雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

天才についての解説が身にしみすぎて泣きたくなった

普段この時間にネットすることないんだけど今日たまたま見てなんかちょっと書きたくなった。

中二炸裂感がすごいんであまり言いたくないですが、私は自称天才です。とあるニッチ産業で天才の感性を活かして私にしか作れないニッチなものを作っています。

わりと世界レベルですごい理論を発見していているのですが、いかんせん私にしかその理論が理解できないらしくエラい人にめちゃくちゃ反発されて何度か潰されかけました。最近は理解してもらうことをあきらめて自分だけで地味にニッチ製品を作っています。なにせ私にしか作れない奇跡の商品なので完全ブルーオーシャンで殿様商売してる。多分100年後ぐらいに私の作った商品が再発見されてオーパーツとか言われるんで幸運にも私の商品を買った人は大事に取っておくと孫やひ孫のお小遣いになると思う。

 

と、ここまで書いて、あらためて伝わらないだろなぁ…と思った。

yuiga-k.hatenablog.com

 

 

天才ってブラックジャックみたいな人のことでしょ?なんでもできちゃうんでしょ?だったら成功できるでしょ?みたいな。

成功できないし周りに認められていないおまえは天才なんかじゃないんだよただ承認欲求と劣等感をこじらせた無能。謙虚に他人に学べこのニートが。みたいな。

なんか書いてて悲しくなってきた。

私だって承認欲求と劣等感にまみれた凡人になりたかったわ!みんなと同じこと考えて同じものみて共同幻想にどっぷりつかってその中で足引っ張りあいながら生きたかった。商業的な成功と技術の高さと学問としての価値を同じものだと無邪気に信じて偉い人の偉いものをありがたがってたかった。

 

 

 

元記事の中で、天才と秀才と凡人についてこのような整理をされていました。

 

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出展:凡人が、天才を殺すことがある理由。ーどう社会から「天才」を守るか? - 『週報』

 

凡人は秀才を天才だと勘違いしている←ほんとそれな。

ほんともう、天才と秀才全然違うから。秀才は凡人の延長線上だけど、天才は別の次元だから。使い古された言葉だけど、見えてる世界が違うの。普通に4倍速動画を見れちゃうし、文庫本1冊5分で読めちゃうし、3ヶ国語くらい余裕で話せちゃう。

て、書いても伝わらないんだろなー!

たぶん天才にとっての3ヶ国語話せるというのは秀才が語学教室に行って語学を覚えるのとはぜんぜん違う枠組みで言語と言うものを捉えているのだと思う。なんというか、私の場合、全ての語学に共通の生成文法みたいなものが一番初めにあって、そこにあてはめるだけで新しい言語をインストールできてしまう、みたいな。

それとか私の娘の場合だけど、認識様式が立体から出発してたりとか。

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地球上においての平面=曲線

みたいな認識があたりまえすぎて逆に二次元が前提の算数が理解できない。

高IQゆえに直線が理解できなかった子供に算数を教えた話 - 雑記帳

 

時間の流れ方とか、現実のありかたとか、自我と個のありかたとか、そういう哲学的部分から個性的すぎて統合失調症とか解離性同一性障害とか言われてしまう。

hedgehogx.hatenablog.com

 私は複数の現実が並立しうる、過去未来という時間の流れ自体が人類の作り出した幻想である、みたいな感覚なので、妖怪も宇宙人も毒電波も普通に存在してるのがあたりまえだと思っているだけ。

伝わらないんだろな…

思考実験としての構造主義だとかナラティブだとかではなくて、ほんとに素朴な感覚として「妖怪いるよね」と「非科学的なものはありえない」が普通に並立してるの私の中では。

 

逆に普通の人の「自分にとって都合がわるいことは全てなかったことにする」という特殊スキルが怖い。

これも伝わらないんだろなぁ。

たとえば、私が病院にいくとそこいらじゅうからじじばばに腕を引っつかまれて殺してくれって叫ばれて身動きとれなくなるんだけど、そういうの全部なかったことにされる。目の前で殺せって叫んでる人がいるのに「あらおばあちゃん今日もげんきそうね」って平然とカルテに問題なしって書いてるの超怖い。何が怖いってこれが私の中だけの妄想じゃなくなってきつつあるのが一番怖い。「あのおばあちゃん殺してくれって叫んでるよね」って気づく人が徐々に増えてきててめっちゃ怖い。私だけがおかしな妄想を見ているんだったら私が精神病院に入院すれば解決なんだけど、妄想じゃないんだったらあれだけの人が生き地獄を味わってるわけで。相模原の犯人GJとしか思えない。

 

そういうのが私にとっての現実で、だから私は天才を自称する。

 

伝わらないんだろなぁ…

 

 

私この文章、凡人目線で書いてるわけです。

凡人の確固たる世界観から、天才を理解しよう、という流れ。だからこの文章において私は凡人の感性を前提として書いています(少なくとも私なりに精一杯想像した凡人像を元に書いています)。文章量や語彙も多くの人に読みやすいようにかなり配慮しています。全然配慮してねーよ読みにくいよと思われるでしょうが、日本語オンリーで数千文字程度におさめている時点でめっちゃがんばってるから。

だけど私個人の感覚としては、凡人の世界観→天才 ではなくて 天才の世界観→凡人という思考の流れになるわけで。生まれてからずっと多くの人にあたりまえに受け入れられてきた人には想像を絶する世界かもしれないけど、自分の感覚を共有してくれる他者が一人もいない状態での自我の確立って難易度ナイトメアだから。なんかもう伝わる気がしないのでこれ以上書く気力ないけど。

 

天才は「世界を良くするという意味で、創造的か」で評価をとる。一方で、凡人は「その人や考えが、共感できるか」で評価をとる。

凡人が、天才を殺すことがある理由。ーどう社会から「天才」を守るか? - 『週報』

あああああ、めっちゃわかる。ほんとわかる。わかりみがつらい。

共感ってなんなのなんでそんなの大事にしてんのほんとわかんないよ。しかも凡人って自分の世界が唯一絶対だと思ってるから不機嫌の理由を説明してくれないじゃん。俺を怒らせたお前が全て悪いよってお前は悪である以上のことを言ってくれない。なんだよおまえどこのDV男だよ!

逆に考えると、凡人にとっての天才というのはこれまで唯一絶対だと思っていた思考のゆりかごを破壊してくる存在なんだろう。そりゃ怖いわ。存在してるだけで憎まれるわ。わかる。わかるけど、理不尽。

 

 

でもこんなよれよれした私でも、下手なりに発信しつづけていたら案外なんとかなったので世の中の天才はあきらめないでほしいです。