエポックであり王朝趣味であり、感覚としては妥当なものなのでしょう。だけどそこでなぜ自省にシフトしない。昔は良かった俺が全肯定されていたママのオッパイが恋しいだがもうここにママはいない、と言うのならまだわかるのけど、失ったママの皮を無理やり他人に押し付けてくるんだもの。そこで黙っていたらママの皮を被ったことになって、俺は受け入れられたと認定するのだもの。きも!おまわりさんこいつです!!

私はママになる義理もなければママを焼き払う義理もなくて、ただ平穏に暮らしたいだけなんで自分の葛藤は自分で処理してほしいところです。

でも多分知能が欠けている彼らに自省を要求するのは無理筋で、なんかいい対策マニュアルとか考えなきゃいけないのだと思う。だれか考えて。

 

 

ポリコレが不寛容という詭弁

禁煙やmetooやみたいなポリコレ、つまり、昔は我慢してたけどもう我慢しないぞ宣言に対して息苦しいとか潔癖ディストピアだとか思う人が無視できない数いるみたいなのでちょっとよく考えたほうがいいと思う。


どんどん清潔になっていく東京と、タバコ・不健康・不道徳の話
https://p-shirokuma.hatenadiary.com/entry/20181220/1545290310

このシロクマって人はたぶん裕福なご家庭で育った健康で健全で社会的地位の高い男性で、そこから外れたことが本当に一度もないのだろうなと。
自分がどれほど下駄を履かされ、何を踏みつけて生きてきたか全く自覚してない、これからも自覚するつもりは無い、弱者は黙って踏まれていろ宣言。

いや弱者側もやりすぎな場面は多々あるのは確かです。喫煙者は死ねとか男は虚勢しろとかはさすがに無理があるしなんでもかんでも従えというのでは権力関係が逆転するだけで解決にならない。
我々が求めるべきは暴君を殺して新たな暴君になることではなく暴君システムそのものの解体です。


なんか、まだまだ告発する側もされる側も慣れていなくて殴りすぎたり過剰防衛したりしてると思う。


これまで許されてきたのに急に怒られるようになったら、聞いてないよひどい!となる気持ちはわかる。
でもじゃあ、昔は女性の尻を揉み放題だった、ホモやガイジンを罵り放題だった、そんな昔に戻りたい、が通用するかというとしないわけで、昔は副流煙で他人をガンにさせほうだいだった昔に戻りたいも駄目でしょう。
息苦しい?そりゃこれまで踏みつけ放題だった側はそうだろうね。でももう君は王様じゃないし私は奴隷じゃないんだ。


キモカネオッサンとかもそうだけど、こういう類いの人は正しさを基準にしか語れなくて迷走するのではないでしょうか。
他人を踏みつけ放題だった昔が懐かしいと素直に言えばいいのに。たぶんこういうオッサンを叩きすぎる人に必要なのは許しのステップで、こういうオッサンに必要なのは喪失のセラピーなんだと思う。

セクハラとかマウンティングとかめちゃくちゃされるので防衛法を編み出した話

何も考えずにぼけっとしていると恐ろしくマウントかけられて仕事にならないので、世紀末みたいな対応をしています。

まずメイクしない全身ユニクロの真っ黒にスニーカー。自分が面白いと思わなければ絶対に1mmも笑わない。会話ははぁとかへぇとかつまんなそうな相槌のみ。興味ある話題は空気読まずに全力で語る。会話中は目を合わせない。しょっちゅうスマホ見る。変なメールは完全無視で即ブロック。大口取引先だろうがなんだろうがブロック。ライン?個人携帯?は?言ってる意味がわかんないんですけど?あ、この会話録音してるんでデータ上司に送っときますね。

 

社会人としてどうなんこの覇者対応はよ、と思うけどこれくらいやってやーっと人並み対応してもらえる。むしろほめられる。なんなんだなんでこんなにナメられやすいんだ。

最近はずっとこんな感じでやってるからウザい人のウザさを忘れかけていたけど、この間思うところあって何も知らない女子のフリをしてみたら変なのがごそっと釣れてああそういえばそうだったこんなだったわ、と思い出しました。

 

 

