男は全て潜在的に加害者、AVを見ている奴も加害者、ジャニーズファンも女も加害者、スマホを使っているやつもウイグル木綿使っているやつもアツギのタイツを履いてるやつもチョコレートや紅茶やコーヒーや砂糖を食べてるやつもどいつもこいつもみんな加害者。
の中で、じゃあ加害者である我々はどうすればいいのか。
チョコレートやスマホについては問題が政治的すぎてじんわり不買するくらいしか思いつかないのだけど、もっと身近な、顔の見える隣人への間接的加害に対して我々はどうすればいいのか。
まず、間接的加害者だとか難癖をつけられる時と言うのは、加害が許されている雰囲気を醸成しているとき。
男の性欲が暴走するのは仕方ないとヨシヨシされている社会でそのヨシヨシを受け入れている男には多少なりとも加害性がある。
同様に、アイドルへの加害があると知った上で金を落とすファンにも加害性がある。
私は生まれてこのかた家にテレビが無く、喜多川擴の存在を今回初めて認識した。ジャニーズはもちろんほかのアイドルにも金を落としたことはない。が、頭の弱いジャニオタの話を否定せず聞き流している時点で私もまたアイドルへの加害を肯定する空気に貢献してしまっている。
みたいなことを、全員が理解できれば解決よなこれ……
自分の行為が間接的に加害になってしまっていると気づいて、そういうことをしないようにする、というムーブを誰もが出来ているならmetoo当事者を責める奴も男の性欲無罪を振りかざす人もいなくなる。
そしてつまりこれは構造を理解できない知能の方をどうするか問題で、喜多川擴を肯定するファンであったりジェンダー問題を個人攻撃と思ってしまう男性であったり、そういう頭の弱いクラスタをどうすればいいか。
頭が弱いのはどうしようもないので、彼らに構造を理解させるのは無理。だったら彼らにわかる言語で話すしかない。つまり勝ち馬に乗るのが大好きな彼らのために、勝ち馬を用意してあげる。
喜多川擴はカッコ悪くて無名でダサい弱者でジャニーズのファンであることはみっともなく幼稚で世間体の悪いこと。同様に女を加害するような男はゴミで敗者。みたいな空気感を作ってあげることがたぶん必要なのだと思う。
