雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

なぜポリコレアフロは許されるのか

フェミに気に入られてるからだぁぁぁ燃やすも燃やさないもフェミのお気持ち次第ぃぃぃぃ

みたいな。


宇崎ちゃんも温泉むすめもポリコレアフロも一連の炎上はもっとシステマチックに理解出来るものだし、なんなら炎上する要素を列挙して炎上可能性を計測とかできるんじゃないかと思ったので書いてみる。




まず発言というのは「話し手」と「聞き手」と「話題に上がった人(物)」があって、小説や漫画など創作物の場合は「その作品を見る人」、この4つのパラメータがあると考えてみる。

今回の「ミステリと言うなかれ」の「おじさんは群れてパワハラしてくる(意訳)」発言は

話し手 主人公の久能整
聞き手 登場人物の女性
話題に上がった人 おじさん
その作品を見る人 全人類

としてみる。

それでこの発言は「聞き手」である登場人物の女性にとっては励ましの言葉であり悪い意味ではない。(炎上可能性0)
で、話題に上がったのは「おじさん」という概念であり個人攻撃ではなく、しかも「群れてパワハラしてくる」という比較的穏当な指摘。べつにおじさんは全員犯罪者死んで詫びろとか行ってない。(炎上可能性低)


で、じゃあ何が問題なのかというと、「この作品を見てる誰か」にとってこの発言が何らかの不利益である、ということになる。
では「この作品を見てる誰か」をもっと分解してみよう。ここで「この作品を見てる誰か」をどう分類するかは作品の構造に依存する。
よって

「話し手に似た属性(巻き込まれ系学生探偵アフロ)」
「聞き手に似た属性(女性)」
「話題に上がった属性(おじさん)」


の3つに分ける。

巻き込まれ系学生探偵アフロに自己投影する人は多分あまりいないので該当者なしとして、このエピソードは「女性」に対しては肯定とエンパワーメントになる(炎上可能性0)
なので炎上可能性があるのは残りの要素「おじさん」に対しての批判部分。





はー長かった






で、おじさん(壮年男性)は群れて権力を持ってパワハラかましてくる、は2021年現在問題発言かどうか。
おじさん(壮年男性)が権力の座を独占して他の属性を締め出しているのは政治家や経営者を見ればあきらか。で、そこに対する批判は権力を持ったおじさん以外の全ての属性の利益になる。
なのでこの批判は適切。(炎上可能性低)
1つ問題があるとすれば、「バブルのボーナストラックで楽してのし上がって権力持ってワシの若い頃はと説教かまして若者を搾取した年金で悠々自適な人達」のことを「おじさん」と雑にくくってしまっているところ。権力者はおじさんが圧倒的に多いがだからといって全てのおじさんが権力者ではない。
ミステリというなかれの炎上可能性はこの1点のみ。「おじさん」を「権力者」にすれば問題無かった。




じゃあマイメロの「女の敵は女」はどうだろう。
もう分解は省略するけど、この発言で肯定されるのは誰か。
女同士でいがみ合って女の問題は女だけで解決して欲しい人、女の問題の原因が女以外にあるとなると都合が悪い人、つまり女の問題に加担している女じゃない属性、今後も女に問題を押し付けてほっかむりしてたい人達だ。
そんで不利益を被るのは問題解決から遠ざけられる女性。

もう書くのめんどいけどそりゃまずいよね。こりゃだめだよ。




「この表現で肯定されるのは誰か」という視点は汎用性高そう。

アツギタイツ広告で得するのはタイツを履いてる女性の足を舐めまわすようにみたい人達。
損するのはそんなタイツフェチに舐めまわすように見られる女性。


宇崎ちゃん献血ポスターで得するのは公共の場でおっぱいを見たい人。損するのはおっぱいは見ていいと勘違いした馬鹿にジロジロ見られる女性。