私のようなウザい奴ホイホイな人というのは多分、相手の願望を叶えてあげたいという気持ちがあるのではないかと思います。なごやかに会話したいと望んでいる人に対してはなごやかに、女性はおくゆかしくあってほしいと思っている人にはおゆくかしく。相手を尊重するあまり相手の世界の登場人物を演じてしまう。相手の望みがまっとうであれば幸せな世界が成立するので、それはそれで間違いではない嗜好だと思います。

でもこの美徳はウザい人やヘンな人の気持ち悪い願望にも反応してしまって搾取の標的にされてしまうから、叶えてあげる願望と拒絶する願望の選別をしないといけません。めんどい。ほんとめんどい。なので雑に一括で世紀末対応です。

 

 

 

 

 

障害者や老人の面倒を代わりにみてくれんの?

知的障害者の息子を入院させたら衰弱死したというニュースがあがってたので。

gendai.ismedia.jp

 

このニュースは両親目線の一方的なものなので、これだけ読むと無理やり閉じ込めて薬漬けにして殺すなんてひどい!となりますけども。

でもこれ施設が無罪になってるならそれなりに施設側にも言い分があるんじゃないでしょうか。そういうところをちゃんと記事にしてほしい。

 

一般的に、知的障害でずっと家族とべったりで暮らしてきた人の介護はかなり面倒です。家での過保護な生活に慣れているからこそ環境の変化に弱いし、家族は患者を見捨てる罪悪感から過剰に口を出してくるし。

その上暴れる傾向のある体の丈夫な体格の良い男性と3拍子揃うと相当なハイリスクです。この人を薬漬けにするのは人権侵害だ、というなら、暴れるこの人を一人で押さえつけなくてはいけない夜勤の看護師の人権はどうなるのでしょう。

 

 

少子高齢化社会で医療費をじゃぶじゃぶ使うということはこういう人がどんどん増えるということで、そしたら現実問題もう薬漬けにするしかない。それとも養豚場みたいに檻に閉じ込めて管理する?

生かせる人を殺すのが罪だというなら、十分なケアが用意できないのに生かすのも同等に罪だ。生きるということは残酷なことだけど、せめて自分のやってることの残酷さは自覚しておきたい。ていうか安楽死はよ。他人はどうでもいいけど私は早く死にたい。

 

 

というのと、現実問題として普通に暮らしている人でも何らかの要素が同時発生すると突然精神科にぶちこまれて薬漬けにされるルート突入は十分ありうる、というのはまた別の問題。

 

gendai.ismedia.jp

この記事の問診の下りなど細部の記述がいいかげんなので真偽は不明だけど、『DV夫とそれを通報した妻』なのに雑な伝言ゲームの末に『精神錯乱の妻と常識的な夫』だと思われちゃったという流れはわりとありそう。夫の社会的地位が高くて妻に知能や言語の障害があったりすればさらにありそう。ていうかわりとよくある。

別に警察や医者に悪意があるわけではなくて、彼らも忙しくて了見の狭い社会の歯車にすぎないので普通に偏見も間違いも起こりえます。

 

こういうときに警察や医者を敵視すると余計にこじれますし正直この程度の誤解すら自力で解けず錯乱する人はモルダーあなた疲れてるのよ状態なので、しばらく入院しといたほうがいいと思う。

ほんとに誤解なら医療従事者の立場をおもんばかり冷静に理知的に交渉を進めればわりとすんなりいきます。たまにすごく偏屈な医者や看護師もいるけど最近はチーム医療なのでリスクは薄い。ぶっちゃけスタッフは患者にも家族にも全く思い入れが無いし、面倒事を回避したいだけなので理知的で合理的な判断ができる人の決定が尊重されます。

ど田舎で警察と病院スタッフ全員親戚で遺産相続が絡んでるとかだと詰みですけど(実話)

 

ただ世の中には一度も挫折したことのない人というのがいて、そういう人にとって「このオレ様がキチガイ病院にぶちこまれる」というのはこれまでのオレ様のすべてが崩れる、錯乱に値する衝撃なのかもしれません。

この、一切の瑕疵のないオレ様の人生、みたいな自意識がいろいろな問題の根底になってる気がする。