男女で能力に差があるのか無いのか問題がにわかに再燃していたので書く。100％偏見です。半径3mしか見ていません。
まず、人類の9割は私より頭が悪いので、男の方が優れているｷﾘｯされても…毎日プライドだけ肥大した幼稚園児の相手をしているこちらとしては……なんというか、膝から崩れ落ちる気分というか…………
いやミクロとマクロを混同してはいけないけど。でも気持ちとしてはさぁ…
後進の育成なんかもだいぶやってきた結論としては、人類には攻撃的で闘争心が高くて体力があるタイプと、融和的で勝利より平和を目指して体力少なめ、という2つの方向性があるのはおおまかには合っている気がする。そしてその性質別に育成方法を変えるのは有効。しかし現状では攻撃的タイプ向けの教育しか無いので融和的なタイプは勝利を掴めない不公平があるので是正すべき。
また、確かにマクロでは攻撃的タイプは男性が多く融和的タイプは女性が多い。しかしこれを根拠に男女別教育をするのは不幸の根源となる。
もしも男女別クラスを作ったら、男性クラスの40％は融和的男性、女性クラスの40％も攻撃的女性となる。つまり人類の40％が適正な教育を受けられない。これは少数派と切り捨てるにはあまりに大きい。
という体感がある。
現状では「女性的」思考の男性と「男性的」思考の女性は適切な教育を受けられず割を食っている。
また、出世するには現状男性的性質のほうが有利ではあるがそれは常に追い立てられているのと同義なので必ずしも幸せとは限らない。
現状の男性に適応したシステムを多様化し、女性的性質の人が性質をねじ曲げられずのびのびと勉強や仕事をできる環境を作る必要がある。
そのためには、あまりに普遍化して当たり前になっている男性的社会をまず自覚する必要がある。
私個人の話をすると、男性と勝負事をする時に、勝負に対する向き合い方というか全力投球の仕方というかそういうもので壁を感じることがある。
「もう少し頑張れば勝てるかもだけど明日筋肉痛になりそう」のような時に私は勝ちに行くことができない。私にとっては今日の勝ちより明日の筋肉痛のほうが優先順位が高い。
また、仲間を裏切るムーブができない。ここで裏切って勝っても次の試合で信頼関係が崩れて勝てないほうが嫌。そして敵を裏切ることもできない。敵と言ってもビジネス上対立しているだけの相手に下手に勝って反感を買うより負けてあげていい気分にさせておいたほうがよい。
つまり私は勝ち負けよりも信頼関係の中でビジネスをして結果を出してきた。これは極めて女性的な選択だと思う。
また、勉強においてもひたすら毎日こつこつこつこつこつこつ積み重ねていく手法をとる。女性は生理があるから不利と言われるが、体が動けない時期こそ思索の時期となる。ひたすら頭の中で情報をこねまわし形作る。体力が無いからこそ動く前にひたすら考える。
なので試験や試合などの近代的仕組みとは相性が悪い。日程が決まっているから体調の波と相談できない、かつ数時間から数十時間休み無しで戦うと短期的な体力差で負ける。そもそも一時的な勝ちに価値を見いだせない。将棋やチェスで女性が弱い一因だと思う。（実際、この仕組みが緩めな麻雀やポーカーは女性もわりと強い）しかし試験の仕組みを変えることは無理なので男性的フィールドで戦うしかないが少なくとも不利であることを自覚できれば対策もとれる。
また、女性的タイプの場合はモチベーション維持に気を使う必要がある。
勝った、倒せた、俺のが偉い、という現状用意されているトロフィーでは動機にならずむしろ忌避の要因となる。
幸せになれた、大切な人が笑顔になった、今日も善き事に取り組めた、世界の平和に貢献できた、どこかの誰かとともに手を取りなごやかに事を進められた、のようなモチベーションが必要。
これは女の子のほうが守られているという後天的な要因もあると思う。
男の子は勝たなければ生きていけない。心情的にいつも崖っぷちにいる。だから心理なら容易に窮鼠状態になり勝ちに異常にこだわり闘争心が煽り立てられる。私も生存に必死だったころは勝ちが全てだったし男性と同等の立場で全力でもって闘争していたし甘ったるいボウヤなどに比べればよほど「男性」だったと思う。だから男女差の問題に取り組むためには男の子の傷つきに向き合う必要がある。
男性が攻撃的で理系でオッパイ大好きでちんちんに逆らえない性欲駆動の暴力団員、のようなのはたぶん後天的な経験からくるトラウマ的ななにかの要因が大きいと私としては思っている。
これは公家系や旧華族系の方々との交流で思ったのだけど、男の子でもきちんと育てればかなり道理の通じる大人になる。あのクラスタの男性的攻撃性の無さはわりとすごい。人間のオスってこんな賢いんだ？！となった。そういう遺伝子なのではとも思うけどあの辺わりと血統がいいかげんなので氏より育ち。
なので男女差を論ずる前に男の子がどれだけ煽られ攻撃され崖っぷちで育てられるかのほうを考え、現状当たり前とされている攻撃性の異常さに気づくとこからだと思う。
