雑記帳

リベラルでもフェミでもないただの愚痴

アスペルガーとADHDのワガママの違いをど素人が考えてみた

ど素人です。思ったことを書きます。

 

発達障害だか人格障害だか、とにかくなんかめんどくさそうな人というのは

 

たとえば二人でケーキを食べていたとき

A「あなたのケーキ一口ちょうだい」

B「あなたのケーキも一口ちょうだい」

A「えっヤダ」

 

みたいな感じのことがわりとあって、でもその原因がそれぞれあってそれぞれに対処法が違うのではないかという仮説です。ちなみに私もよくAみたいなことをやらかします。ごめん。

 

おそらく、上記のようなことが起こった場合「Aは身勝手で他人を踏みつけにするひどいやつ」というような解釈をされてぼこぼこに叩かれるんですけども必ずしも身勝手が原因でそういう態度になるわけではなく、ぼこぼこに叩かれても本人は何が悪いか分からず矯正できず恨みを募らせるという負のループに突入することが多いので、いや正直Aみたいな人なんて矯正させて差し上げる義理はないので放っておけばいいのですがせっかく考えてみたので記録しておく。

 

Aみたいな態度になる本質的な理由としてAの脳の特性、つまり発達障害がある気がする。そしてその上にこじらせまくった二次障害が乗っかって訳の分からないとにかくむかつくやつが爆誕する仮説。

 

まずは本来の特性を考えてみます。

アスペルガーの「えっヤダ」

ここではアスペルガーというのは一度インストールされた自分ルールを変更できない人、という定義で話を進めます。

その場合、Aは「このケーキは私のものである」というルールを変更できない事態が発生すると「えっヤダ」になると考えられます。そうなった場合の対処法としては、この世には予測不可能なものもある、一度決まったルールでも変更されることがありうるということを学習するというものになりそうです。

 

 

ADHDの「えっヤダ」

ここではADHDは時間の繋がりがよくわかってない人、という定義で話を進めます。

その場合、Aの中では

A「そのケーキ一口ちょうだい」

B「あなたのケーキも一口ちょうだい」

の関連が分かってない。Aの中では「そのケーキ一口ちょうだい」「いいよ/やだよ」で会話が完結しており、それに続くBの「あなたのケーキも一口ちょうだい」という言葉が自分が発した「そのケーキ一口ちょうだい」と関連するのだというのが分からない。

Aの視点ではまるでBが突然「私はおまえのケーキを一口食べる当然の権利がある」と主張しだしたような感じがする。なので「えっヤダ」というのは拒否というより疑問で、「なんで?私のケーキなのになぜあなたにあげないといけないの???」という気持ち。

この場合、Aは別にケチで「ヤダ」と言っているわけではなく、本気で理由がわからないだけなので、たぶんBが「そのケーキ一口ちょうだい」と言えばAは「いいよ/やだよ」で答える。Aが特別空腹だとか絶対にケーキを独り占めしたい理由があるとかでない限り「いいよ」と答えると思う。

すまんやで…

いつもは突拍子もない要求(と私には感じるもの)を突きつけられた時はきっと私が関連を見落としているのだという前提で前後の文脈を思い出そうと努力しているけど疲れているときやぼんやりしているときはとっさに「えっヤダ」となりがち。

 

多分自分ルールを改変できて、前後のつながりもわかる、いわゆる定型発達の人というのはこのような理屈がわからないので悪意の「えっヤダ」しか思い当たらないのかもしれないです。

じゃあASやADHDが全て上記のような勘違いによる「えっヤダ」しか言わないピュアな人かというと全然そんなことなくて、時としてものすごい悪意と攻撃性でもって「えっヤダ」に至る、というのが次の話です。

 

ASのなんかよくわからないこだわりと攻撃性

自分ルールが変更できないことに由来する「えっヤダ」であれば普通に「ヤダ」と表明すればいいだけでそこに攻撃性とかいらない気がする。なのにアスペルガーの人はルールを変えることにやたら攻撃してくる。あれなんなの。ほんとなんなの。この世には予測不可能なものがある、とか、他人の気持ちは予測不可能である、とか、そういうこと自体が許せない!と怒り出す。なんなの。。。

知能のひくめな自閉症スペクトラムの人や重度のアスペルガーの人のこだわり行動とかパニックとかはなんかわかる気がするんだ。牛とか馬とかと同じで見慣れないものに対応できない感じで、あくまで自分の中で完結している。牛や馬は見慣れないものを見ると大暴れするけど「ここにこんなものを置くなんて許せない!こんなものを置く奴は非常識だ!!」とか言わない。

