雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

キモいはなぜ傷つくのか

これは二点あって、主語が「おまえ」だからというのと、あと女性からの明確な拒絶を伝えるほぼ唯一の言葉だから。
つまり男性様どんだけ甘やかされてんのって話。

「嫌い」は「私が嫌い」なので言ったがわの感想。「気持ち悪い」もまだギリ「私が気持ち悪い」なんだけど「キモい」は誤魔化しようがなく「おまえがキモい」で、言ったがわでなく言われたがわの問題になる。
頼んでもないのにかってにキモいかキモくないか判定されてしまう。キモいというのは「おまえの価値は私が一方的に決める」ということで、出荷される豚に等級をつけるかのように判定されてしまう。

で、これを「エロい」を守ろうと日夜奮闘してらっしゃる側が傷ついたーー!とこ言い出すってのがもう、面の皮がすごい。
結局キモいはエロいのミラーになってて、他人に豚みたいに等級づけされることに対する怒りというのを連中ははじめて体験してる。

てのがひとつ。


あともう1つ、なんか男性様の自己肯定感ヤバいらしい。嫌とか嫌いとかですら「この女は俺に気がある俺と寝たいに違いない」に超変換される。認知の歪んだ彼らに女性の拒絶は一切届かない。つまり彼らの中で女性は俺様を無限によしよししてくれるオッパイになってる。
で、そんな歪んだ男性に唯一理解できる拒絶が「キモい」。そりゃこれまでなんでも受け入れてくれた理想のオッパイに拒絶されたらアイデンティティクライシスよな。






たぶんこれ「エロい」のねじれ、「俺の脳がエロい」を「おまえの体がエロい(だから俺が発情するのはおまえのせい)」に変換するあたりから歪みが発生してるやつだと思う。
男性を発情させる女性が悪いって聖書にも書いてある。ここをそろそろ解体する時期が来たということでは。誰も得しないよこれ。