雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

女性が生きるのがハードモードすぎる

前回セクハラにあったことを書いたのだけど、あれのきっかけは知らないうちに奢られていたことだった。懇親会に参加して参加費を払おうとしたらキモオヤジが知らないうちに私の分も支払っていたらしく仕方なくキモオヤジに払おうとしたら「いいからいいから、次あった時におごってよ」とか言われて受け取ってもらえず、しょうがねぇじゃあ帰るかとなったときに男性の集団に囲まれて「奢られたんだから2次会につきあえ」と言われて周りの男性も「そうだよちょっとくらいいいじゃないか」「驕られたんだから」「いてくれるだけでいいからさ」とか口々に言ってきた。

たぶんこの時点で万札ぶちまけて帰るべきだったんだろうけど、それができなかった。

 

それが起こったのがさほど治安の良くない繁華街で、よく知らない男性に囲まれて、ここで断ったら最悪激高した男たちに路地裏に連れ込まれて輪姦される可能性もゼロではない状況だった。

 

繁華街といっても別に歌舞伎町とか今成のような危ない場所ではなくて普通の大通りで時間も早くて、たぶん男性側としては若いオンナノコがいたほうが華やかになってうれしいな、というくらいの軽い気持ちだったのだろうと思う。断ったって別に何もなかっただろう。だけど性犯罪にあってしまった女性に対して平然とセカンドレイプが発生する現状では警戒せざるをえない。だって起こってしまったら傷つくのは私だもの。

車は赤信号で必ず止まるし、止まらなかった車に轢かれたら歩行者は完全に無罪。通りすがりに何の脈絡もなく殴られても被害者は完全に無罪。誰にも責められない。だから我々は安心して街をあるけるのだけど、女性に対する性犯罪は被害者が悪いことにされる。女性はひき逃げされたり通り魔に殺されても誰にも守ってもらえないどころか被害者が加害者扱いされるディストピアに生きている。安全大国ニッポンにお住まいの上級市民様である男性とは住んでいる世界が違いすぎるのだ。

 

 

 

あと、奢ることとセックス含むサービスが等価交換になっている野蛮な世界観の存在をすっかり忘れて無警戒だったのも反省点だ。なんで被害者の立場である私が反省しなければいけないか意味が分からないけど。

この飽食のご時世、たった一回食事代を支払っただけで相手をどうにかできるという発想が私には全くなかった。私はいつも気楽に奢るし奢られるけどそれはインドでいうバクシーシみたいなもので見返りを期待していないし要求されたこともない。奢る際には「楽しい時間をありがとう。この奢りによってあなたに何かを要求することはありません」みたいなことを明言するのが普通だと思っているし、たかが一食払った程度で何かを要求してきたなんていう不名誉な噂を流されないためにも奢った側はいっそう公平に務めるのが普通。

だから奢るというのはむしろ「あなたに理不尽な要求をする気はありません」というメッセージとして使っている。

 

でも今回私はたった3000円の食事代と引き換えに同意の確認も無しに数時間コンパニオンとしての業務を強要されたわけで、なにそれその発想斬新すぎる。そんなに飢えているように見えたのだろうか。

逆に、これだけ理不尽な要求をして相手に恐怖を感じさせながらでしか女性と関係を持てないって男性側にとってもデメリット大きすぎないか。いや彼らにとって女性は食材に過ぎないのだから食材が屠殺されるときの恐怖なんていちいち考えないのだろうか。いまさらだけどやはり女性は社会的弱者なのだな。

もうやだ一生象牙の塔に閉じこもってたい。。。