子のトラブルというかトラブルというほどのことでは無い些事でいろいろめんどくさいのでマトモな親子を演じたけど精神汚染されそう
まず口癖は「あなたのためを思って」「普通に学校行って！」「どうして他の子みたいにちゃんとやれないの」 もちろん弁当は毎日母の手作り制服もアイロンがけしてハンカチティッシュも持たせ体育着や上履きも漂白していつも真っ白に。そして子が今どんな本を読みどんな動画をみているのか把握(本人と共同で嘘設定を作った)なんなら勝手に部屋掃除とかする(という設定) いや普通に冷凍食品詰めただけだし制服は毎週クリーニング出しただけだが。できれば体育着と上履きは新調したかったが子の反対にあってできなかったのでしかたなくコインランドリーに行った。業務用洗濯機の性能すごかった欲しい(100万くらいするらしい)
あまりに迫真の演技で子に若干引かれた。どうだ年の功母は伊達に歳食ってないぞ
私としては思いつく限り最高のキモさを演出したし自分でも驚くほどキモく仕上がったと思うのだけど、世間の基準としてはこれが普通なのよな。。
子のものは母のもの。母のものは子のもの。自他境界が侵食しすぎている。子を独り立ちさせる気が無いのか。 だからみんな大人になってもずっと実家を引きずり続けるのか。演じてみて初めてわかった。子のものは母のもの。社会的地位もステイタスも成功も母のもの。母のものは子のもの。料理も洗濯も学校の用意も体育着のシミ抜きも学費も養育費も子の当然の権利。
これやると聞き手の共感度合いがすごくて気持ち悪かった。私が発言する度に場の空気がキモい方向に染まっていく。そうよねやはりそうなのよね子は母のもの母は子のもの 服装、髪型、化粧、使ってるシャンプーリンスから文房具に至るまで「子として」「母として」ふさわしいものを。身につけるもの部屋にあるもの目にはいるもの全てが役割に汚染されている。
いいじゃんか子が何してたって私関係ないし。
子なりに将来考えて夢があっていろんな人に相談してリスクヘッジもしっかりやったうえで行動したいなんてすごいじゃん。
てかリスクヘッジすごいな？！ここまでしっかりした石橋を建造するの大人でもなかなか難しい。ましてや計画性のなさに関しては右に出るものがいないと自負する私の子なのにな？ 子のやることが成功するかどうかは分からないが、仮に最悪の大失敗に終わってもこれだけ実績が積めるのならプラマイでギリギリプラスになる。よくもまぁこんな堅実な方法を考えついたもんだ。
ただこれ、どこまで書いても子供に夢見ちゃったステージママや中学生YouTuberの父だな。他人が心配になるのもわかる。私も心配はとてもある。
でもまず話をきちんと聞け。できるわけないｱｰｱｰｷｺｴﾅｲしてないで聞け。分かろうとしろせめてフリだけでもしろ。その後で反対するのはわかる。いくら万全の体制とはいえ茨の道には変わりない。正直私も反対したい気持ちはある。だがそれもこれもまず話を聞いてからだプロのくせにｷｺｴﾅｲしてるんじゃないみっともない。
ということは、話を聞く素振りをみせてから意見を述べれば簡単に懐に入ってしまえる。自分の専門分野でないことだったら信頼できそうな人を信頼するしかなく、信頼はこんなにも簡単に偽装できてしまう。
なるほどこうやって私は悪徳業者として偽の信頼を勝ち得てきたのだなという学びがあった。ととにかく世の中話を聞かなさすぎる。