でもなんか、他人が操作することが目的になっているというか、他人が思い通りに動かないなんてひどい!この世の全てが私の思い通りにならないなんて恐ろしくて仕方ない!みたいなのがよく分からない。「僕は学校に行こうとしたのに、ママが邪魔するから不登校になった」みたいなやつ。じゃあ、ということでママが僕を完全無視したら「僕は学校に行こうとしたのに、ママが世話してくれないから不登校になった」と言い出すやつ。どうしろと。いったい何がどうなったらそういう結論ができあがるんだ。

発達障害は育て方の問題、と言いたくなる気持ちはよく分かる。育て方以外でどうしてこんなのができあがるのか想像できない。そして確かに育て方によって後天的に他責思考になることは多そう。ふんぞりかえってモラハラしてる老害の大半は後天的なものじゃないか。でもそれとは別に生まれつき底意地が悪くて3歳くらいからすでに頭角を現すやつっているよね。あれなんなの。

 

後天的だか先天的だかその両方だかわからないけど、他責思考の人はけっこういる。自粛警察とか。女をあてがえKKOとか。延命至上主義とか。

そういう人に共通しているのが、自分が何を要求しているか自分でも理解していない、ということだと思う。女をあてがえと言うけれどもし現実に女をあてがう社会ができあがっても若くて美人で性格もよい子はどう考えてもKKOには回ってこないというのが分からない。むしろなぜ自分がなぜ女を求めているのか男じゃだめなのかなぜまんこがくっついているというだけでそれだけ夢を見れるのか、というのが自分で分かっていない。彼らの最大の問題は自分が何を求めているのか自覚できないこと、なのだろうということはだんだん分かってきた。

でもそこから先、今のところ私は彼らに「自分が何を求めているか考えろ」と言うしかない。能力がないのに能力を要求しても解決にならない気がするけど、それ以外に彼らが救われる道を私は知らない。どうすればいいのか今後も考えていきたい。

 

 

ADHDのなんだかよくわからない攻撃性

こっちも面倒だけど、私にとってはこちらのほうがまだ理解できる。

ASの人が「それは正しくない」という怒りかたをするのに対して、ADHDの人は「そんなのひどい」という怒り方をする気がする。

ASの人は「世間であったり常識であったり、なにかこの世の全てを規定する絶対のルールが存在していてそれに反している」と考える。実際には絶対のルールなんてのはASの人の頭の中にしか存在しないわけだけども。ケーキの例であれば「私は世間のルールに従っているのにBは従っていないBは常識が無いBは悪い奴だ」となる。

ADHDの人の頭のなかには「自分も自分以外も全ての人が従うべきルール」のようなものは存在しない。各自の好き勝手な行動の集合体が社会だと思っている。その中で「私はこんなひどいめにあった」と主張する。ケーキの例であれば「私は何もしていないのにBは理由もなく突然ケーキを奪っていったひどい」となる。というかもっと突き詰めれば「私は何もしていないのにケーキが減った悲しい」となる。Bがケーキを食べたからケーキが減ったという因果すら理解しない。この気持ち、私はめちゃくちゃよく分かる。もっと重度になると自分がケーキを食べたこととケーキが減ったことの因果関係も分からなくなる。そうなったADHDの世界観としては、理由なく意味の分からないものが目の前に現れたり消えたりして、自分が好きなものとか大事にしたい物でも理由なく突然壊れたり消えたりする予測不可能なものになる。目隠ししてジェットコースターに乗っているみたいな。わかる。すごくよくわかる。

でもここまで関連性が消失していると逆になにがなんだかわからないので怒ることも無くなる。怒るというのは期待しているということで、「ケーキは理由なく減らないはずなのに減った」から怒れるのであって全てが特に理由もなく増えたり減ったりするのがあたりまえであれば怒る理由がない。中途半端に関連性が消失したときが一番怒りだす気がする。

 

これに関してはとにかくADHDの足りない頭では処理できないほどの情報があることが問題なので、周りも自分も要求水準を下げてADHDはそういうしょーもない奴、というのを自分も周りも理解すると全員幸せになると思う。ASに比べてそんな難しくはない気がする。

 

 

過去のフラッシュバックによるこじらせ

ADHDであれASであれ他の理由であれ、できないものはしょうがないのにがんばって適応しようとするととてつもなくめんどくさいことになる。たぶん二次障害とか言われているやつ。もううざすぎて思い出すのも嫌なので書かないけどとにかくめんどくさい。そういうのを生まないためにも、しょーもなさ、どうしようもなさ、というのを許容できる仕組みを作らなければいけないと思う。

ADHDに関しては世の中の要求水準を下げるというか、ハイコンテクストすぎるガラパゴスを解放してグローバルにするだけでだいぶ楽になるというのがわかってきたのだけどアスペルガーはどうすればいいのかを今後考えていきたい。