雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

女の主張はヨシヨシされるが俺が同じことを主張してもヨシヨシされない差別!ってもしかして本気で思ってるのではと思ったので書いてみる。

女の主張はヨシヨシされやすく、男の主張は拒絶されやすい。現状ではその傾向がかなりはっきり存在していると思う。で、女も男も同じ主張をしているにも関わらず差が出ているなら性別による差別なんだけど、でも実際拒絶される男の主張は拒絶されうる理由があるから拒絶されてるんであってそんな主張してたら性別かかわらず拒絶されるよね?男の主張でも穏当なものであればわりと普通に支持されているし女の主張でも穏当でなければ拒絶されてる。

だからこれは「おなかすいたおいしいごはんたべたい」は受け入れられるけど「むしゃくしゃしたから残虐な方法で人を殺しまくりたい」は拒絶される、みたいな話なんだけど、もしかしてさべつーーー!と言ってる人たちは本気で「おなかすいた」と「人殺したい」の違いが分かってらっしゃらない…?

なんか、本気で自分自身のケアのやりかたを全く何一つわかってない問題なのかこれは。低気圧で頭が痛いときには肩回りのストレッチしてホットミルクでも飲む、眠れないときは日中日の光を浴びる、なんか落ち込んだときは洗い立てのバスタオルをおろす、みたいなそういうのを何一つ知らなくて当然むしゃくしゃしたときにどうすれば満たされるかも知らないのでは。

 

 

人間は本来野蛮なもので、「タカシ宿題しなさい」に対して「今やろうと思ってたのにママが言ったせいでやる気がなくなった」と他責で返事するのがデフォルトで、この他責を自分のピュアな欲求に落とし込むには相当な労力と教育と知能が必要。教育や知能が欠けていると一生他責のまま過ごすことになって周りから拒絶されまくって俺だけ差別されてる!になる。自分は平然と他責するくせに他人からの他責には1mmも耐えられない、それがにんげん。にんげんっていいな

だから結局、弱者ランキングが何で決まるかってかわいさでも性別でも外見でも媚ですらなくいかに他責の形にせずに自分の欲求を伝えるかでしかない。他責しかしたことがない残念な人は知らないかもしれないが、人間は他責の形でない欲求に底抜けに甘い。はたらきたくないでござる一生ソシャゲだけしてたいでござるーーーー!程度の欲求なら普通に叶う。むしろ喜んで叶えてくれる。

 

それで弱者ランキングにおいて男性が下位に置かれやすい理由として、一般に男性の欲望のテンプレとされているものが攻撃的すぎることがある。

十分な訓練を受けていないあるいは知能の低い人あるあるで、自分の欲求をあらわす適切な言葉を選ぶことができない、というのがある。そういう人はテンプレで会話する。さみしくて人肌恋しい気持ちの時「さみしいからヨシヨシしてほしい具体的には頭のこのへんをこのくらいの角度で30秒ほど撫でてあと肩揉んでそのあと風呂を入れて入浴剤も入れて私が風呂に入ってる間に雑炊作っといて」とか言える人は案外少ない。これを言えさえすれば人生楽勝なんだが。

で、それを言えない人がどうするかというとどこかで聞いたことのあるテンプレセリフをいう。そしてどうやらそのテンプレは男女別に分かれている。人肌恋しい女に用意されたテンプレが「イケメンに尽くされたい」だとすれば、人肌恋しい男に用意されたテンプレは「美少女を犯したい」だったりする。そして「イケメンに尽くされたい」は女性より体力と筋力のあるイケメンが自主的に尽くす行動をしなければ成立しないのでイケメンにとっての脅威度は低いのに対し「美少女を犯したい」は男性より体力も筋力も低く弱い立場にある年下の少女に対して性加害したいというどこからどう見ても明確な加害行為であり、結果として人肌恋しい女性は叩かれないのに人肌恋しい男性は叩かれる。

人と触れ合いたい、優しくしたい優しくされたい、みたいな関係欲求を表すテンプレに男女差がありすぎて、あまりにも男性に向けたテンプレの加害性が高いのがいろいろややこしくしてると思う。男性の欲望が「相手に(主に女性に)何かしたい」に集約されすぎてる。セックスしたい、というのが女性の乳を揉みしだいたりまんこをどうにかしたいみたいなのと完全にイコールになってる。基本的に欲望というのはおなかすいたとか背中がかゆいとか「自分がどうなりたいか」であって本来他人の事なんかどうでもいいはずなのに、セックスで自分がどうなりたいかがすぽーんと抜け落ちて女性をどうしたいかになってる。

自称弱者男性とやらの主張もそう。他人の足をひっぱるばかりで自分がどういう状況で今後どうなりたいか、自分のことを絶対に一言も語らない。自分がからっぽ。このいびつさ、どことなく纏足味がある。いったいどんな矯正をしたらこんなに自分がそぎ取られるんだ。そのあたり誰か語ってくれないだろうか。